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(短編集)
架空の球を追う
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架空の球を追うの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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いま一番大好きな作家である森絵都さんの短編。 この作品以前に読んできた森さんの本に比べると、僕には少し物足りなさが残りました。 読み手の感受性の問題なのだと思うのですが、ストーリーに迫力みたいなものが感じられませんでした。 もっとも、軽妙で、示唆的なのでよしと思う方もいらっしゃるとは思いますが。 | ||||
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短編小説というよりはショートストーリーをいくつか集めた作品だと思います。 短い小説の中に何かのメッセージが隠れていて、それを見つける楽しみのある作品というよりは、短い物語そのものを楽しむ作品です。 森絵都らしく読みやすい文章で、だれでもストレスなく読めると思いますが、読み終えても、もの足りなさのほうが大きかったです。 簡素な文章でメッセージを伝えることに長けている森絵都のいちファンとして今回は星を少なめに評価しました。 | ||||
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本のタイトルになっている「架空の球を追う」なんて7ページしかないし、 11編すべて完成度は高く、はずれはないんだけど、その短さゆえに読んだ後の充実感は少ないです。 “もうちょっと読みたかった”という思いがどうしてもつきまといます。 だから評価の星はあえて低くして3つ。 生活のなかでのちょっとした瞬間を切り取った短編集。 その瞬間のチョイスが素晴らしくうまく、女性ならではの視点と観点で感じるものが多かったなぁ。 なかでも秀逸なのは「パパイヤと五家宝」。 高級スーパーマーケットへ非日常のファンタジーを求めにやってきた主人公。 2000円の高級マンゴーをなんの躊躇もせずにかごの中に入れる優雅マダムが目に止まり、 彼女がかごの中に入れるものとまったく同じものを自分もどんどん入れていく。 自分が本当に食べたいと思う食品を見つけて我に返ったのだけど、最後のレジの会計の時に・・・・サイコーです! このお話に限らず、「ドバイ@建設中」も「二人姉妹」も「架空の球を追う」もラストの落とし方がうまい。 なのに・・・もったいない。こんな短い短編じゃなく、しっかりじっくり長編で読みたかったです。 | ||||
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今の森さんの目線で描かれているだろう短編集。 「銀座か、あるいは新宿か」「パパイヤと五家宝」「夏の森」「ドバイ@建設中」「あの角を過ぎたところに」女の本性が描かれた以上5作品が良かった。 一番、面白かったのは「パパイヤと五家宝」 スーパーで、他人の籠の中って気になります。 まして高級スーパーなら…。 マダムのまねをして食材を籠に入れて… 五家宝が、現実に引き戻してくれた段階で、もう大満足なのに、最後のレジのシーンは、もう最高! 短編も良いけど、この感じの中・長編を是非書いていただきたいです。 | ||||
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