■スポンサードリンク
キャロリング
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
キャロリングの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ドラマはなってるか・・・ もうすぐ倒産することが決まっている小さな会社で働く元恋人の2人(男性が主人公) 別居している両親の間で悲しみ、そして行動する子ども なんだかんだで誘拐されたり、チンピラがでてきたりするんだけど、みんな根っこは良い人で 少し抜けてたりして、 やや小さくまとまりすぎだけど、まあ良いんじゃない? すべてめでたし | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
有川浩さんの作品は全部持っているファンですが、この作品はなかなか読み進まなかったです。劇団の舞台用に意識しているのか?はたまたドラマになる前提で書いたのか?何にせよ、いつもの有川節がなく、特に感動や盛り上がり、奇跡もなく終了してしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一見して決して明るくない児童虐待や依存症、それを取り巻く闇をテーマとする小説 有川浩の作品の特徴である文体の読みやすさや感情移入のしやすさは安定感があります 一般的な家庭であっても、そうでなくても当事者でなければ分からない世界観や空気観は 必ずどこかにあります それを理解することの難しさはあっても、知る努力はできる そんな感想を読んでいて抱きました ただ、小説として考えてしまうと、小中学生を中心に読んでほしいと思いました 大人になってしまうと否応なしに残酷な世界を目の当たりしてしまいます 子供心にもなんとなく何が起こっているのは分かる でも、言葉で、文章で、気持で整理できない それでも、人生の選択をするのは自分で、それをどうやって楽しむかも自分次第だって 教えてくれるような小説だと思います | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
うーん。最後まで頑張って読めれば、何となく納得かなという感じです。 まず、他人の父親に対して、かなり踏み込んだことを言うのが解せません。しかも小6の子にむかって…。 ずけずけと物を言うタイプのキャラが、有川さんの作品にはよくでてきますが、それがまるでステキなことのように描かれている節がちょっと…。 「〜ってか!?」という、話し言葉(怒っている場合)の語尾の表現も、ちょっと…。 何か 所々に違和感がありますが、最後はきれいにまとめられている感じです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み始めから中間くらいまでは、退屈でした。 大和の父母像(家庭内暴力、暴力の犠牲になる母、息子の葛藤)は、うすっぺらい。 航平の両親の離婚までの過程や父の人物像の軽さもこんなもの?という感じ。 全体として小説として読ませるほど人物像が深く掘り下げられていない気がします。 取り立て屋のデコボココンピもそこまでおかしくない。 結局ハッピーエンドに向かってゆるく話が運んだ感じがします。 にも関わらずそれぞれの登場人物(特に大和と柊子)が幸せになりそうなのは辛うじて心温まりました。 「阪急電車」のように小さなお話をスケール小さく結ぶ方が作風に合っている気がします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
基本、この作者さんに「ハズレ」はないと思って…ました。 いつものリズムが感じられない。と、いうか、いつもは読みながら「有川浩氏のリズムだ」とはっきり認識しながら心地よく読めるのに、本書は所々不協和音が混じってるみたいな…。「ん?それ遠くない?」って言葉使われてる感じで、読んでて「ノリ」が止まる。 今までも用法的に必ずしも正しい言葉を使ってる訳ではないのは分かってます。が、今までのそれが「うんうん。言いたい事すごく分かる!」って感じだったのが、今回は「その言い方違くない?」みたいな。 そして…とても残念なんですが「薄っぺらい」と思ってしまいました…。「不幸を比べるな」と言いながら、結局「不幸比べ」をしてる感じ。 ついでに、いちいち相手の言葉尻捉えて「傷ついた」「傷つけた」に食傷。 それと…注文付ける様ですが、折角こういうテーマで行くなら「親の借金は子が負うのが当たり前」ではなく、「勝手に連帯保証人にされてても、抗弁する方法もあったんだよ」なんかも盛り込んで欲しかったです。読者が多い作家さんなんですから、そういう部分も貢献して欲しい。その点、前作の「明日の子供たち」は情報・方法・自覚と心構えにも言及してくれてたんですけど。 この後、「多分良い感じにまとまって行くんだろうな」でお話は閉じましたが、互いに腫物に触るようにびくびく気ぃ遣いで付き合ってたら疲れそう。気遣いの手間<相手と一緒にいたい、が前提なんでしょうが。 …が、読了直後の感想です。単に自分が「飽きた」だけかも知れません。けど、正直なトコです…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小規模子供服メーカー「エンジェル・メーカー」のクリスマス倒産が決定!それと同時に学童保育も終了することに・・・。「エンジェル・メーカー」で働く元恋人同士の俊介と柊子。そして、両親の離婚の危機で悩んでいる学童保育に通ってくる航平。航平は何とか両親を仲直りさせたいと思い、今は別居している父親に会いに行こうとする。俊介と柊子はそんな航平と行動を共にするのだが・・・。 航平の両親の不和はもうどうしようもない。それは小学生の航平には理解できない。父親が母親に謝ればすべてうまくいくと思いこんでいる。両親の不仲がいったいどれほど子どもの心を傷つけるのか・・・。読んでいて切ない。元恋人同士の俊介と柊子の関係も微妙だ。ふたりともまだ心が揺れ動いている。ふたりともまだお互いに相手を想っている。そのことが、ふたりのしぐさや言葉からにじみ出ている。もう一度寄り添いたいと思っているのになかなかそれができない。そういう作者の描写は絶妙だ。 「離婚してほしくないという少年の願いは?」「俊介と柊子はどうなる?」そこに「誘拐」という要素が加わり、事態は思わぬ方向に・・・。 現実味が乏しくドラマっぽい展開だが、後半はよくまとめられていたと思う。ラストもぐっとくる。読後、心がほんのりと温かくなる作品だった。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!