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宰相A
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宰相Aの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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読むのが苦痛。途中でやめれば良かった。デストピアにしても不毛すぎる気が。 | ||||
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話題作ということで楽しみに読みましたが 正直今一つでした。 作者の才能は感じました。 設定も面白いです。 でも他は受け付けませんでした(ストーリーはあって無いようなものでした、個人的には)。 書いた後に読み直してみましたか?と聞きたくなるくらい読者への配慮が下手です。 先に書いた通り、才能のある方なだけにこの内容では人前に出してはいけない状態だと思います。 まあ、ギリギリ読めますけど、本当にギリギリです。 結構苦痛でした。 文章がだらっとし過ぎです。その上長いです、そのだらっとした部分が異常に。 その上連携もなければ、適切な導きもない。 おそらく主人公の最後の状態から、あくまで書き起こされたものとしての見方をさせる上での取り組みだったと思いますが、 そしてそれ故にあの支離滅裂な文章になるってことでまとめようとしているのかなと推察しますが、 文章と構成が噛み合ってないので非常に分かりにくいし、読みにくいのです。 むしろ、読みにくいだけです。 私の推察が正しいと仮定して、読み終えた時の読後感ですが、特に感動や驚き、凄みを感じることはありませんでした。 才能はある人なんだな それだけです。 まあ、私が読者として才能が無いだけかもしれませんけど。 | ||||
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自分はこんな文章が書けるんだぞ的な独りよがりな文章で、読んでいて疲れる。主人公の求める「紙と鉛筆」はつまり「自由」の象徴なのか。しかしとにかく言い回しがまだるっこし過ぎて、一つも面白くなかった。多分この人の作品はもう読まないと思う。 | ||||
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太平洋戦後に日本がアメリカの植民地になったと書いておりますが そもそも太平洋戦争末期ですら日本人は7000万人もおり、これは 当時1億3000万人いたアメリカですら空爆で焼き払っても絶滅を させる事は無理でした。つまりアメリカは上陸後、天皇制も残したのも 日本を大統領制にして白人を移住させるのは不可能だと思って、 国民の象徴である皇室を残して旧ソ連や中国を敵として認識する様に マスメディアを利用しました。だから宰相Aの様な統治では効率が悪いのです。 もし日本をアングロサクソンが支配すると描きたいのであれば、明治維新が 失敗し、日本はイギリスとロシアに分割支配されたと書いた方が自然です。 そしてアパルトヘイトの様に先住民である日本人は差別されています。英語や ロシア語が出来ず、農村で奴隷の様に働かせられ、中には大学へ行っても 人種差別で就職できない日本。宗教は全てキリスト教で、白人のイエスを 神の子として崇め、テレビを見れば白人の俳優が大河ドラマを演じており、 アニメキャラは全て白人。ファッションや広告は全て白人になっており、まるで 日本は最初からヨーロッパの国の様になっていた。将来的に先住民の高齢者が 居なくなり、白人の出生率が下がった日本はアメリカ政府と共謀し、肉体労働に 従事する奴隷を移民として募集する。小説の主人公は先住民の日本人男性で まともな大学に入れず、派遣社員として黒人や中国人と一緒に働くとかの方が まだリアリティがある気がします。国民の大半は安倍政権によって日本が戦争 出来る国になるより、若者が働きづらい日本になっていく方に関心が高いかと。 | ||||
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体動かせ。中国や韓国に生まれたら最高権力者を揶揄するような小説書けないぞ。何故香港の書店弾圧には沈黙するんだ。最近チベットやウイグルの情報が地上波から消えている方がずっと怖いぞ。 | ||||
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反安倍政権の人々はただ単に半安倍というだけで持ち上げるんだろうが、ぶっちゃけつまらない作品である。政治的思想とはまったく関係なく、ただ単につまらないオナニー作品なのだ。だれか「王様は裸だ!!」のように「この作品は糞つまらん!!」と叫ぶ評論家や書店員(笑)はいないのだろうか?まあいないんだろうな。反安倍的作品に異を唱えたら反知性主義と言われる時勢だから。こうやってつまらん本をもっともらしく新聞広告やPOPで持ち上げて、それを真に受けて一般人が購入して、「なんじゃこりゃ??」と面食らう。こうやって本はますます売れなくなっていくんだろう。自称知識人たちの緩やかな集団自殺。 | ||||
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一目見た時に、現在の国家を映し出したものかと錯覚したが、どうやらそうでもないらしい。 純文学という前提に於いて、まず最初に文章の中に、緻密な世界と精神を形作る、というものがあると思う。そしてそれを鑑賞する、読者という人間がいるので、その形作り方は退屈なものであってはならない。 果たして、この作品は私にとっては退屈なものではなかった。しかし、だからと言って感動するものでも無かった。世界は常に、精神における感動の種をそこらじゅうに撒き散らしているものだ。と、するならば、この作品は文学として不徹底なものではないかと思う。 宰相AのAとは、安倍晋三のAであり、アドルフ・ヒトラーのAでもある、と作者の田中慎弥は言った。確かにそうかもしれない。読んでいく限り、そう見受けられる箇所も点在する。それなのに、その点在する主題を、最後にはほっぽり投げて、結局内容は主人公の内面に帰る。私にはそれが、少しばかり軽薄であると思える。主人公の内面を抉る小説ならば、わざわざ宰相Aのいる世界などを、主題にしなくとも良いではないか。それとも宰相A自体を書きたいのならば、もっと滑稽なものが出来上がったはずであるが、どうも最後まで中途半端に終わってしまったような気がする。 その中途半端さに、何を作者は見出していたのだろうか。もしかすると、私が真意に気づけていないだけかもしれない。文庫化したのちの解説を待ちたい。 | ||||
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数年前、「もらっといてやる」発言で話題になった芥川賞作家が、あえてこういう題名の小説を出すからには、 同じ山口県出身のあの政治家を徹底的に揶揄しつつ、現下のこの国の姿を痛烈に批評したものになるのだろうと 誰もが予想しながら読んだはずだが、それ以前にあまりに小説が下手過ぎることには正直驚いた。 パラレルワールド物、あるいはディストピア小説としても、設定はむしろ陳腐と言うべきもので、何ひとつ衝撃を 受けなかったし、ほとんど行き当りばったりもいいところの展開にも、まったく小説としての面白さを感じなかった (最初の数十頁あたりで、女が語る日本の状況を地の文で書いておいてから、その直後に居住区に入った主人公が、 今度は「Jの手記」を長々と読まされるあたり、どれだけ説明の手を抜いているのかと思わずにはいられなかった)。 おそらくカフカや安部公房にも通じるような、「ナンセンスな不条理劇」といった線を狙っているのだろうが、 のんべんだらりと続く文章は強度不足で主題を支え切れていないし、『ゴッドファーザー』や『城』、三島といった 繰り返し言及される話題も、単に書くべきことが何もないので苦し紛れに持ち出されている感がありありで、 読んでいてあまりのつまらなさに苦痛を覚えるほどだった。 それなりのキャリアがある職業作家が書いたものとは信じ難いほどに稚拙な作品で、これでは完全に肩透かしというか、 滑稽なまでの不発に終わっていると言わざるを得ないだろう。ここまで何も褒めるべき点がなく、退屈さにうんざり しながら読み通したことを後悔したくなる作品も珍しい。 | ||||
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田中慎弥氏の作品を初めて読んだ。 芥川賞を受賞した際の記者会見で、偏屈な人だなと感じたが、その偏屈な人思いのまま書き連ねただけ、といった作品。 確かに、伝えたい思いが沢山あるのは理解出来るし、一定レベル以上の資質を持っている作家だというのは理解出来たが、いかんせん設定も内容も浅いし安っぽ過ぎる。Aは安倍晋三首相との事だが、パロディにさえなっていない。 文章を書くことが生き甲斐と思われる作者が、よくもまぁこんな酷い作品を出版しものだと感じる。 | ||||
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以前、私は著者のレビューに「起承転結の結を書かない」「小道具がうまく使えていない」と酷評したのだが、この小説では前記が上手く処理されている。この類の小説に不可欠と思う「風刺」「パロディ」「ユーモア」も満たしており、私は嫌いではない。ただ読者によっては、救世主Jは秋葉原事件の犯人が著者に似ているという自虐ネタを救世主にパロディしていて、好き嫌いの分かれる小説だろう。 内容は、執筆に行き詰まった作家Tが、列車で母の墓参りに行く。着いたO駅でN・P(ナショナル・パス)が無いため身柄を拘束され、軍の施設へと送られる。作家Tはアングロサクソンの日本人の支配する戦争主義的世界的平和主義の軍事国という異次元へ迷い込んでしまった。先住民であった旧日本人は居住区へと追いやられている。旧日本人たちは救世主Jの出現を待っていたがそこへうり二つの作家Tの登場で活気付く。アングロサクソンの日本人は救世主の出現に慄き、旧日本人へ作家Tの身柄の引渡しを要求、決起した旧日本人たちと一触即発の状態となるのだが……、 笑ったのが、「あの、それ、すごく痛いんだけど」に続く内通者の女との車内でのヤケクソなやり取りと、国家の雄々しい旗印として肥大化した宰相Aの局部の描写、内通者の女が汚物で拷問に遭う場面で、これは著者の持つ毒素的な作風が上手く昇華されておもしろい。 私が読んでいて最大の疑問は、アングロサクソンの日本人の支配する軍事国で、かつての天皇及び皇族はどうなったのか? であろうか。アングロサクソンのやり方が気に入らず反逆し電気ショックで処刑されたのか、アングロサクソンの一員となっているのか、まあ、これを書いちゃうと某小説のように不敬罪として事件が勃発しちゃうのであえて避けたのだろうが。しかし日本国において天皇の存在を曖昧に疎かにして外人の支配が確立すると著者は考えているのなら相当に想像力が乏しいと言えるだろう。また墓地全体が「端から端まで歩いて十五分はかからないほどの広さしかない」P103というが、十四分としても約1.5キロくらいの距離になるのではないだろうか。端から端まで1.5キロになると大墓地になるが……、ところどころ細かな設定に手抜きが見受けられる。 文中には「うんざり」が多用されているが、私も読んでいて(夢オチかと思ったが)オチの電気ショックによる記憶喪失には正直「うんざり」した。 | ||||
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著者が「安倍晋三の"A"でもあり、アドルフ・ヒトラーの"A"でもある」と言って ネットのニュースでほんのちょっと話題になった作品。私としては初めて読む田中慎弥作品。 作家として行き詰まった小説家が、異世界の日本に迷い込んでしまい 政府からは危険人物、反政府派からは革命リーダーの生まれ変わりとして扱われ その両者に板挟み状態になりながら話が展開する内容。 言ってしまえばこの小説はこの設定だけがすべて。 それ以外の、登場人物(の個性)、話の展開、描写、台詞、主張、など何一つ面白く無い。 私自身が初めて感じることだが、文字の量が多く一気に読ませるようとする見た目文字が詰まった 長い文章・段落がたびたび出て来るが、これが「ただ言葉が集まって塊になったもの」にしか見えない。 何かを表現するために多くの言葉・文を使って表現すると思うが、それらの言葉・文が バラバラ、連携が取れてない、表現も当然今一つ。 まるで「言葉・文」という大小様々な石を積み上げた石垣が読者に立ちはだかるようだ。 長々と読んでても全然頭に入ってこない。ただそこに並んだ言葉を読み上げてるだけのような感覚。 単体の言葉・文も素人が「いかにも小説家が使いそうな表現」を真似て使いましたというような感じ。 文章・表現が上手くなく、それでいて長文が多い、登場人物の台詞も淡々としてる。 そうなると読むテンポが悪くなる。読むテンポが悪い本で面白かった試しが無い。 この本もまさにそれである。 小説はいかに読者を自分の作り上げた世界観に引き込むかが大事だと思うが 残念ながらこの本における世界観=田中慎弥ワールドに引き込まれなかった。 設定はある、でも設定を奥行きのある世界にできてない。 主人公が連行される場面、政府(日本人)と反政府(旧日本人)の戦いといった 本来ならすごく緊張感がある場面もまったくそれが感じられない。 本の中で緊張感・切迫感・ジタバタする登場人物たち、淡々と文字だけ目で追う読者。 両者の隔たりは大きい。 どこか現実のような架空のような、何かを主張しているような、揶揄しているような この中途半端雰囲気が悪い意味でチープ。ここに出て来る政府も 戦後間もない米国占領下の日本のような、今の親米的な日本のような。 完璧な民主主義国家と言いながら政府に監視され様々な自由が無い国家だったり。 N・Pも明らかにマイナンバー制度だし。 また所々で出て来る性的言葉:セックスだの局部だのもチープ。 田中慎弥の考え・主張めいたものも出て来るがこれもまた安っぽい。 結局「何一つ面白くない」としか言えない。お金と時間が無駄。 よく出版社もこの本を出したものだ。 例の「安倍のA、A・ヒトラーのA」発言は田中慎弥の精一杯のマーケティングだったのかも知れない。 ヒトラーと言い出した時点・それを出せば簡単に目を引くと思った時点でたかが知れるが。 星は最低一個なので一個付けるが実際はゼロ=無星。 | ||||
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他のレビューにもありましたが、 この小説は、50年前にアベ・コーボー作として出版してたら、評価されてたかもしれません(もちろん、もっと短くしなきゃだめですけど)し、 現在も中学生向き夏休みの感想文向けみたいな本になってたかもしてません。 | ||||
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反体制にかぶれちゃった中学生が書いたような小説 この手の題材ではもっとうまい書き手の先人(村上龍とか)がいるので凡庸としか言えない この著者の方は読者の感情に訴えるような良い文章を書くんだけど 今作はそれを全部取っ払って己の感情だけで書いている感じがする 一言で言えば駄作 | ||||
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