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わが心のジェニファー



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【この小説が収録されている参考書籍】
わが心のジェニファー

わが心のジェニファーの評価: 2.89/5点 レビュー 36件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(5pt)

雪におおわれた釧路湿原の丹頂鶴を見たくなる。

手紙形式で綴られた地味なストーリー展開だが、最後まで読む気にさせる著者の筆力には、いつもながら感心する。宣伝するわけではないが、日本航空の鶴丸のマークは国旗にしてもおかしくないのかもしれない。戦争を二度と起こしてはならないという著者の想いに同感する。
わが心のジェニファーAmazon書評・レビュー:わが心のジェニファーより
4093864217
No.14:
(5pt)

星5つ

日本再発見などという安っぽいものではなく、この本には日本人が知っておくべき大切な事が色々と詰まっています。

内容をよく理解するためには、日本と欧米の宗教や文化の知識がある程度必要で、それらの教養の無い人が読むと、何を言いたいのか分からなかったり、ただ日本を褒めているようにしか感じられないかもしれません。

こちらのレビューを見て買うのを少し戸惑いましたが、読んだ後は、レビューは当てにならないなとつくづく思いました。
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No.13:
(4pt)

油断のならない奴ら・・・

軍人一流の最大級の賛辞だったのではないかと。やがて孫である彼も退役海軍少将である祖父の言葉の真意(=日本人は相手にとって不足が無い優秀な連中だということ)に気づいたということなのでしょうか。彼が出くわす「10秒の遅れを見事に挽回したピンク色のSWATたち(老いた女性の優れたチームプレイ)」。「英語を褒められて『貴方も上手』とネイティブ相手に切り返したコンビニ店員(秀でたウイット感)」。そして祖父が語った「学徒動員の若い士官の号令で見事な儀仗を行った老兵と少年兵の一個小隊。ええかっこしいの海兵隊だってあんな立派な儀仗はできない・・・」。などなど。
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No.12:
(5pt)

示唆に富んだ佳作

酷評が多いが、物書きの端くれを四半世紀やり、米国に一年間いた50のオッサンから見ても、なかなか示唆に富んだ佳作だとお薦めしたい。「結果を求める人生に、幸福はない。好きなことをすればいい」という至言は、人生の岐路に立っている俺には刺さった。エンディングも賛否両論あるだろうが、並みのミステリーよるはるかに感じる締めだよ。固有名詞はあんまり言いたくないけど、単なるエンタメで売れまくってる東野圭吾や池井戸潤の新作なんかに比べると、はるかに心地よい読書の時間が過ごせた。レベルが違う。浅田次郎、まだ、枯れてないよ。
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No.11:
(5pt)

もしかすると彼女へのプロポーズのプレゼントに使えるよ。

たしかに日本がどんどん好きになります。
ただこれは浅田次郎先生の目線での日本であって、
本当にアメリカ人というか外国人がそう思っているのか、頭ではうがってしまってはいても、
それでも褒め殺しじゃないけど、なんかうれしい。
アメリカの純朴なナショナリストな家族(おじいちゃんだけど)に育てられた青年が紡ぐ、
日本を舞台にしたロードムービー的作りの1作だ。
基本は恋愛をベースにしているので、当然主人公には男の子らしい事件もあり、
自分の年齢的にはお父さんからの息子とか若者への目線で
それはやめとけよーとか、
ハラハラしちゃいましたが、納得のラストを迎えました。
ぼくがもし若かったら、この本、彼女にプレゼントしたかもなあ。
プロポーズに使えたかもしれないです。
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No.10:
(4pt)

浅田次郎

アメリカ人から見た日本文化感の吐露という設定。
それを日本人が書くおもしろさ。
ただ、最後は急ぎ過ぎた感がある。残念❗️
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No.9:
(4pt)

日本の美しさと家族の繋がりを考える本

物語自体は場面ごとにムラがあり、大味であると感じました。読む方の好みによると思います。
日本人の著者によるアメリカから見た日本。
内容は素晴らしく、日本の美しさと家族のつながり、当たり前に両親に育てられたことの幸せ、丁寧で思いやりのある日本について改めて考えるキッカケになりました。
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No.8:
(4pt)

アメリカからハムレットが行く

アメリカ人の青年ラリーのガールフレンドのジェニファーは、大の日本びいき。ラリーは婚約前に日本へ行って、日本を理解するべきだと言う。ケータイもコンピュータも持たずに日本へ行ったラリーは、旅の様子をへ数通の手紙で書き送る。

ラリーの物語を読んでいるうちに、なんだかハムレット似ていると思った。年齢は同じく30歳。小太りで、家族関係が人生の最大の問題であること。

ちょっと風変わりな旅行ガイドが、読者の笑いを誘い、深刻になりすぎず楽しいストーリーの作品である。
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No.7:
(4pt)

よかったんじゃないかな・・。

レビューが低評価なのが多かったので、あまり期待せずに読んだのですが、私はよかったんじゃないかなと思いました。ところどころ笑える要素もあったし、外国人から見た日本ってこんな風に見えるのかという勉強にもなりました。確かに日本のよくないところも書いてもよかったんじゃないかなとも思えたのですが、日本人が書いたにしても、日本ってこんないいところがあるよねと思えてうれしかったです。なんだか心が和んだように思えました。最近の小説の傾向として、淡々とし過ぎて、何を言いたいのかがわからない、読んでいて面白くない、起承転結がないというものが多いように感じるのですが、さすが浅田次郎で、読みやすいような文章を書きながらも、ちゃんと面白い物語になっているように思えました。ただ、感動ものではなくて、ちょっと一息つきたいときに読むのがおすすめです。確かに浅田次郎=感動して泣ける小説と思って読み始めたら期待外れかも。そういう方の気持ちもわかるので、☆4つにさせていただきました。表紙がとても綺麗だから、余計そういう風に思っちゃうのかな?
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No.6:
(4pt)

クオーター DNA

35歳のアメリカ人のラリー。両親は彼が生まれてすぐに離婚した為母方の祖父母に引き取られ、両親の顔も知らず海軍士官だった祖父に厳しくそして祖母に優しく育てられた。人との付き合いが苦手だった彼がジェニフーに出会いプロポーズという日。ニューヨークの5番街の店で7千ドルした指輪を手に待ち合わせ場所へと急いだ。ジェニファーは「とっておきの食事ならソバにして」と言うほど日本をこよなく愛す女性だった。あいにくの雨に水溜りに落としてしまったプレゼントを彼女は押し返し、慌てたラリーに「恋愛は対立する個性のほうが望ましいわ。だけど、結婚には価値観の共有が必要なの」「プロポーズの前に日本を見て来てほしいの」と。すぐに長期休暇を取りPCも携帯も持たず一人出発したラリー。唯一彼女との連絡は手紙。日本に着いての最初の衝撃は、空港のお尻を洗うトイレ!日本人の寛容さ・クールさ・やさしさを感じながら京都の旅館の庭の美しさと会席料理の味に涙したり、清水寺で着物姿のマコト・大阪でけったいなオーストラリア人・別府で温泉男と自称する苦行僧のようなアメリカ人の老人と出会う。台風を体験し地下街で出会った少年の母親から釧路の丹頂鶴の舞を見るように勧められる。まるで導かれるように辿り着いた先に神々しいまでの優雅な鳥と一目でそれと分かる思いもかけない人物が・・・。ジェニファーは知っていたのだ!再び魂を込めて求婚するラリー。
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No.5:
(4pt)

わが心のジェニファー

浅田さんの作風は
独自の世界観があって
自分には合うのでイロイロ読みますが
この作品はちとイケてないとゆうか
ちょっとひねり過ぎとゆうか
イロイロ盛りすぎて、、、
 
浅田さん得意の尻切れトンボの
短編でもよかったんじゃ
ないでしょっか?
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No.4:
(5pt)

タンチョウヅルの舞

最後にやられました。意外な展開に心打たれ泣けました。
日本っていい国だなぁ、とも思った。
自分の血に流れるモノと、育った環境。でも血はやっぱり、水より濃いんだな。
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No.3:
(4pt)

読書の楽しみが詰まっています

著者のユーモアがいつも通りちりばめられ、テンポよく楽しい物語の展開です。外国人目線の日本旅行もタイムリーで脛。
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No.2:
(4pt)

日本の良さを再確認

外国人目線で書かれてる日本が、とても新鮮で楽しかった。最初は楽しくてスラスラ読めたのだが、段々ラストが想像ついてきてペースダウン。5つ星とまではいかないけど、久々の楽しい作品でした。
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No.1:
(5pt)

米国人の目線で日本再発見をさせる

日経に新刊の広告が掲載されたのを見てさっそく注文せずにはいられなかった。10月26日発行の本が26日に配達された。Amazonの早業か。浅田の作品は「蒼穹の昴」や「壬生義士伝」などしか知らなかったので、浅田次郎もこんな作品も書くんだ!と再認識した。

 タイトルの「わが心のジェニファー」を単に「ディア・キャシー」ではなく「ジェニファー・オン・マイ・マインド」とするあたりの説明は妙に納得がいった。知らないフレーズがよく出てきて英語の勉強にもなった。

 ニューヨークで日本びいきの恋人にプロポーズしたら、一度自分の眼で日本を見てきてからにしてと、保留にされたラリー。彼女のことばに従い日本を訪れてみると、それまで考えていた日本とは全く異なる日本がそこにあった。ラリーが日本の滞在先から恋人に送る手書きの手紙を綴る形でストーリーは進行していく。そしてラリーに関わった女性たちが一様に口にした「クレイン・ダンスを見よ」というメッセージを完結させるため、丹頂が渡って来る釧路へ行く。そこで意外なクライマックスを迎える。

 ラリーは行く先々で日本の魅力を発見していく。そしてそれを恋人に逐一報告する。最初は祖父の影響もあってか日本を少々小馬鹿にしていたが、実際にその眼で見ると素晴らしいところが目に付く。ラリーの素直にそれを受け入れる柔軟性が好ましい。

 浅田はラリーに日本良さを発見させることによって、日本の読者に日本再発見を促しているのだろう。最近はテレビでも日本の良さを見直すような番組が増えた。日本人に自信を取り戻してほしいという浅田のメッセージだと思う。こういうと直ぐにナショナリズムだと言う人やジャーナリズムがあるが、それは違うと思う。自分の国を正しく認識することこそ、世界のグローバル化に対応する方法ではないだろうか。
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