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(短編集)

愛はさだめ、さだめは死



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【この小説が収録されている参考書籍】
愛はさだめ、さだめは死 (ハヤカワ文庫SF)

愛はさだめ、さだめは死の評価: 4.28/5点 レビュー 25件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.28pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 21~22 2/2ページ
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No.2:
(4pt)

「愛はさだめ、さだめは死」は圧巻

青いリボンの作家ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア は男か女か・・・で当時のSF界はずいぶん盛り上がったようだ。ヘミングウェイやジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの小説は男にしか書けないものだetc.・・・
この作家が女性であることを知って読めば、それなりに納得できる。
この作品集の中でも「愛はさだめ、さだめは死」は圧巻である。
これを女性作家だから書けたという見方もできる気がする。
非人類(我々から見れば)の主人公の男(雄)が、その定めを辿るごとに自らの存在に対する自問に答えを得、着実に最後の定めに向かっていく描写に多くの読み手は引きずり込まれてしまうだろう。
愛はさだめ、さだめは死 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:愛はさだめ、さだめは死 (ハヤカワ文庫SF)より
4150107300
No.1:
(4pt)

the Best of Tipree

サイバーフェミニズムの先駆者と言われるJames Tipree,Jr.の代表作を集めたアンソロジーで内容は「すべての種類のイエス」「楽園の乳」「そしてわたしは失われた道をたどり、その場所を見いだした」「エイン博士の最後の飛行」「アンバージャック」「乙女に映しておぼろげに」「接続された女」「恐竜の鼻は夜ひらく」「男たちの知らない女」「断層」「愛はさだめ、さだめは死」「最後の午後に」の12編です。伊藤典夫らによる翻訳は全体としてはそれほど悪くないのですが、オリジナル原語版だと心地よいリズム感を持っている台詞の部分が日本語に変換されてしまうとかなりぎこちなくなっているので(例えば「男たちの知らない女」に登場する有名な台詞も「あ、トラウマなんかないのよ。男が嫌いなわけでもないわ。そんなのはまるでーまるで、天気を嫌うようなものじゃない」と訳されてしまうと或る種の臭さが漂っていることは否定できないと思うのです)、その辺りがこの邦訳版に対する評価の分かれ目になるかと思います。
愛はさだめ、さだめは死 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:愛はさだめ、さだめは死 (ハヤカワ文庫SF)より
4150107300

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