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ウォーターゲーム
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ウォーターゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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シリーズ前2作とも面白く大好きなので、こちらもかなり期待して読みました。 誰が味方か分からない展開とお馴染みのスパイたちが登場して…。もちろん面白かったのですが、なんだか少しいつも通りだな、とも感じてしまいました。 個人的には前2作の方が新鮮で好きだったかな、と思います。 | ||||
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彼は法政の同期生という事もあり、全作品 読んでいる。今作はスパイモノの第3作目 だけど、太陽の難解さはなく、森ほど軽くもない可もなく不可もない吉田修一流のエンタメ。再読するレベルじゃない。故に作品として、あまり売れないよね。 やはり、彼は悪人、怒り、リリシズムがある作品がピカ一。 今、長々と俺の古巣の朝日新聞で歌舞伎モノ連載してるが、はっきり言って面白くない。 才能枯れるには、まだ早い。50歳!。 リリシズム期待してるぜ! | ||||
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構想の素晴らしさを感じました。人物の背景にある闇も感じさせます。金の為に生きてる人と、一見そう見えて、そうではない人物とが描かれてます。 | ||||
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ひゃあ、面白い。一気読みです。 吉田修一の他の作品に比べ、スピード感を重視したドライな文体、かつ世界をまたにかけたワクワクさせてくれる内容で、気が付いたら数時間が経っていたという面白さ、久々に時間を忘れて一気に読了してしまいました。 本書は、「太陽は動かない」「森は知っている」に続く産業スパイ「AN通信」鷹野一彦シリーズ第三弾。 ですので、本書単体でも楽しめますが、前作「森は知っている」を読んでおくと、より一層本書が面白くなると思います。 「森は知っている」は本書の主人公鷹野一彦が17歳のころの青春物語でもあり、本書の背景事情が描かれた超傑作です。本書の前に、ぜひとも一読をお勧めします。そちらも一気読みですから。 政治家の重鎮中尊寺は言う「情報というのは宝ですよ。宝探しに秀でた者がこの世のなかを制する」と。 まさに「情報」が売り買いされる現代社会。 そんな世界で産業スパイが生き抜くには、誰よりも早く有益な「情報」を入手できるか。そして得たその「情報」をいかに生かすことができるかが重要だ。さっきまで味方だった相手が敵になり、また逆に必要とあらば敵を味方にすることもある。 騙し騙される日常では「誰のせいでもないことばかりで成り立っている世界」と割り切った生き方となってしまう。 そんなドライな産業スパイでありながらも、鷹野は部下の田岡にこう伝える。 「どんなことにも突破口はある。それを考えるんだ。これからお前がこの世界で生き残るために必要なことはたった一つ。考える、それだけだ」 そう、本書を含む鷹野一彦シリーズの共通テーマがこの「生き残る」ということかと思います。 そこに、単なるサスペンスを超えた熱い思いが伝わってきます。 また、本書には虐待を受ける子供を見過ごしにできず助けようとする真司という若者が登場します。 「こいつを助けてやるなんて無理だと思う。でも、今日一日だけなら救ってやれる、とも思う。一日、そしてまた一日。それなら続けられそうな気がする」 そんな彼の描かれ方に、これまでの吉田修一作品らしさを感じさせ、本書により好感を持ちました。 | ||||
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