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サラバ!
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サラバ!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全181件 41~60 3/10ページ
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友達に買った小説だ。本の質がいい、印刷もいい。友達から好評をもらった | ||||
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西加奈子は、『通天閣』、『i』を読了し、世間の評価と私のそれが大きく乖離していた作家でした。 しかし、それは私が間違っていました。 本作は宗教的描写がありますが、 それはあくまでも『信じるということ』にスポットライトを当てることへの 演出ではないかと、個人的には捉えております。 長編ではありますが、 友人・家族に薦めたい作品です。 | ||||
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ここ10年読んできた中で、ピカ1の小説です。 小説の持つ力を感じさせます。 巻き貝のことが頭に残ります。 読後、偶然ににもカイロに行きましたが、ナイル河が小さいのには驚きました。 人生を変える力のある小説です。 | ||||
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松坂桃李の声めちゃくちゃ聞きやすい。 家族がバラバラになったり、サトラコウモンサマの怪しさ、姉の奇行などなど… これという面白さではない不思議な魅力がある作品。 | ||||
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こういうオチか!となかなか気持ちよかった。 現代における神はきっと自分自身であり、名前はそれぞれ適当である。 | ||||
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状態もよく気に入っています。早速読みはじめました。 | ||||
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淡々と語られているが、ちょっとした表現が面白くてクスッと笑ってしまう。海外の体験も楽しい。続きが楽しみです。 | ||||
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この帯を見た時、正直「大それたこと言ってんなぁ」くらいにしか思わなかった。むしろ胡散臭さまで感じた。 だが、下巻を読み終えてみると「これは、あなたを魂ごと持っていく物語」という意味が十分よく理解でき、この文章こそがまさに今の心情を一番表す言葉なのではないかと、そう感じた。 上巻、中巻と読み終えた時には、まだ主人公はイケイケで、順風満帆な人生を歩んでいる風だった。きっと僕も含め我々読者は、西加奈子さんは下巻でこの「普遍的な」流れに、どう決着をつけるのだろう、とワクワクしていたはずだ。主人公である歩の一方で、キャラの立ったいわゆる"問題的な人物"である姉に対しても、どのような結末を西さんはつけるのだろうと、ハラハラドキドキしていた。 今まで以上に問題的な行動を取り、主人公の人生を更に掻き乱してくれるのか…。いい感じに生きてきた主人公の歩が、下巻でどのような不幸に陥ってしまうのか(なんて勝手に今まで苦労もせず易々と生きてきた風な人に対して、意地悪にも期待してしまったり。笑) 結論をいうと、大ドンデン返しだった。それまでの上巻、中巻の流れからは想像できないほどだった。ネタバレにならないように述べると、主人公と、特に姉の立場が大きく変わっていた(その他にも、須玖や鴻上、母や父それぞれが変わっていて、最後にはあのヤコブまで登場してくれて嬉しかった)。 ここからは多少ネタバレを含んで感想を述べるが、主人公の歩の変わり果てた姿は、情けなく惨めで、そして投影し同情しているからこそ、痛かった。どんな不幸に陥るのか…なんてちょっと期待しながら読んだ割に、実際描かれていたその姿は、目も当てられないほどだった。 そこで追い討ちをかけるように登場する姉。なんと、姉は"まともな風"になっていたのだ(あえてネタバレにならないように言葉を濁している)。 そこで姉から言われる言葉の数々。 「少なくとも、私は"信じよう"としたのよ。あなたは何かを信じようとしてこなかった。ずっと自分と誰かを比べて、ずっと揺れていたのよ」 「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ」 そう、ずっと歩から見て"問題的な"行動を繰り返していた姉は、少なくとも何かを「信じよう」としてきたのだ。他人の目を気にし、問題から目を逸らし、できるだけ傷つけ傷つかないように生きてきた歩の人生…。ここで我々読者は気付かされる人も多いのではないだろうか。 「まともに易々と、当たり障りなく生きていた風の歩よりも、他人とぶつかり、その度に傷つき、何かを信じよう、何かを求めようと自ら動いてきた姉の貴子のほうが、ずっと立派で"まとも"なんじゃないか」と。 私は、30代半ばの歩が姉に言葉をかけられるそのシーンで、小説を読んでいて初めて涙を流した。 それは、感動的なものではなくて、自分が惨めで、情けなく、今のままではどうしようもないと思ったからだ。また、今までずっと下に見てきた姉に言われた言葉だからこそ、より響いた。 「芯を持ちなさい」 きっと、人生において迷っている、揺れていると感じる人ほど、この小説は響くのではないか。私はそういう人によりオススメしたい。そして、 「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ」 「芯を持ちなさい」 という言葉は、自分の今と今後の人生において、ずっと胸に脳に刻まれるだろうと思った。それほどの言霊を持った台詞なのだ。 そして、最終的に家族が分かり合えた描写にも、すごく感動させられた。清々しかった。 この小説を読んでよかったと思った。むしろ量的には長いけど、もっと読みたいくらいだった、正直(笑)。 素敵な物語に出会えて幸せです。 | ||||
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きれいな状態で届きました。 | ||||
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きれいな状態で届きました。 | ||||
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中巻を読み終えてみて。上巻と比べて、ずいぶん日常的な身近に感じられる巻だったなという印象(全然悪い意味ではない)。それもそのはず、イラン、日本、エジプトというワールドワイドな舞台で描かれていた上巻とは違い、中巻では主人公・歩はずっと日本にいるからだ。 上巻は歩のずいぶん幼い時期が描かれた一冊だったが、中巻では歩の小学5年生〜25歳までという、青春〜大人になるにつれての人生を一気に描いている。しかし、そのどれもの時期が丁寧で、興味深く感じられるのは、作者・西加奈子さんの手腕によるもの! ずっとずっと受け身で我儘な意見を言わず、心に閉ざしていた歩だったが、自立していくにつれ、世界が広がってゆく。 ヤコブとの思い出はさっぱり過去の記憶に(だが、生きていく上で幼少期の思い出が過去のものになるのは仕方なく当然のことだ)。姉のような"はみ出しもの"にならないためにサッカーを習い始めたりする。そして、そこで数々の親友ができたり。また、自分の恵まれた容姿に気づき、女には困らなかったりする。童貞もちゃっかり学生時代には捨てたり! また、就活しなかった割には、フリーライターという職業に付き、結構いい位置にいっている風だったり。 歩の人生は、その「一人」の姿で見ると、結構順風満帆にいっている風に見える。 しかしながら、自由すぎる母親、姉、また意外な結末に父親までもが、歩の思考の範疇をはみ出す生き方をし始める。 矢田のおばちゃんの「サトラコヲモン」の予想外な結末、姉にあの時言った言葉とは…? 日常をひたすら描いた本だが、そういった謎が最後に解けるのも、読後感がスッキリする。 …まぁ、歩は全然スッキリしていないようだが(笑)。とにかく、割と普遍的な成長をした歩が、下巻でどのようになるかが気になってしょうがない。また、どこまでの年齢を描いているのか(死ぬまでだったり?!)。作者がこの大きな物語にどのような結末をつけるのか、心から楽しみだ。 少なくとも、現時点で全く飽きていない。早く次巻のページをめくりたいくらいだ! p.s. この中巻にも、ヤコブのような、心残りがあったり切ない悲しげな別れがあったりする。西加奈子さんが描くそういった部分が、自分は好きなんだなと思った。 | ||||
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破天荒な姉の弟として生まれ、愛情は注ぐが「子は親の言うことは絶対」という価値観を持つ母親、仕事の都合上海外や日本を点々とする父親、という両親を持つ主人公・歩。そのため幼い頃から日本〜海外と転校を繰り返す。また、手のかかる反抗的な姉を見ているから、歩はそれを反面教師として、家庭や学校でも良い子、「諦観」という姿勢を一貫する。 この物語は、そんな性格だからこその主人公・歩の後悔や悔しさ、情けなさ、怒りといった感情が、静かに、随所に散りばめられていると思う。 現時点でまだ「上」しか読んでいないが、読み終わった時の感情は「悔しさ、どうしようもなさ、(良い子ならではの)情けなさ」といったものを覚えた。 とはいっても、舞台はイランから日本、エジプトと幅広いので、楽しく読める。初めて知ったのだが、作者の西加奈子さん自身も同じ土地で暮らしている(いた)らしい! だからこんなに読んでいて鮮明な描写が頭に浮かび上がるのか! また、歩を取り巻くその時々の人物もコミカルで面白い。 みやかわさき、義一、文也、向井さん、ヤコブ。姉、牧田さん等。それぞれが個性的で、それぞれに対し主人公が持つエピソードも面白い。間違いなくこの物語の面白さ、飽きの来なさとしてスパイスを添えている。 中でもやはり、ヤコブだろう。歩の親友、それとも恋人としての好きなのか際どい感情を書き連ねている。しかも、両親が「不穏」な時だ。だからこそ、より一層、歩にとっての支え、救いである人物だったのだろう。 しかし、抗えない運命、避けられない「不穏」が身に降りかかった時に、ヤコブとはとうとう別れざるを得なくなる。 選びたかったわけじゃない運命、両親の「不穏」のせいでこうなってしまった運命を、良い子で「諦観」の姿勢を貫くことに慣れてしまった主人公・歩は、どうしても心から不満を口に出すことができなかった。本当は嫌だ、寂しい、悲しい、苦しい、辛い胸の内を。感情を剥き出すことが得意な姉とは対照的に、どうしてもできずにいた。 そこで読者は、歩に共感し、もどかしい、わだかまりのある思いを胸に、一巻を閉じるのだろう。 今後歩がどのように成長していくのか、どんな性格になって生きていくのか、ヤコブとはまたいつか会えるのか、それとも幼き頃の淡い思い出となったままなのか、たくさんの気になることを胸に、中巻に臨みたいと思う。もっとも、続きが楽しみなだけなのだが。 歩がいつか晴れ晴れとした幸せを感じられることを願って…。 | ||||
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新興宗教めいたものの勃興と主人公の姉のそれへの傾倒、大学生になった主人公の生き様など、下巻につながるエピソードが連なっている。 | ||||
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大学を卒業後、ライターの仕事をしていた主人公の奇跡的な高校時代の親友との再会。エジプトへ行って小学校時代の親友との再会。父親の出家、母親の再婚と離婚。姉の結婚と変貌。などなど、家族と友情の問題が重層的に描かれていて、上巻・中巻・下巻をを通して読み応えのある作品である。 | ||||
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目立たず、かといって周囲の同級生から無視されないように気を遣っている主人公。父の赴任先のエジプトに同行して、やっと出会った親友とも、両親の離婚を機に日本に帰国することになり、辛い別れを経験する。現在小学生の主人公が、中下巻以降どう成長していくのか楽しみである。 | ||||
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松坂桃李の登場人物によって使い分ける声の巧みさに魅了されました。 | ||||
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姉をもつ長男の気持ちがよく表現されていて、自分の過去と投影され、痛く感じ入ってしまった。 上巻のエジプト編から、ある程度落ちが予想付いたけど、しかるべきところに落ち着いて、安心した感じも正直ある。でも、面白かった。もう一回読もうという気になる数少ない本です。あ、audibleですので、もう一度聴こうが正しいですね。 松坂桃李君の朗読は、素晴らしかったです。100編ぐらいaudible聴きましたけど、5本の指に入ります。 | ||||
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1年半前に原作を読んで、感動しましたが、まるでラジオの劇を聞いているかのような、松坂桃李さんが登場人物ごとに声色を変えて朗読をして、原作の感動が蘇り、時に感動の涙で頬を濡らしながら聞き続けました。 主人公の歩と松坂桃李さんの声が最初は結び付かなかったのですが、個性豊かな登場人物の会話を演じ分けるのは、さすがに松坂桃李さんだからできたことだと実感しました。西加奈子さんの作品の中でもサラバ!は非常に読みごたえが周作ですが、オーディブルになり、松坂桃李さんの朗読により、魅力が一段と増しました。 | ||||
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キムタクが面白いと | ||||
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状態もよくキレイでした。 梱包も二重にしっかりされていました。ありがとうございました。 | ||||
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