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イデアの影-The shadow of Ideas



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イデアの影-The shadow of Ideasの評価: 4.20/5点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

思考・学習過程が描かれる

文体の特性として、無知な人間が描かれることが多い作家。
今回は若くして名家に嫁いだ女性が主人公。
メランコリックな世界が描かれる。
強く共感する女性は少なくないだろう。
イデアの影-The shadow of Ideas (中公文庫)Amazon書評・レビュー:イデアの影-The shadow of Ideas (中公文庫)より
4122066654
No.1:
(3pt)

饅頭は食べたのだろうか。

人が多く死ぬ物語だ。森博嗣執筆史上最大ではないか。数えたことはないが。最初は、彼女の周りの人物が死ぬのだと思っていたが、読み進めていくと、それは彼女の影が感じているだけで、実は全て彼女が殺しているのだろうと思い始め、恐ろしく感じた。
 影の物語なのだが、タカヤナギ先生からもらった饅頭だけが、唯一、影が実像っぽく振る舞ったところだろうか。
 全編、谷崎風なのだが、Wシリーズの非有機性と言うか、ロボット稼働性みたいなものと重なる部分を感じ、森さんは、こう言うのは書けるな、と妙に納得する物語である。
 解説を読まない方が、森さんの世界観を失わないと思う(読んで後悔した)。
イデアの影-The shadow of Ideas (中公文庫)Amazon書評・レビュー:イデアの影-The shadow of Ideas (中公文庫)より
4122066654

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