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星夜航行
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星夜航行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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上巻に続いて下巻を読んだが、まだ朝鮮出兵に関して筆を費やしているのには呆れた。何でもかんでも子細に書けば良いというものではない。甚五郎が物資を運ぶために種子島船で朝鮮半島に行くが、戦況に見切りを付けて、マニラを目指したという事だけで充分である。ただでさえ、大長編小説なのだから、焦点を絞らないと物語が発散してしまう。一方、甚五郎がマニラ(呂宋)→長崎→伊豆下田の航路を思い付いたという発想は良い。伊豆下田からなら浜松・岡崎を奇襲出来るから、家康への甚五郎の復讐譚という本作のテーマと合致している。と思ったら、またしても朝鮮出兵の話でウンザリするし、秀吉の愚を強調している点にも違和感がある。検地、交易独占や宗教弾圧は(良くも悪くも)天下人の特権であり(結局、家康も秀吉の施策を踏襲した)、例えば、エジプト王がピラミッドを建設させたので民衆の怨嗟を生んだ、という事が果たして小説のテーマになり得るだろうか ? この他、ポルトガルとスペインの布教(実は侵略)合戦など、当時の時代模様を映すだけでは求心力を持った小説にはなるまい。 スペイン人宣教師の追放後、またしても朝鮮出兵である。これが史実(文禄・慶長の役)だとしても、ワザワザ本作で子細に採り上げる必要があるのだろうか ? 甚五郎が主人公ではなく、作者の代弁者になっている点も奇異な印象を受ける。肝心の家康が暫く登場しない点も奇異。加藤清正(秀吉の子飼いであると同時に正室"ねね"の養子)が秀吉の利権を犯す筈はないのに、それを匂わせている点も奇異。行長・三成への憎悪は分かるが。時代は遡るが、足利義満が流行り病で死去した、という記述があるが、これが朝廷による毒殺である事は常識。権力者の誇大妄想が民衆の苦しみを生む、というテーマなら本作は完全な失敗作である。真田幸村ではないが、「甚五郎が家康に一太刀浴びせる」、位の結末でないと本作は小説として練れていないという事になり、子細な記述は全て徒労である。「出星前夜」や「狗賓童子の島」レベルの作品を期待すると裏切られる駄作だと思った。 | ||||
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飯嶋さんの新作ということで飛びつきました。上下巻、約半年かかりました。他の方も書いていますが、登場人物をもう少し整理した方が読みやすかったと思います。とにかく膨大な量の日本人名、朝鮮人名、明国人名が出てきます。本筋にあまり関係のない細かい描写にも閉口しました。朝鮮侵略の戦闘、戦術場面が詳細を極め、この本に飛びついた自分を恨みました。 | ||||
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送られてきた書籍は表紙が下巻で中身は上巻でした。 その旨を伝えると、謝罪の言葉もなく返送せよとのこと。 結果、返金手続きはスムースに行われたが、それっきり。 機械的なシステムでは、当方の気持ちなどお構いなし。 結局、近所の書店に注文して入手しました。 | ||||
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