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(短編集)
虚談
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虚談の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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十篇収録の短編怪談集である。いずれも明確なオチはない。こういうのは、あまり好きではない。酒の席での与太話みたいな感じだ。比較的気に入ったのは、 「ベンチ」おじさんにスペクトルマンのソフビ怪獣を買ってもらう。特撮ファンとして嬉しい。その後おじさんは家の仏壇を破壊して改宗を勧める。変な話だが、印象に残る。 「キイロ」棄てられたゴム人形を冗談で祀っていると、妖怪譚が誕生してしまった。京極の語る怪異成立モデルとして興味深い。 物足りないけど、軽い暇つぶしにはなったかな。 | ||||
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この話「嘘」ばかりです。 そこはあらかじめ、と言うよりタイトルで示されているのでまぁ良いのですが 怪奇心霊モノなのに「全く怖くない」のがかなり肩透かしに感じます。 嘘ではぐらかされ、つまり「ワケが分からない」のがこの本の軸なのですが どれもこれもオカルト地味てはいるけれど別段怖くはない。 なので「ワケ分かんねぇ!? 怖ぇ!!」とはならず 「はぁ・・・ワケ分かんねぇ・・・」とどうにも微妙な空気で終ってしまいます。 「奇をてらおうとしてスベった」感がむしろ執筆初心者的ですらあります。 もし作者なりを知らずに読んだら大ベテランではなく新人さんかと勘違いしたでしょう。 文体もかなり説明的でくどく理屈臭いのも初々しさに拍車をかけています。 話自体も別に面白いとは感じません。 いわゆる「過程」にあたる背景部分が描かれてるのが「ハウス」と あと一作くらいなので大半は背景も見えずオマケに嘘とあって「ふーん」と言う感想しか抱けない。 それに「そもそも怖くない」のが重なって「なんじゃこりゃ」って感じます。 この作家さん自体は好きで他にも色々読んでいるのですがこれは合いませんでしたね。 | ||||
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