抱く女
評判
抱く女の評価:
3.28/5点 レビュー 32件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1〜6 1/1ページ
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抱く女の評価:
3.28/5点 レビュー 32件。 D ランク
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内容知らなかったんですけど、家で本を開いて「さっきまでそこに居たけど!」って思いました。
一読しただけでよくわからなかったので★は3つにしておきます。
何度も読み返せばまた変わってくるかもしれません。
自ら選んだつもりが選ばされている。って階級社会における弱者あるあるじゃないですか?
リベラルの文脈ですらナチュラルに排除されている女性が男性にとって
自ら進んでいわゆる「都合のいい女」化するような振る舞いをしてしまうのは無理からぬことでしょう。
特に若い女性なんかはそうだと思います。
子供とかもそうかな、大人の期待してる振る舞いを意識しちゃうのに似てる。
だから排除と言っても「女は土俵に上がるな!」というような排除ではないんですけどね。
その場所にも居て関わって、なんなら何かに従事もしてるんですけどね。
男は女を体としか見ていなくて要するに「魂の容れ物としてみていない」といったような記述が
桐野氏の「OUT」にも登場しますがここでの排除ってそういうことです。
なかなか気づき難いと思うのですが、これも排除のひとつです。
学生運動をモチーフにした作品といえば
つかこうへい氏の舞台作品 飛龍伝(1974初演年)が有名ですが
あの作品でも女性は女性としての貢献を求められるんですよね。
神林美智子なんて、全共闘40万のトップになってるっつうのに
どこまで行っても、女は女、女女女、、、
そんな中で神林美智子が自衛隊と恋をするなんて飛龍伝は本当にすごい設定です。
思い出しただけで涙を禁じ得ません。
やはり人間は熱く生きて熱く死ぬべきなのでしょうか。
場所わきまえず恋なんかするからだろ、と言われそうですが、
別に恋をしたっていいじゃないですか、場所わきまえず発情してるのはむしろ男性に多い。
話を戻しますと桐野氏の「OUT」では「自由」がキーワードになっているのですが、
このクソみたいな階級社会における女性の自由とは・・・
社会規範や道徳を超越した世界にしか女性の自由はないのかもしれない、
という示唆を与えてもらったような気がします。
(そうでないと階級社会を背景にする理由がないように思えますので)
ただ、あの作品で描かれている圧倒的暴力は到底無視できるものではないので
そこは別の機会に考えてまいります。
かなり話がそれました。
本書だけではなかなかなんとも言い難いのでついそれてしまいました。
本書のラストにおいての直子の意思決定、
他の方がどう受け止めたのか気になってレビューを読んでみましたら
好ましくないと受け止める方も散見され私も共感しました。
でももしかしたら、その考えこそが規範にとらわれてるし
旧態依然とした昔のおばさんおじさんPTAチックな感じで
桐野氏の読者っぽくないなぁっていうことに逆説的に気づかされましたね。
人がどうしようと良いじゃんね別に。
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つかこうへい