乳と卵

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

乳と卵の評価:

3.35/5点 レビュー 153件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.35pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全142件 61〜80 4/8ページ
No.82
(4pt)

明確でないものを

この本で、作者は明確でないものを表したいということだろうと思う。
改行のない文体、織り交ぜられる口語関西弁。うまく使って、
言葉にしにくいことを表現できているような気がする。
賛否両論あって、それだからこそ、この作品の良さだと思う。
乳と卵 Amazon書評・レビュー: 乳と卵より
4163270108
No.81
(4pt)

明確でないものを

この本で、作者は明確でないものを表したいということだろうと思う。
改行のない文体、織り交ぜられる口語関西弁。うまく使って、
言葉にしにくいことを表現できているような気がする。
賛否両論あって、それだからこそ、この作品の良さだと思う。
乳と卵(らん) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 乳と卵(らん) (文春文庫)より
4167791013
No.80
(4pt)

文体とは裏腹な綿密さ

文学好きならば、「文体がすごい」とは思わないのではなかろうか。ありていに言えば「ありきたり」である。実際に「ありきたり」かどうかは、検証してみないとわからないが、少なくとも「走るような文章を読点なしで、口語調に滑らせていく」ような文章に、真新しさは感じない。
そもそも文章の修辞法で文学にチャレンジするのは、なかなか難しい。それは、すでにそういう類の小説が出揃っているという意味以上に、文学が新しい「言葉づかい」をけん引して作り出していくという役割から一抜けしてしまっているからである。衰退しつつある文学に、風俗的に言葉づかいを変えていくエネルギーはもはやない。そういう時代に、一風変わった文体で小説を書くのは、ハンディだ。
  文体を選ぶ際、そういう時代的な見地から、この作者が無意識だったとは考えがたい。感覚頼りに「この文体意外あり得ない」という発想だった可能性は、否定できなくはないが、一部「若書き」な箇所は残しつつも、綿密に配置されたであろうプロットを追う限り、文章の自由奔放さは仮の装いに他ならず、よくよく耳を澄ませば、本作の文体は、抑制のきいたプロットと不可分であり、文体自体も充分に「抑制」が効いている。

あるいは「抑圧」と言ってもいいかもしれない。

妹に一方的に語られる姉「巻子」と、その娘「緑子」は、完膚なきまでに社会に抑圧されている。それは彼女たちの「母子家庭」という状況に起因した「抑圧」ではない。ひとことで言えば母巻子の「器量の悪さ」からくる抑圧だ。「格差社会における貧困」とか「生活保護受給者」であるとか、私たちが、テレビや新聞でよく見るあの種の抑圧である。
巻子は、その抑圧からの解放の道筋として、「豊胸手術」に活路を見出す。読者はもちろん、その活路にこそ抑圧の本質を観ることになる。「うわぁ、豊胸手術とか悲劇ぃ・・・」と、もはや痛々しい。でも、これが笑えない。笑わせない。これには、本当に綿密な主題選びが見て取れる。まだ、伏線や素描に未熟さは残るし、ラストの収まりがキレイ過ぎるところには、疑義を挟まぬでもないが、将来が楽しみな作家である。佳作。
乳と卵 Amazon書評・レビュー: 乳と卵より
4163270108
No.79
(4pt)

文体とは裏腹な綿密さ

文学好きならば、「文体がすごい」とは思わないのではなかろうか。ありていに言えば「ありきたり」である。実際に「ありきたり」かどうかは、検証してみないとわからないが、少なくとも「走るような文章を読点なしで、口語調に滑らせていく」ような文章に、真新しさは感じない。
そもそも文章の修辞法で文学にチャレンジするのは、なかなか難しい。それは、すでにそういう類の小説が出揃っているという意味以上に、文学が新しい「言葉づかい」をけん引して作り出していくという役割から一抜けしてしまっているからである。衰退しつつある文学に、風俗的に言葉づかいを変えていくエネルギーはもはやない。そういう時代に、一風変わった文体で小説を書くのは、ハンディだ。
  文体を選ぶ際、そういう時代的な見地から、この作者が無意識だったとは考えがたい。感覚頼りに「この文体意外あり得ない」という発想だった可能性は、否定できなくはないが、一部「若書き」な箇所は残しつつも、綿密に配置されたであろうプロットを追う限り、文章の自由奔放さは仮の装いに他ならず、よくよく耳を澄ませば、本作の文体は、抑制のきいたプロットと不可分であり、文体自体も充分に「抑制」が効いている。

あるいは「抑圧」と言ってもいいかもしれない。

妹に一方的に語られる姉「巻子」と、その娘「緑子」は、完膚なきまでに社会に抑圧されている。それは彼女たちの「母子家庭」という状況に起因した「抑圧」ではない。ひとことで言えば母巻子の「器量の悪さ」からくる抑圧だ。「格差社会における貧困」とか「生活保護受給者」であるとか、私たちが、テレビや新聞でよく見るあの種の抑圧である。
巻子は、その抑圧からの解放の道筋として、「豊胸手術」に活路を見出す。読者はもちろん、その活路にこそ抑圧の本質を観ることになる。「うわぁ、豊胸手術とか悲劇ぃ・・・」と、もはや痛々しい。でも、これが笑えない。笑わせない。これには、本当に綿密な主題選びが見て取れる。まだ、伏線や素描に未熟さは残るし、ラストの収まりがキレイ過ぎるところには、疑義を挟まぬでもないが、将来が楽しみな作家である。佳作。
乳と卵(らん) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 乳と卵(らん) (文春文庫)より
4167791013
No.78
(4pt)

現代美術みたいなもの?

私は国語の偏差値が47だったのでこの文章の良さを理解することが出来ず、きっと日本語を使いこなせる達人ならばこの文章が放つ魅力に気がついて新たな文学の楽しみを見つけることが出来るにちがいないので自分もその仲間入りをしなければと目に蒸気機関をつけたように休めること無く読み進めたけれども、ついに最後まで理解することは出来ずあーあ本当に無駄な時間を過ごしたなと後悔した。
 これはセットで売られている『あなたたちの恋愛は瀕死』を読んだ感想である。一番はじめに短いほうから読んでみるかとと思って先に読んでみたら糞つまらなかった。このレビューにおいて最も評価されている人が「関西弁で無ければ成立しない」と書いたがまさにそれ。『あなたたちの恋愛は瀕死』は関西弁では無く標準語の作品でこれは本当に読み進めるのが困難なのだ。
 では、『乳と卵』に関してはどうかと言えば、実際関西の女性にはこれと同じくらい思ってることをフィルター無しにこちらに伝えるような傾向があるようにおもえるし、この文章を読んでもまったく不思議には思わない。
 それどころかまるで関西の女性の友人が一人で来て自分の近辺の話しを聞かせて貰っているような感覚を覚えて魅力的だと感じました
乳と卵 Amazon書評・レビュー: 乳と卵より
4163270108
No.77
(4pt)

現代美術みたいなもの?

私は国語の偏差値が47だったのでこの文章の良さを理解することが出来ず、きっと日本語を使いこなせる達人ならばこの文章が放つ魅力に気がついて新たな文学の楽しみを見つけることが出来るにちがいないので自分もその仲間入りをしなければと目に蒸気機関をつけたように休めること無く読み進めたけれども、ついに最後まで理解することは出来ずあーあ本当に無駄な時間を過ごしたなと後悔した。
 これはセットで売られている『あなたたちの恋愛は瀕死』を読んだ感想である。一番はじめに短いほうから読んでみるかとと思って先に読んでみたら糞つまらなかった。このレビューにおいて最も評価されている人が「関西弁で無ければ成立しない」と書いたがまさにそれ。『あなたたちの恋愛は瀕死』は関西弁では無く標準語の作品でこれは本当に読み進めるのが困難なのだ。
 では、『乳と卵』に関してはどうかと言えば、実際関西の女性にはこれと同じくらい思ってることをフィルター無しにこちらに伝えるような傾向があるようにおもえるし、この文章を読んでもまったく不思議には思わない。
 それどころかまるで関西の女性の友人が一人で来て自分の近辺の話しを聞かせて貰っているような感覚を覚えて魅力的だと感じました
乳と卵(らん) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 乳と卵(らん) (文春文庫)より
4167791013
No.76
(5pt)

いや,という漢字には厭と嫌があって厭のほうが本当にいやな感じがあるので,厭を練習。厭。厭。緑子

今更ながら,ああ,嬉しい。
 自分好みの文体の作家を発見したときは本当に嬉しい。
 町田康の「くっすん大黒」を初めて読んだときの喜びを思い出す。
 
 大阪に住む姉「巻子」が,その娘「緑子」とともに,東京に住む「わたし」を訪ねてきて,そして帰って行く。
 巻子は,豊胸手術を真剣に考え,そんな巻子に納得いかない緑子は,言葉を一切しゃべらずノートで筆談する。
 ただそれだけの物語なのですが,関西弁の中に時々混じり込む「です。ます。」文がなんともおかしくて,にやにやしながら一気読み。
 特に,緑子のノートに書かれる内容が抜群です。
 たとえばこうだ。
「胸について書きます。あたしは,なかったものがふえてゆく,ふくらんでゆく,ここにふたつあたしには関係なくふくらんで,なんのためにふくらむん。どこからくるの,なんでこのままじゃおれんのか。」

 レビュータイトルの文章「厭を練習。厭。厭。」は,冒頭の緑子の日記からの抜粋ですが,この一文立ち読み後,即レジへ。インパクト大。
 傑作です。
 
 
乳と卵 Amazon書評・レビュー: 乳と卵より
4163270108
No.75
(5pt)

いや,という漢字には厭と嫌があって厭のほうが本当にいやな感じがあるので,厭を練習。厭。厭。緑子

今更ながら,ああ,嬉しい。
 自分好みの文体の作家を発見したときは本当に嬉しい。
 町田康の「くっすん大黒」を初めて読んだときの喜びを思い出す。
 
 大阪に住む姉「巻子」が,その娘「緑子」とともに,東京に住む「わたし」を訪ねてきて,そして帰って行く。
 巻子は,豊胸手術を真剣に考え,そんな巻子に納得いかない緑子は,言葉を一切しゃべらずノートで筆談する。
 ただそれだけの物語なのですが,関西弁の中に時々混じり込む「です。ます。」文がなんともおかしくて,にやにやしながら一気読み。
 特に,緑子のノートに書かれる内容が抜群です。
 たとえばこうだ。
「胸について書きます。あたしは,なかったものがふえてゆく,ふくらんでゆく,ここにふたつあたしには関係なくふくらんで,なんのためにふくらむん。どこからくるの,なんでこのままじゃおれんのか。」

 レビュータイトルの文章「厭を練習。厭。厭。」は,冒頭の緑子の日記からの抜粋ですが,この一文立ち読み後,即レジへ。インパクト大。
 傑作です。
 
 
乳と卵(らん) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 乳と卵(らん) (文春文庫)より
4167791013
No.74
(4pt)

話題に共感します

川上未映子の作品はこれが初めてです。なんとなく図書館で目に留まりました。
他の人の書評にもありますが、最初の文体はとっつきにくさはありますが、
徐々に心地よくなります。
内容というか、話題も多分女性からすればどこか共感できる内容だと思います。
話題のせいか分かりませんが、人間を一言で言いきらない文体や安直に割り切ら
ない表現に、彼女の人間に対するやさしさのようなものが感じられて私は好きです。
これから他の作品も読んでみたくなりました。
乳と卵 Amazon書評・レビュー: 乳と卵より
4163270108
No.73
(4pt)

話題に共感します

川上未映子の作品はこれが初めてです。なんとなく図書館で目に留まりました。
他の人の書評にもありますが、最初の文体はとっつきにくさはありますが、
徐々に心地よくなります。
内容というか、話題も多分女性からすればどこか共感できる内容だと思います。
話題のせいか分かりませんが、人間を一言で言いきらない文体や安直に割り切ら
ない表現に、彼女の人間に対するやさしさのようなものが感じられて私は好きです。
これから他の作品も読んでみたくなりました。
乳と卵(らん) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 乳と卵(らん) (文春文庫)より
4167791013
No.72
(4pt)

もう一丁頼みます

読み終えて、正直、何となく他の作品も読んでみたいと思った。終盤は少し駆け足で運ばれてしまった思いがあり、それが良かったのか、物足りないものなのか、判断できずにいる。消化不良のままなのである。もう一丁頼みます。しかしながら、魅力的な作家であるので、楽しんでみたい。最後の数行が、自分にとっても吉なのか、凶なのかは、時が答えてくれよう。
乳と卵 Amazon書評・レビュー: 乳と卵より
4163270108
No.71
(4pt)

もう一丁頼みます

読み終えて、正直、何となく他の作品も読んでみたいと思った。終盤は少し駆け足で運ばれてしまった思いがあり、それが良かったのか、物足りないものなのか、判断できずにいる。消化不良のままなのである。もう一丁頼みます。しかしながら、魅力的な作家であるので、楽しんでみたい。最後の数行が、自分にとっても吉なのか、凶なのかは、時が答えてくれよう。
乳と卵(らん) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 乳と卵(らん) (文春文庫)より
4167791013
No.70
(4pt)

この人、かなりイタイ頭の持ち主ですね

個人的には前作『わたくし率 イン 歯ー、または世界』の、ぶっ飛んでる女の怒濤の大阪弁語りで繰り出される狂気と哲学の入り交じった世界の方が好きだが、こちらも十分に読ませる。思春期の誰もが感じる自分の身体への違和感に苦しむ娘と、老いていく身体へ抗うように豊胸手術に拘る母、その親子が卵の黄身や白身にどろどろになりながら必死に答えを探す姿に圧巻の美しさを覚えざるを得ない。それを中立的な立場で見守る主人公の姿は、永遠に答えのでない謎にうち震える作者の姿だろう。この作者のものの見方は、凡人のそれとは遥かにずれたところにある天才肌の作家のそれだろう。後の長編『ヘウ゛ン』で、それはますます深化してゆく。余談だが、作者は最近同じく芥川賞作家の阿部和重と結婚なされた。こちらも一歩も二歩もものの見方のずれた天才肌の作家なので、この結婚がお互いの作風にどんな影響を与えることになるのか楽しみに見守っていたい。
乳と卵 Amazon書評・レビュー: 乳と卵より
4163270108
No.69
(4pt)

この人、かなりイタイ頭の持ち主ですね

個人的には前作『わたくし率 イン 歯ー、または世界』の、ぶっ飛んでる女の怒濤の大阪弁語りで繰り出される狂気と哲学の入り交じった世界の方が好きだが、こちらも十分に読ませる。思春期の誰もが感じる自分の身体への違和感に苦しむ娘と、老いていく身体へ抗うように豊胸手術に拘る母、その親子が卵の黄身や白身にどろどろになりながら必死に答えを探す姿に圧巻の美しさを覚えざるを得ない。それを中立的な立場で見守る主人公の姿は、永遠に答えのでない謎にうち震える作者の姿だろう。この作者のものの見方は、凡人のそれとは遥かにずれたところにある天才肌の作家のそれだろう。後の長編『ヘウ゛ン』で、それはますます深化してゆく。余談だが、作者は最近同じく芥川賞作家の阿部和重と結婚なされた。こちらも一歩も二歩もものの見方のずれた天才肌の作家なので、この結婚がお互いの作風にどんな影響を与えることになるのか楽しみに見守っていたい。
乳と卵(らん) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 乳と卵(らん) (文春文庫)より
4167791013
No.68
(4pt)

人間の不可思議さ

緑子は大人になることを嫌い、人が生きていくことに疑問を持つ。
精神が体を脱け出して、人間の肉体の不可思議さに興味を持ち、悩む少女は決して暗くなく明るさを感じるところがよかった。
人間であることに疑問を持つ少女から人間らしさが溢れてくる、そうやって生きていくことを少しずつ学んでいくのかなと思いました。
乳と卵 Amazon書評・レビュー: 乳と卵より
4163270108
No.67
(4pt)

人間の不可思議さ

緑子は大人になることを嫌い、人が生きていくことに疑問を持つ。
精神が体を脱け出して、人間の肉体の不可思議さに興味を持ち、悩む少女は決して暗くなく明るさを感じるところがよかった。
人間であることに疑問を持つ少女から人間らしさが溢れてくる、そうやって生きていくことを少しずつ学んでいくのかなと思いました。
乳と卵(らん) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 乳と卵(らん) (文春文庫)より
4167791013
No.66
(5pt)

私は好きでした

前評判を全く知らずに読んだからでしょうか、私は読み終わった後、しばし読書の喜びにひたりました。
女性として生きることの苦しさと切なさ、その中に確固として存在する誇りを感じます。
悩みもがくすべての女性に幸あれ。
乳と卵 Amazon書評・レビュー: 乳と卵より
4163270108
No.65
(5pt)

私は好きでした

前評判を全く知らずに読んだからでしょうか、私は読み終わった後、しばし読書の喜びにひたりました。
女性として生きることの苦しさと切なさ、その中に確固として存在する誇りを感じます。
悩みもがくすべての女性に幸あれ。
乳と卵(らん) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 乳と卵(らん) (文春文庫)より
4167791013
No.64
(4pt)

なんとなく北の国からのナレーションを思い出してしまいました

多分、この作品・作風に合う人・合わない人極端だと思います。
関西弁で語っているけど、なんとなく北の国からの
ナレーションを思い出してしまいました。

女性作者によるほぼ女性登場人物(わたし、姉、めい)のみによる母子の葛藤を
メインに描いており、男性の自分には知りえぬ世界という点で
新鮮ではあったものの、おそらく偏った感性・感覚なんだろう
と自分では解釈しています。吐き気を催す人もいるんじゃないだろうか。

最後、登場人物の母子が、たくさんの卵を自らの体で
割ってぐじゃぐじゃになりますが、
選択的緘黙を行っていためいが心からの叫びをしゃべりだします。
この卵、が意味しているところは何なのか?気になって仕方ありません。
乳と卵 Amazon書評・レビュー: 乳と卵より
4163270108
No.63
(4pt)

なんとなく北の国からのナレーションを思い出してしまいました

多分、この作品・作風に合う人・合わない人極端だと思います。
関西弁で語っているけど、なんとなく北の国からの
ナレーションを思い出してしまいました。

女性作者によるほぼ女性登場人物(わたし、姉、めい)のみによる母子の葛藤を
メインに描いており、男性の自分には知りえぬ世界という点で
新鮮ではあったものの、おそらく偏った感性・感覚なんだろう
と自分では解釈しています。吐き気を催す人もいるんじゃないだろうか。

最後、登場人物の母子が、たくさんの卵を自らの体で
割ってぐじゃぐじゃになりますが、
選択的緘黙を行っていためいが心からの叫びをしゃべりだします。
この卵、が意味しているところは何なのか?気になって仕方ありません。
乳と卵(らん) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 乳と卵(らん) (文春文庫)より
4167791013