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イデアの影-The shadow of Ideas
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イデアの影-The shadow of Ideasの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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文体の特性として、無知な人間が描かれることが多い作家。 今回は若くして名家に嫁いだ女性が主人公。 メランコリックな世界が描かれる。 強く共感する女性は少なくないだろう。 | ||||
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こんなお話しも書かれるのですね。 夢中になって、一気に読んでしまいました。 主人公の刹那的な人格が、まるで少女漫画を読んでいるかのように描かれていました。 今、まだ彼女が自分に乗り移っているかのような余韻があります。 違う世界に誘ってくださいましてありがとうございました。 | ||||
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目に見えないものを描けるのが小説の強みであると思うが、森博嗣はその点が特に卓越している もともと、彼の小説は、ネジが二本三本はずれたキャラに平気で視点が固定される 飛んでいるのだが、意識の流れのデッサン力が高いので違和感なく没入できる。そこに感じる自由な精神が彼の文体の魅力と言えるだろう 本作では、人が狂っていく様を、その筆力で描き出していくのだから、たまらなかった それは、しゅんしゅんと沸き上がる炎ではなく、真っ白な部屋の中で、静かに佇立しているような狂気である ホラーという、不安感情に焦点を当てているジャンルも、ものごとや感情の淡いを描ける著者と相性がいいことにも気がついた 私は読み進めるうちに、本作に、二人称小説のような読み味を感じた。というか、途中まで三人称だと気づかなかった自分に驚いた。 そして語りかけていたのは、たぶん神さまだったのだと思う イデアの影は、神さまとしての三人称ではなく、神さまが物語る二人称小説なのだ だから、この作品は美しいのではないだろうか | ||||
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人が多く死ぬ物語だ。森博嗣執筆史上最大ではないか。数えたことはないが。最初は、彼女の周りの人物が死ぬのだと思っていたが、読み進めていくと、それは彼女の影が感じているだけで、実は全て彼女が殺しているのだろうと思い始め、恐ろしく感じた。 影の物語なのだが、タカヤナギ先生からもらった饅頭だけが、唯一、影が実像っぽく振る舞ったところだろうか。 全編、谷崎風なのだが、Wシリーズの非有機性と言うか、ロボット稼働性みたいなものと重なる部分を感じ、森さんは、こう言うのは書けるな、と妙に納得する物語である。 解説を読まない方が、森さんの世界観を失わないと思う(読んで後悔した)。 | ||||
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女性が魅力的に書かれている。その女性は最後には死んでしまう。幻想的で物憂げな物語。 | ||||
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