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瑕疵借り
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瑕疵借りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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最初は怖い話しを期待して読み始めましたが瑕疵借りの人の、その部屋に対する問題解決が凄くて、瑕疵担保でも怖いばかりじゃないって思いました(実際にはわからないけど)。良い作品だと思います。シリーズになって欲しい作品です | ||||
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松岡圭祐は短編のほうがいいのかも・・・・ 私は読んでいて涙がでました。 長編のほうは、ひねくりすぎていると思うことが時々あります。短編は素晴らしい。 | ||||
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すごく面白かった! ハートウォーミングな話でした。 お勧めします!!! | ||||
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こういうのを読めると、本を手にして良かったなと思います。 超オススメ。 | ||||
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人の亡くなった後の部屋について、ミステリーをほのめかしながら人間模様を描く、読ませる短編が四つ収録されてます。どれもありそうな等身大の人々の話ということで、松岡圭祐の他の作品とはかなり異なります。というより本当に幅広い作風をかける作家だなと思いました。土曜日のアパートと、その次のエピソードが秀逸ですね。これも続刊が出てほしいです。 | ||||
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なんとも口で説明しがたい読後の感想。 でも一気に読んでしまいました。余計な感想は書きません。 個人的にはすごく良かったです。 | ||||
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瑕疵物件(前住者の退去理由が問題視される不動産)に、 依頼されてしばらく住み、 瑕疵の履歴を薄める?という仕事をするのが主人公。そんな人間の 周辺のいかがわしい様子がテーマになるのかと思ったが、 (そうでないこともないけれど)主人公は、前住者の事情を自分で明らかにする。 それが、社会問題の小さな一コマとして描かれる、という趣向。 もちろん堅苦しくない小説だけど、騒々しくもないのが好みです。 | ||||
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松岡圭祐さんの本はいつも楽しみにしていますが、この本も新しい題材で、楽しく読ませていただきました。続編を期待します。 | ||||
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松岡圭佑、最近ホント筆が冴えているというか、歴史物で新境地を開いたと思っていたら、 今度は賃貸ミステリー風、着想が素晴らしいし、主人公の藤崎のキャラ設定もいい。 ちょっとホロっとさせ、読後感が爽やか、当分買い続けます。 | ||||
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松岡圭佑の新作、「瑕疵借り」。タイトルからは中身がよく分からない。 瑕疵、そういえば民法で出てきたなぁと。お店は商品に責任があるので、傷があったらの保証の義務があります。みたいな感じで。 今回の作品は瑕疵、つまりは問題のある物件を敢えて借りる藤崎という男が主人公。物件のオーナーは瑕疵に対して説明責任があるので、なるべくその内容を緩和すべく、そして次の入居者を期待出来るよう、瑕疵借りという、サクラのような人を住まわせる。瑕疵にも環境的瑕疵だとか、心理的瑕疵など種類があることがわかる。 でも藤崎という人物は、一見、オーナー側の人間に見えるが違う。その物件にまつわる謎を解く。何よりもそこに住んでいた人間の届かざる“想い”を届ける。“想い”、それは覆い隠されて、本来容易には届かなかったはずのもの。それを藤崎が届ける。伝えるものは、残留思念というと、ちょっと無念などマイナスなかんじに聞こえてまうので、何というか、残ってしまって行き場の無い、“優しい思念“、“故人の優しさ、思いやり、”だろうか。 ここに出てくる人たちは不器用故、相手に伝えることができない。いや、本来誰しもそうなのだろう。藤崎は明晰な推理でベールを剥いでいく。部屋の中は新な資材で張り替えられ、真実への覆い隠しが強化されてるのに比して。藤崎は敢えて解くべき謎のある物件だけを選別してるかのよう。 ここに出てくる人物は原発現場の作業員、コンビニ店員、スネップ、女子大生、主婦、ブラック企業に敢えて勤める若者、中年サラリーマンなど色々。普通に見受けられる人々。 物語はこんな人々の日常から始まり、やがてその人々のいづれかが、瑕疵物件にまつわる事件の当事者になってゆく。それは残念なことに瑕疵物件を産み出す側と、その謎に当惑する側、という形で。 世に出ている小説には、ここまでで終了のストーリーも多いと思うが、松岡氏の作品はここからが見せ所。そしてやっと藤崎が登場する。こういうタメは千里眼の岬の登場にも似ている。藤崎が出てくるまでが決行深くて長い。 氏の作品は、様々な切り口があり、マジシャン、臨床心理士、霊柩車のドライバーのような話もあったので、驚くにはあたらないが、瑕疵物件で回る物語、ちょっとへぇ〜と感ずる。 巻末の解説にもあったが、藤崎の過去が気になると。たしかに、彼自信が届けざる想いがあったからか、届けてもらったからか、何かありそう、と想像できる。 その点で今回の作品もまた成功だったのだろう。 登場人物は、瑕疵物件を産み出した側の方は残念にも確かに亡くなってしまうが、明確に誰かの殺意の対象でなかったからなのか、不思議と人の死なないミステリーの延長線上で読める感はある。だが結構重いのは、届かざる想いが一定時間(藤崎が来るまで)充満しているからだろう。 この本の登場人物はみな、真実を知らずにはいられない。それは真実だけが今の自らを変える可能性を秘めていると薄々わかり、それ以外には方法がないというギリギリな心理状況にあってのこと。そして運良く藤崎に出会える。解説にあった救い、明るい未来とは そこらへんのことだと思う。 今出たマジシャンシリーズの「イリュージョン」は昔、角川文庫では出てなかった作品なのでこちらも気になるところ。 | ||||
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【結論】 やりきれないストーリーの最後にポッと希望の灯る、お薦めのサスペンス短編集。 【理由/解説】 我が国は、世界でも稀な高負担・高福祉国家で、相対的に良い国の筆頭格とは言うものの、大多数の真面目な「中の下から下」の国民は、恩恵に浴することが少ない。 本書に登場する「事故物件」の借り人や関係者として、そのような底辺の人々が活写されている。 この小説の真の主人公は誰だろう? 一見、わき役と見えた瑕疵借り専業の青年がそうであることは、第2作に進んだところで明らかになる。 ぶっきら棒にみえて、存外、親切な青年なのだ。 第2作のエンディングで、40過ぎの実家引き籠り青年(?)が「部屋を出よう」と真人間に目覚めるところは、よかった。 現実には、そのまま無為徒食で勤労の喜びを知らないまま一生を終える者が多いのだが。 【余談】 親から受け継いだ老朽賃貸家屋を、幾つか『大家』として管理している私は、これまで何度か酷い目に遇っている。 家作を賃借人の失火で丸焼けにされたり、家賃を踏み倒されてドロンされたり(その配偶者が行方不明というので、開かずの間の床下に死人が埋まっているのでは?と、ヒヤヒヤした)、別のケースで家財を遺したまま行方不明になった借り人をやっと捕捉したら居直って家賃を払わないどころか家財撤去にも応じてくれず、裁判で大金が掛かったり(家財処分と弁護士費用でざっと100万円。家賃は1円も回収できなかった。これを、泥棒に追い銭という)。 誰かがが言っていたが、『大家だけはするもんじゃない』は、かなり当たっている。 私も瑕疵借り人を雇ってみたい。 | ||||
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巻おくあたわずで、久しぶりの一気読み。 とにかく面白い、そして展開が憎いほど上手い。 | ||||
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本はとても綺麗でした。 この作家さんは初めて読見ましたが とても面白かったです。連続ドラマになりそうなお話です。ら | ||||
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松岡さんらしい、トリヴィアの宝庫を期待するとちょっと裏切られるが面白い切り口だと思います。 | ||||
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タイトルで目を惹かれ、次に帯を見たら “事故物件サイト大島てる推薦!” の 文字。やっぱり瑕疵物件がテーマの小説なのだと分かり、なおさら気になって買った。 ちょっと怖い話なのかなと思ったが、読んでみたら全編変わったミステリーでなかなか面白かった。全話共通のキーマン「藤崎」が主人公ではないのも新鮮な感じがする。 各話とても読みごたえがあり、結末も良かったのだが唯一分からないのが「藤崎」自身の素性。それだけ頭がキレるのになぜ職が見つからず瑕疵借りをやっているのか。そもそも、どういう経緯で瑕疵借りになったのか――――。 その辺が一番気になるので、是非とも続編を書いて、藤崎自身が主人公となる話が読んでみたい。 | ||||
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重厚な歴史モノが続いていた著者の、久々の現代小説、しかも短編で気軽に読めた。 アパートなどの賃貸物件に以前住んでいた人の、さまざまな事情を解き明かしていく物語。 ミステリー的な要素も含みながら、家族とのつながり、人と人との絆に感動させられたりと 人間ドラマの色も濃い。 4作の短編それぞれに読後感が異なると思うが、個人的には「土曜日のアパート」が 一番ぐっと来た。 | ||||
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感想は端的に言うと、水鏡推理に近い日常のような非日常のようなウェットな推理モノです。出てくる人々は主人公も含めて そこまで極端な悪人もスーパーヒーローも出てきません。しかし、気になるんです。そこで次のページが次の話が何故気になるのかと考えてみました。結論は「近所の噂話が気になる」感じです。ガンガン人が死んでいく推理小説もいいですが、日常に潜む非日常も大いにスリリングでした。「あの話どうなった!!」的な感じです。松岡さんの作品はこの作りが自然でサクサク読める点も素晴らしいです。当に空いてる時間に読む本としては最適です。 | ||||
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久々に泣きました。ハッピーエンドのお話ではありませんが、いろんな事を感じるお話です。人と人とのつながり、親子のつながりなどなど。ドラマ化してほしいお話。とにかく読んでほしい一冊 | ||||
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なんか行間を開けて一所懸命目立たせて書いてる人がいるが、 最初の話で原発作業員の部屋が瑕疵扱いになったことは「間違い」だというのが物語の骨子なのだが。 それに世間に知られなければ瑕疵じゃないというのではなく、心理的瑕疵の疑いがあれば、不動産屋には告知義務があるという話なのだが。 | ||||
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所有は無理なので賃貸住まいですが、とても身近な問題だと思います。 主人公が、コンビニの店員、引きこもり、父親、娘という4つの短編に共通するのは、藤崎という男性。 賃貸物件で人が亡くなると、事故物件として告知義務が発生する。 どんなにきれいにしたって人が亡くなった後の部屋に住むのはとても抵抗がある。 それをごまかす(?)ために、事故物件に一定期間人を住まわせるのだという。 一人暮らしの人が急になくなると、あれこれ困ったことになるという想像は容易にできる。 「後処理」も大変。 事件性のない死でも、何かしらの真相が隠されていて、特に3番目の父親の話はちょっとつらかった。 身近な問題だと思うけれど、ちょっとドラマチックすぎて、ちょっと残念な感じがしないでもないような・・・ でも、面白かったです。 | ||||
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