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わが心のジェニファー
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わが心のジェニファーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 21~36 2/2ページ
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35歳のアメリカ人のラリー。両親は彼が生まれてすぐに離婚した為母方の祖父母に引き取られ、両親の顔も知らず海軍士官だった祖父に厳しくそして祖母に優しく育てられた。人との付き合いが苦手だった彼がジェニフーに出会いプロポーズという日。ニューヨークの5番街の店で7千ドルした指輪を手に待ち合わせ場所へと急いだ。ジェニファーは「とっておきの食事ならソバにして」と言うほど日本をこよなく愛す女性だった。あいにくの雨に水溜りに落としてしまったプレゼントを彼女は押し返し、慌てたラリーに「恋愛は対立する個性のほうが望ましいわ。だけど、結婚には価値観の共有が必要なの」「プロポーズの前に日本を見て来てほしいの」と。すぐに長期休暇を取りPCも携帯も持たず一人出発したラリー。唯一彼女との連絡は手紙。日本に着いての最初の衝撃は、空港のお尻を洗うトイレ!日本人の寛容さ・クールさ・やさしさを感じながら京都の旅館の庭の美しさと会席料理の味に涙したり、清水寺で着物姿のマコト・大阪でけったいなオーストラリア人・別府で温泉男と自称する苦行僧のようなアメリカ人の老人と出会う。台風を体験し地下街で出会った少年の母親から釧路の丹頂鶴の舞を見るように勧められる。まるで導かれるように辿り着いた先に神々しいまでの優雅な鳥と一目でそれと分かる思いもかけない人物が・・・。ジェニファーは知っていたのだ!再び魂を込めて求婚するラリー。 | ||||
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浅田次郎のキレのある語り口はどこに行ってしまったのでしょう? まるで下手な翻訳小説。 浅田さん、どうなさったのですか? 天切り松も泣いています。 | ||||
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もう長編書くのはやめた方が良いと確信させてくれた一冊。ここまで日本礼賛して恥ずかしくないのだろうか。 | ||||
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何が言いたいのかさっぱりわかりませんでした。私の読解力がないのか? | ||||
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浅田さんの作風は 独自の世界観があって 自分には合うのでイロイロ読みますが この作品はちとイケてないとゆうか ちょっとひねり過ぎとゆうか イロイロ盛りすぎて、、、 浅田さん得意の尻切れトンボの 短編でもよかったんじゃ ないでしょっか? | ||||
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最後にやられました。意外な展開に心打たれ泣けました。 日本っていい国だなぁ、とも思った。 自分の血に流れるモノと、育った環境。でも血はやっぱり、水より濃いんだな。 | ||||
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浅田先生はいつから村上春樹もどきになった。 自分探しの旅。どこか変。 たとえば、成田空港の描写は非常に微に入り細に入り書かれているのに、 新宿の描写が雑。後半でスカーツリーや通天閣を見た、ということになっているのに、ラリーは 両方とも見ていない。 また、コーヒーはGEORGIAと銘柄まで指定されているのに、トイレにはTOTOのブランドが いっさいない。実に雑。やっつけ仕事。ホテル、旅館、交通手段、食事などの表現も甘い。 村上作品にはオチがないけど、この作品にはとても陳腐なオチがある。 | ||||
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面白くなかった。こういうテレビ番組はたくさんあるし、それを見るのと 大差ない。 | ||||
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著者のユーモアがいつも通りちりばめられ、テンポよく楽しい物語の展開です。外国人目線の日本旅行もタイムリーで脛。 | ||||
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外国人目線で書かれてる日本が、とても新鮮で楽しかった。最初は楽しくてスラスラ読めたのだが、段々ラストが想像ついてきてペースダウン。5つ星とまではいかないけど、久々の楽しい作品でした。 | ||||
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Jennifer on my mindて映画がありまして,邦題は「わが心の天使」でございます.売出し中のデニーロにびっくりされること請け合いです.さてこの本ですが,手にされた方々が自らの心の天使についてそれぞれの思いを反芻なさるのではないでしょうか.わりとさらっとしてますが,そこは浅田さんです. 読後に"The gift - Tiffany Commercial 2015"の動画をご覧になると更にビックリされると思いますよ.決して読む前に観ちゃだめです. | ||||
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近所の書店に立ち寄ると、表紙の紅葉に魅せられ思わず本書を手にとった。帯には「情愛と感動の浅田文学、最高到達点」の惹句が。浅田次郎の小説はまだ2作しか読んでいないが、いずれも秀作だったので、大いに期待してこの新作を買った。だが、内容は実に薄っぺらなものと言わざるを得ない。帯の惹句が虚しい。婚約者ジェニファーに求められて日本を旅する主人公ラリー。一途にジェニファーを愛している筈なのに、行きずりの日本美人との肉欲に溺れたり、果ては求婚したりする。複雑な生い立ちに悩む繊細な青年かと思いきや、一転して軽薄な言動が飛び出すので、安心して主人公に感情移入することが出来ない。ジェニファーはこの青年の何処に惚れたのだろう。旅の途中で出会う人々も魅力的とは言い難い。温泉行脚に半生を捧げている僧侶のような外人?魅力的を通り越して奇怪ですらある。だいたい幾ら愛するフィアンセが日本贔屓だからって、命ぜられるままに一人旅をしたりするか?そもそもジェニファーはどうして日本をそこまで敬愛しているのか。言わぬが花の「衝撃のラスト」も些か陳腐である。尤も、もともとフィクションなのだから、これらの設定が不自然だって構いはしない。要は作家に、それを納得させてしまう筆力があればいいだけの話だ。残念ながら今回の浅田次郎にそれはない。やっつけ仕事の感は否めない。日本全国を巡る主人公は日本の美点に気づく度に大袈裟に感動する。近頃流行りの同趣向のテレビ番組を好む向きには、それなりに楽しめる作品ではあろう。 | ||||
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日本の美しさを再認識。最後の展開が若干物足りない感じがしました。 | ||||
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きんぴか、プリズンホテル、地下鉄に乗って、鉄道員、蒼穹の昴、天切り松闇がたり、壬生義士伝etc.etc 浅田作品にどれほど心揺さぶられ、泣いたり、笑ったりしたことか 通勤電車の中で爆笑し、あるいは号泣し、随分恥もかきました。 で、ジェニファーですが、歳をとったせいか、心静かに読み終わりました。 | ||||
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浅田次郎のファンなら読むとよろしいんじゃないでしょうか…ページ数も多いし。 | ||||
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日経に新刊の広告が掲載されたのを見てさっそく注文せずにはいられなかった。10月26日発行の本が26日に配達された。Amazonの早業か。浅田の作品は「蒼穹の昴」や「壬生義士伝」などしか知らなかったので、浅田次郎もこんな作品も書くんだ!と再認識した。 タイトルの「わが心のジェニファー」を単に「ディア・キャシー」ではなく「ジェニファー・オン・マイ・マインド」とするあたりの説明は妙に納得がいった。知らないフレーズがよく出てきて英語の勉強にもなった。 ニューヨークで日本びいきの恋人にプロポーズしたら、一度自分の眼で日本を見てきてからにしてと、保留にされたラリー。彼女のことばに従い日本を訪れてみると、それまで考えていた日本とは全く異なる日本がそこにあった。ラリーが日本の滞在先から恋人に送る手書きの手紙を綴る形でストーリーは進行していく。そしてラリーに関わった女性たちが一様に口にした「クレイン・ダンスを見よ」というメッセージを完結させるため、丹頂が渡って来る釧路へ行く。そこで意外なクライマックスを迎える。 ラリーは行く先々で日本の魅力を発見していく。そしてそれを恋人に逐一報告する。最初は祖父の影響もあってか日本を少々小馬鹿にしていたが、実際にその眼で見ると素晴らしいところが目に付く。ラリーの素直にそれを受け入れる柔軟性が好ましい。 浅田はラリーに日本良さを発見させることによって、日本の読者に日本再発見を促しているのだろう。最近はテレビでも日本の良さを見直すような番組が増えた。日本人に自信を取り戻してほしいという浅田のメッセージだと思う。こういうと直ぐにナショナリズムだと言う人やジャーナリズムがあるが、それは違うと思う。自分の国を正しく認識することこそ、世界のグローバル化に対応する方法ではないだろうか。 | ||||
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