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ダ・フォース
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ダ・フォースの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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「犬の力」はメキシコ版「仁義なき戦い」で、複数の視点から楽しめるが、 本作は徹底的に汚職警官マローンの視点から描かれる。 黒川博行の「悪果」シリーズを思わせる悪徳ぶりだが、マローンの腐れぐあいはピュアで甘ったるい。 ダークヒーロー好きでもそのあたりで評価が分かれるかもしれないが、自分はハマッてしまった。 ウィンズロウ、見事です。 | ||||
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「犬の力」、「カルテル」が大変面白かったので今作もすぐに購入。 前作同様アンダーグラウンドな世界の犯罪が描かれていますが中々物語が進みません。 主人公の心象風景や説明的な語りが多く核心のストーリーに中々行きつきません。 結果として前作が膨大な登場人物とストーリーを手際よくスピーディーにまとめ上げていたのと違って テンポが凄く悪いです。上巻の途中で読むの止めました。 また気が向いたら読みます。 前作の満足度を求めている方にはおススメできません。 | ||||
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「ザ・カルテル」よりは小粒な作品と思っていたが、後半に行くにつれ、その濃厚な絶望感や悲喜劇に引き込まれました。 どこまでも落ちていくマローン。苦悩の中で仕事を続けるが、遂に警官の王にも、法の手が伸びる。 二転三転するストーリー、壮大な背景、精緻な取材。そして思わず笑ってしまうほどの卑語連発の遣り取り。 一読の価値はあります。素晴らしい作品だと思いましたけどね。 2019年には「ザ・カルテル」の続編もアメリカで刊行されるとのことで、非常に楽しみです。 | ||||
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ニューヨーク市警の特別捜査班マローン。 警察の王として君臨し、犯罪者からも身内からも、畏怖されされる男。 犯罪組織の覇権争いの中で、マローンも例外なく汚職に手を染めているが、いよいよ窮地に立たされていく。 激しい戦いの中で、彼はどうなっていくのか、という話。 ザ・カルテルよりはスケールも小さいし緊迫感もないが、ウィンズロウクオリティーは健在。 粗製濫造が止まらない日本の有名作家と違い、よく取材し、よく練られたストーリーに引き付けられる。 ドン・ウィンズロウの18番のスラングや下ネタに嵐にも笑わせられる。 下巻が楽しみです。 | ||||
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大雑把に言うとマンハッタンノース特捜部(通称ダ・フォース)のデニー・マローン部長刑事がヒーロー的立場から転落していく物語。転落していくとは言ってもクリーンで真面目な警官がダーティーな警官になっていくストーリーではなく、最初からダーティーな主人公が連邦職員の検察とFBI捜査官に追い詰められ自分の組織の裏切り者にされるストーリー。ダフォースのメンバーは犯罪者を脅したり暴行したり犯罪の利益の上前をはねたりと悪いことはするが、一般人に迷惑をかけるようなことは一切せず、ろくでもない犯罪者をどんどん摘発するヒーローとして扱われている。しかしマローンたちはニューヨークの犯罪組織を根こそぎ撲滅しようという考えはなく、犯罪組織を管理し現状維持を目標としている。 ダフォースは警視庁で例えたら組織犯罪対策部のようなもので、ギャングやマフィアの麻薬や武器売買の取り締まりが主な仕事。日本の警察小説に昔からある暴対課(旧捜査4課)をテーマにした作品に似ている印象。 囮捜査官や制服警官を含んだ人数は54人で、刑事と呼ばれる人間は二班で四人ずつ計八人。特捜部長というほぼお飾りの警部がいるが、マローンたち八人が実質のトップでマローンがそのリーダー格。犯罪組織を好きなように管理し警察の現場責任者として実績を上げるマローンたちは警察上層部からも犯罪組織からもアンタッチャブルな存在で刑事の王として君臨する。 ちなみにマローンのチーム構成は、マローン(上下黒いデニムの服装をした厳ついアイルランド系) ルッソ(お洒落なイタリア系でマローンが子供の時からの友達) モンタギュー(大学教授みたいな服装をしたIQの高い黒人) ビリー(若手だが序盤で登場後すぐ死ぬ) チームのメンバーは兄弟同然かそれ以上という設定。 ジャンルとしてはノワールでミステリー要素はほとんどない。汚職で手にした金も普段から特別な贅沢をするためではなく、子供たちを将来大学に通わせるために溜め込むのが主目的と、リスキーなことをする割には目的が若干しょぼいように感じたが良く言えば現実的。アメリカでいい大学に通わせるには想像以上に金がかかるんだな~と感心した。 以下多少のネタバレ 黒人系ギャング、ラテン系ギャング、マフィア、が闘争するなかマローンは汚職の証拠を検事とFBI捜査官に握られる。「捕まって刑務所に入ったら家族の今後は大変だぞ」的なことを言われ、主人公がやった他の犯罪行為は目をつぶってやるから他の汚職警官、汚職検事の情報を出せと脅される。検察官はともかく同僚の警察官を売ることは絶対にしてはいけない行為でありマローンは激しく悩むが結局は家族に為にと情報提供者となることを決意する。 上記の件で転落が始まるのが上巻後半からで下巻はプライドをズタズタにされ嫌々ながらも裏切り者に転落する。上巻途中までは悪くてもカッコいい刑事の話なのだが、下巻を含め半分以上はほとんど逆転の目もなく裏切りものとして追い込まれる一方的な展開で盛り上がりには欠ける感じがする。その他としては人種差別問題にも重きを置いた印象もある。 帯には『ゴッドファーザーのような警察小説』とあるがゴッドファーザーの要素はほぼない。登場人物のほとんどが悪い奴らなのでアウトレイジのほうが多少は近い。 もう片方の帯には『犬の力 ザ・カルテル すべてはこの作品のプロローグに過ぎなかった!』とあるが【犬の力】【ザ・カルテル】の方がスケールがでかくストーリーに起伏があり面白かった。今までは角川文庫からの出版が多かったが今回はハーパーブックスに変わったので大げさな帯にしたのかもしれない。 | ||||
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長くて 長くて ジイちやんは、 読み疲れる。特に 後半は これでもか これでもかと かきちらす。 しかし、トランプ も ケネディも、 "911も、アイゼンアワーも、タイガー ウッドも、M,ルーサー キングも ルーズベルトも、アメリカの真実なのだ。 疲れたけど それなりに、読ませた。 | ||||
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