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こうして彼は屋上を燃やすことにした
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こうして彼は屋上を燃やすことにしたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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余計なものを削ぎ落とした文章。 しっかりと収束していく展開。 『オズの魔法使い』ありきの話であることと、 そんなことくらいで死んだり殺したりしたくなるか?と いう二点が気になった。 | ||||
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恋人に別れを告げられた女子高生が、自殺しようと学校の屋上に上ったところで 人生に悲観し復讐を果たそうと決行日を待ち続ける3人の高校生に出会い 一緒に行動するお話。 全体的に小綺麗にまとまっており、それなりにいい話なのではないかと思う。 だが、全体的にあっさりすぎる。もっとクセが、アクが欲しい。 過激なタイトルに興味を引かれて手に取ったのだが、肩すかしだ。 残念ながら個人的な趣味から、こういった恋愛ものとか青春ものは合わないので のめり込むことはできなかった。 話が進むにつれ、それぞれが抱える問題が解決されてゆくのだが その解決もそれほど凝った話ではない。悪くいえばありがち。 唯一、おどろかされたのは3人の因縁に関してだけだった。 それにしても、死を決意してフェンスを越えた主人公の女子高生が 次の日から3人とへらへら遊んでる。その気持ちの切替?がどうしても違和感として残ってしまう。 まあ、振られたくらいで死のうと思う女子高生の行動なんてそんなもので その方がリアルなのかもしれない。 | ||||
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アイデアとか文章とか上手いのに、 各々の事件の解決方法が思いつかなかったのかテキトー。 それだけ盛り上げたのに、なんでもっとちゃんとした理由を考えなかったのか…。 もったいないの一言。 | ||||
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オズの魔法使いをモチーフにした、登場人物たちの設定はおもしろかったです。 みなが持つ傷を、それぞれ克服したのは特別な誰かの魔法なんかではなく、ただの人間でしかない彼らの変わっていく繋がりであったことも、青春モノとしてはよし。 ただ、なんとなく小さくまとまった感がなくもない。それぞれの傷も、克服の仕方も、それを乗り切った後も、大体の読者さんの予想の範囲に収まってしまったのではないか、ということです。 それは、途中でドロシーが魔法使いに覚醒して、すべて上手くいきました!なんて展開にされても嫌なんですが、よくもわるくも、現実味がありすぎたのかなあ、と。 ただ、そこが逆に読者さんによっては共感しやすいかもしれません。共感できるかどうかで、評価が大きく変わりそうな作品だと思います。 なので、失恋して引きずった経験がある人にとっては、最後のあるシーンはおすすめ。その人は評価を+1してくださいませ。 | ||||
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悪くない作品だと思います。 心に残る青春ジュブナイルと銘打たれたように清く正しく、審査員を務めた麻枝准氏が如何にも好みそうな物語でした。 それだけに奇抜な作品が多いガガガ文庫の作品としては、尖った部分が少なくレーベルファンからすると少し物足りないかなと。 「彼氏にフラれちゃった、さぁ死のう」という少女が主人公で、登場人物たちもそれぞれに悩みや事情を抱えているのですが、悩みのない人や逞しい人は彼らにあまり感情移入できずに最後まで読み切ってしまい、「え、これで終わり?」という感想を抱くと思います。逆に失恋直後の人や何らかの重い悩みを抱えている人は、感情移入できるのかな。登場人物たちの心情を理解できれば、最初から最後まで楽しめるとは思います。 残念ながら私はどの登場人物にも感情移入できなかったので、あまり楽しめませんでした。 文章力、構成力共に光るものも感じられず、大賞受賞作という割にはあらゆる意味で平凡という印象です。台詞回しも痛く感じられ、ギャグも面白くない。 ……あ、ただラストのドロップキックだけは面白かったかな。 感情移入さえできれば名作に化ける、そんな作品だと感じました。 | ||||
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第五回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞受賞作。 『オズの魔法使い』をモチーフにした、全体的に中学生のポエムのような感じがする作品です。 文章的にはライトノベルなのですが、作品の内容はラノベというよりも青春映画の脚本を目指しているような、けっこうシビアなストーリーでした。 ガガガ文庫で賞を取る作品は伝統的にサスペンスなどシリアスな作品が多く(学園カゲキ!もけっこうシリアスでしたし)、この作品も例に漏れず、終盤の展開は結構ハードです。 それを非現実的と受け止めるか、感動的と受け止めるかは、読み手によると思います。 私はそれほど感動しなかったのですが、全体的なバランスの良い作品だと感じたので、その点では満足しました。あとがきを読むに続編はなさそうですが、これはそれで正解だと思います。 | ||||
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