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掟上今日子の乗車券
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掟上今日子の乗車券の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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西尾作品の中では本当に中身が無いシリーズであるが、今回もお約束通り、というか、 お約束以上のスカスカの内容である。 いよいよ「何を覚えているのかはその時々で変わる」とまできた。 恐らく作者は忘却探偵シリーズを通して、ある実験を行っているのではないかと勘繰りたくなる。 余りにも内容が無いので、読後1日経ったらこのシリーズを読んだことを読者は忘れてしまう。 忘却探偵ならず、「忘却読者」に読者をすることを狙っているのではないか。 だから、購入したら1日で読み切ってしまう方がいい。 翌日には購入したことすら忘れているかもしれない。 ん?待てよ。 忘却読者になるなら、逆にこの本を読んだことを忘れ、毎日読むことができるのか。 このシリーズを読んだ読者は寝る前に「私は忘却読者。掟紙今日子の○○は既に読んだ」 と腕にマジック書きする必要があるかもしれない。 そうそう、左右3席ずつあるバスというのは日本には無いと思うが。 2席ずつか、通路2本の独立3席 新幹線ですら2席・3席シート。 ちょっと杜撰な設定。 ま、それも西尾作品なんだろう。 | ||||
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語り部は珍しく置手紙探偵事務所唯一の従業員にして、警備主任の親切守君です。 上司である掟上今日子と共に、営業と称する旅に出て、行く先々で軽い謎解きをするという展開です。 親切君はやはり今日子さんの奴隷…もとい「大事な宝」だったんですね。 エピローグは次回作の序章となるエピソードにつながっているようで厄介君が登場します。 親切君目線から語られる厄介君の印象ってこうも変わるんだと思いました(冤罪体質である所以が垣間見えます)。 前作とは違い、今作は少し趣向は変えているものの「らしい」作品だったかなという印象です。 次回作にも期待が持てます。 | ||||
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乗車券は全部で5枚。まずは今や絶滅危惧種たる寝台電車に始まり、山麓のオーベルジュに宿をとり、はたまたおんぼろ高速艇で島に渡り、なんやかやあって口先一つで水上飛行機の機上の人となって、最後は巨大な高速バスにゆられて御帰還という日本国内を巡業ならぬ営業旅行を観光、いや敢行した掟上今日子と従僕、ではなく従業員の親切守氏。その間はあっちで殺人、こっちで殺人未遂と謎を解きまくって人々にその姿をさらして回ります。肝心の名探偵は憶えることは無く、憶えられていることはこれっぽちも気にせず、傍若無人に旅を楽しみます。見られることで、存在を確かにするかのように。それこそ、どこかの三つ編みメガネちゃんがこの世ならざる者たちの苗床のごとき存在だったかのように、この世ならざる者たちは見られて語られることで姿を保つように、謎を解き続けます。 一つ一つは大きな謎ではないし、読んでいて、大概は気が付くトリックですが、それを大見えを切って親切守氏に謎解きをする掟上今日子は忘却探偵ならではのハイスピードを見せつけます。 最後の一章は次の作品のプロローグですが、ここでもう一人の登場人物が、といっても毎度おなじみの冤罪青年が彼なりの謎解きを親切守氏に示します。これが結局、旅の本当の目的だったのかはさておき、何となく、クライアントも皆朱に交われば赤くなるの例えのとおりの成長をしめすのがこのシリーズの今後の展開を暗示するようです。 最後に本作を象徴する一言です。『「豚が、」×5』 ご丁寧にも5回重ねてくるとは、ご褒美でしょうか。 | ||||
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今作はメフィスト発表分のまとめですね。ですから目新しくないのは当然ですw。 ファンの方なら全部or一部は読んでいるでしょうし、友人、知人からの情報もあったのでは? それなりに面白く、スラスラ読める娯楽作品になっているのはいつも通り。未知の人も安心して買って下さい。 ミステリー、トリック性を期待する様なシリーズでもないので、そこはオオメにみてねw。 本著の一番の見どころは次回作の序曲部分でしょう。二大ヒーロー(大笑)の初めてのご対面。 O君は今作で相当性格をねじ曲げられたようで、K君は以前とはイメージ的に別人の様で、なかなか楽しめました。 新作はどの様な展開になるのでしょうか? 非常に楽しみです。 | ||||
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