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そして僕らはいなくなる
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そして僕らはいなくなるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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青い鳥文庫から出ている『ふしぎ古書店』のスピンオフ第2弾のようです。ジャンルでいうとSF青春ミステリ(ホラー?)でしょうか。 導入部がやや長いものの、ぐいぐい引き込まれて、すぐ気にならなくなりました。 美しく謎を解く本格ミステリを期待したらハズレですが、文字通り全てがひっくり返るラストの展開は圧巻です。 クリストファー・ノーラン監督の初期の映画を彷彿とさせる仕掛けが用意されています。 ただ、語り手も探偵役も事件の詳細を説明してくれないので、想像で補う必要があります。 色んな意味で読んでいる側の能力や感性が試されますね。 これを味わいと受けとるか、不親切と受けとるかは好みでしょう。 そして泣けるw悔しいけどw 少年と少女の甘酸っぱさにもだえると同時に苦くてヒリヒリしました。 言葉選びが絶妙で、ささいな言い回しも胸に刺さります。 小ネタ満載の会話は楽しく、一方で不道徳的だし、その上さわやかですらある。 前作『七日目は夏への扉』と同じく読後感がとてもいいです。 こんなにも後ろ向きにポジティブな物語は読んだことがありませんw 小説とはこんなにも自由なのかと思わされました。 辻村深月作品や乙一の『GOTH』、桜庭一樹の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』などが好きな人はハマると思います! | ||||
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