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罪びとの手
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罪びとの手の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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どうにもこうにも「兄が弟を売る様な真似をする」のが腑に落ちなかった。 兄弟縁がそんなに薄かったんだろうか?長男が逃げて、次男が家業継いだとなれば「負い目」だってあるだろうに 猜疑が湧いちゃったら確かに調べたくなるだろうが、「警察」を介在させてしまうその心情が分からんかった で、立派に家業を継いでいるのを目の当たりしているのに、「父の盟友」が「あいつ気に入らない」の行動をとってしまうのも分からんかった。元々あからさまにバカ息子だったならともかくも… 少なくとも、こんなのが「父の友人」にいたら、えらい迷惑だなあ。と、思った 滝沢が余りにも「父への反発」に固執してるのも違和感あった 親の意に沿わない行動=反発 って考え方が、???な感じ。 概ね面白く読んだが↑のもろもろの方に気を取られてしまい堪能しきれなかった | ||||
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死人を見慣れているはずの葬儀社の人間が、身元不明の死体を引き取りに行ったときに驚愕する。その死人は自分の父親だった……、センセーショナルなシチュエーションに慣れているコアな推理小説ファンにとっても、なかなかショッキングな出だしである。葬儀会社という特殊な世界を舞台に、親子、いや、家族の絆が描かれている。伏線が丹念に散りばめられていて、それを束ねていけば、真相への一本の道が見えてくる。推理小説としては、オーソドックスなスタイルを踏襲している。 「人間は必ず死ぬ」、葬儀会社の人間の言葉が心に残っている。死人を相手にすることで生計を立てている。それを正当化するには仕事への矜持が必要だ。病人で生計を立てている医者、犯罪者で生計を立てている警察官……、考えてみれば、弱者や異端者がいなければ成立しない職業は数多い。数々の殺人者や凶悪事件を題材にしている推理作家もその一つか。ならば矜持が必要となる。この小説には、作家の矜持という背骨が通っている。 | ||||
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