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極北クレイマー2008
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極北クレイマー2008の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 41~56 3/3ページ
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また医療問題の提起があり読み応えがあると同時に小説としても おもしろかったです。 磁場が狂った場所としての設定が面白い。 キャラクターも非常にユニークでワールド炸裂で お薦めです。 | ||||
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バチスタといえば今や心臓外科バチスタ先生よりも海堂氏のことが真っ先にあがるであろう。それくらいインパクトがある作品でした。その後の一連の作品は医療問題をうまく盛り込みながら連載フィクション小説として完成された感があります。しかしながら最近の作品は登場人物の思いや発言に自分の医療に対する主張を写し込み過ぎているのではないでしょうか?文脈を介さなければ論説文のようです。 今回は作品の結末も今ひとつしっくりしませんでした。 | ||||
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これまでの著者の作品と同様、謎解きの面白さと、医療問題への鋭い指摘 を が期待して読みましたが、産婦人科の医療事故逮捕・地方自治体の破綻と市民病院の惨状・医療業務機能評価機構の問題 と取り上げたテーマが多すぎるのか、切れ味の鋭さに欠けるように思えた。 他作品のストーリーとのからみ とかもちょっと中途半端な気もして。(忘れちゃってる分もある) 登場人物の愛すべきキャラは健在で、最終章に語られる「地獄の逸話」のくだりが印象的だったので3点にしました。 | ||||
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確かに海堂さんが書かれているのは現場からの実直な意見であり、医師から見た現状なんだと思います。 前作、『イノセント・ゲリラの祝祭』も、そうでしたよね。 『チーム・バチスタの栄光』『ナイチンゲールの沈黙』『ジェネラル・ルージュの凱旋』『ブラックペアン1988』までのミステリー色の濃い作品が私は好きでした。 この作品、まず今坂のキャラクターが伝わりにくい。 姫宮が出てきてピオ退治するシーンは、なかなか面白く、彼女の大活躍に大満足だったのですが、それも尻つぼみで撤退。 腐敗した市民病院の現状はリアルに描かれているのですが、三枝医師の逮捕、病院再建への解決策が見出されないまま話自体も尻つぼみで中途半端。 最後に救世主として現れた世良先生。 こんなキャラでした? それにこれがこの物語の結末だとしたら、お粗末すぎ…。 不完全燃焼のまま終わった感じです。 いつもの通り、あちらで見かけた人、こちらで見かけた人が登場します。 でも、この作品ぐらいから、なんだかそれさえしていればファンは読んでくれるだろう、満足してくれるだろうといった感じがしてしまいました。 とても残念です。 作者の思いと、読者の思いがすれ違ってしまっているのでしょうか。 | ||||
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面白いと思います。姫宮のキャラクターも立ってきたし・・・ただ、シリーズ全部読まなきゃ、面白くないと思います。 | ||||
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週刊朝日に2008年1月から12月まで連載された小説(非ミステリー)。 崩壊する地方自治体小規模病院(夕張市立病院がモデル)の実態を背景に、 産科医療訴訟(福島県大野病院事件がモデル)が描かれています。 働く意欲に欠ける病院職員、医療を理解しない自治体職員、医師に手錠をかける警察・司法。 テーマは重く厳しいですが、おなじみ姫宮の登場場面ではユーモアありで楽しく、一気に読めました。 (なぜこの病院が臨床研修病院に指定されているのかは疑問ですが…) | ||||
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ファンの方のレビューでは涙物の作品の様ですが、以外の方には読むに値しません。 半分までは問題が発生し解決の兆しが見え、なんとなく解決しテンポ良く進みますが、後半は尻窄み作品特有の恐怖が襲います。このページ数で全ての問題を解決出来る訳が無いと確信した時、心の底から怒りが混み上げてきて、そのまま終ります。本当に中途半端です。後半は内容と残りページを必ず比較するはずです。400ページ以上読ませておいてコレかよと思わずにはいられません。 個性有る登場人物の面々の活躍や変化、日本が抱える地方医療の問題、中央が絶対的な世の中の提示等、読み応えのある部分も確にあります。しかし何も解決しないで終る後半は、ファン以外の方には本当に涙ものです。物凄い脱力感が襲います。又悪役の女と監察医が登場すると、一気に作品としてのレベルが下がります。狙いすぎで狙いを外しているB級ドラマの様で、かなりクールダウンします。最後の救世主の登場も、ファンの方には悲鳴物の様ですが、以外の方には共感度ゼロで時既に遅しといった感じです。 海堂作品を一つ読んだだけで何が分かるんだとファンの方は言われるでしょうが、ファン以外の人間の率直な意見です。 | ||||
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今回のテーマは『どうなる地域医療』です。 とても共感出来る場面が多い作品でした。 財政難に陥った病院。 ギリギリまで削減された人件費。 運営できているのが不思議なくらい、少ない医者数。 そんな中でもおきる、小さな小さな派閥争いがどれだけ人の神経をすり減らすか! 『ジーン・ワルツ』『イノセント・ゲリラ』で触れていた三枝先生が地域医療と司法制度により総てを踏みにじられるシーンは、悔しくてたまりませんでした。 | ||||
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同じ登場人物が出て来るので一冊をよみながら他の本も読み返すという何度でも楽しめる作りになっております。この本も。医療制度の批判はどなたかもおっしゃっておりましたがまだまだ甘い。現場はもっともっと疲れきっております。独りよがりな官僚政治家の愚策のおかげで。 | ||||
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本当に現在の医療問題を面白く書いているので、あっという間に読めました。ただ、結構笑えないですよね。特に医療関係者は、ふと、自分の病院の身の回りを見渡したくなるのではないでしょうか? 今そこにある危機といった感じですね。残念なのは、中途半端な終わり方なので、著者もこれからについての展望についてはまだなのでしょうか、続編を期待します。 | ||||
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イノセント・ゲリラの祝祭を読んだ時は、 とうとう海堂さんは自分の言いたいことだけを言って小説家としてつまらなくなったかと思ったが、 本作では読んでいて続きが気になり、ついつい夜更かしして読んでしまった。 もちろん本作も著者が訴えたい医療問題(地域医療、産科医療)を扱っている。 小説家として、多くの一般市民に医療問題を訴えかけたいのであるならば、 ミステリーだろうがなんだろうがジャンルは問わないが、エンターテイメントとしての小説の中で訴えてほしい。 小説としておもしろくかつ医療問題に興味を持たさせるというのが最高なんだと思う。 本作では姫宮、世良、速水といった面々が登場しているが、 なんといっても驚きは螺鈿迷宮のあのキャラクタがここでやっと出てきたことだと思う。 | ||||
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財政逼迫状態の北海道極北市にある極北市営病院に臨時職員として派遣された 外科医今坂(あだ名はプーさん)。派遣された病院は、人間関係といい財政状態と言い患者への対応と言い、お産事故等あらゆる面で問題が多い病院であった。派遣医師姫宮の協力のもと改善しようと努めるのだが…。 ☆面白いという面からすると面白みは前作等から比べると薄い作品だと思う。その反面で現在の医療の在り方、病院の存続問題や産科医問題等の事がとても巧く問題提起されていると思った。今後、本当に現在の医療問題はどのようになって 行くのだろうかと改めて考えさせられた。 そしてこのシリーズの面白さの1つと言えば…。前作の中に出て来た人間関係の繋がりを探すこと。今回もうまく絡んでいる。 そしてあの濃いキャラ姫宮がまた東城する。いかにシリアスな場面でもいつの間にやら姫宮のペースになってしまうのだからすごい…。 このシリーズ、次回はどのように展開して行くのだろうか? | ||||
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「日本全国各地で起きている地域医療の破綻を救えるのは誰か?」という予告のアオリに惹かれて予約して買いました。 「ダメ市役所」と「ダメ公立病院」の描写は大変リアルで面白可笑しく大いに楽しみましたが、肝心の「クレイマー」が描かれていない、と感じました。 そもそも「極北クレイマー」というタイトルの「クレイマー」は、「要求ばかりして自らは動こうとしない」患者・市民のことを言っているのですが、その部分の描写が十分ではない。市立病院の「ダメっぷり」が面白すぎて、本来の趣旨であるそっちには紙数が足りなかったのかな?「クレイマー」とまでいうんだったらせめて「タクシー代わりに救急車利用」とか、夜間救急に来て「いやぁ夜の方がすいてるもんね」という患者とか、それくらいの「コンビニ医療」の実態を描く必要があったと思います。 人間喜劇としてはとても面白いのですが、地域医療崩壊という社会問題に対する問題提起としては迫力不足と感じました。 | ||||
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今中先生は、ちょっと田口先生に似ていますね。ヘタレです。流されています。 世良先生、お久しぶりです。どうやって病院を再生させるのですか?続きが読みたいです。 | ||||
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「北」での出来事のプロローグでしかないのでは?ブラックペアンの世羅先生、ジーンワルツの清川先生が登場したところで、終わってますけど、そりゃないでしょ? | ||||
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財政再建団体となった夕張市と、福島県大野市民病院をモデルにした作品。善意で献身的な産婦人科医が逮捕されて、地域医療と産婦人科医療が崩壊していくさまは、フィクションではあるがかなりリアル。骨太なテーマながら、重く感じさせない筆致は、さすが海堂さん。ファン必読の1冊です。 | ||||
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