■スポンサードリンク
さくら
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
さくらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 61~77 4/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
簡潔にいうと家族が困難を乗り越え成長していくお話。登場人物については、人間くささがにじみでていて良かったと思う。一番最初にでてくる主人公と最後に改めて出てくる主人公の印象が、彼の子供のころのお話によって印象が違う風に受けました。 ほんわか心温まるお話だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一人っ子のあたしは、小さな頃からの沢山のエピソードを読めば読むほど “兄弟”というものが羨ましくてしょうがなくなりました。 妹・ミキには終盤ただただ胸を締め付けられ、 どれだけ苦しんだのだろうと思うと涙が出ました。 その時の僕・薫のやるせなさも悲しくなります。 この家族は不幸を何度も経験したでしょうが、それでも幸せだと思います。 それはこの家族だからこそ得られた幸せなのではないでしょうか。 そしてやはり犬・さくらの存在は強大です。彼女がいなかったらばらばらになっていたかもしれない。 とにかくさくら可愛いです(笑)思わず微笑んでしまうくらい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
家族がそれぞれの難しい問題を一人で抱え込み でも、犬のさくらや家族への思いやりでちょっとずつ繋がっている様な そんな微妙な関係の家族のお話です。 消して幸せいっぱいになれるようなお話ではありません。 でも、こんなにも大変なことがあっても 最後には笑い合えるような家族っていいなって思います。 結局一番幸せなのはさくら、かな・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
コンキチ :飼い犬サクラと大学生の僕、父さん、母さん、 妹のミキ。あるちっぽけな家族に起こった ひとつの奇蹟が、ある美しいひとつの曲を 強く、やさしく立ち上げる。 美しい文章でしたね、特別な才能を持っていると 感じました。 性、不慮の事故、自殺、キッチンドリンカー 過食、ゲイ書きたいことがありすぎてまとまりに 欠けたのが残念でした。 ナターシャ :表現力が並外れていますね、コンキチさん同様 美しい文章だと感じました、少女漫画のように 気恥ずかしさは残りますが中学生ぐらいの 女の子が読んだらこの本に恋をしてしまう のではないでしょうか、今後に期待したい 作家さんですね! コンキチ :中盤からは悲惨な側面が滲み出て幸福な家族が 崩壊していきますが、そこからがこの本の 読ませどころでもあります、この家族が どのように再生していくかを若い人に感じて 欲しいそんな感想です、お買い得ですよ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なんだか苦しくてだけどしあわせ。 これは好き嫌いが別れるかも知れないなあ、と思いました。 いろいろな要素がつめこまれていて、簡単にいうのは難しい。 けれど、しあわせな場所がだれかのてによってゆがめられて、 それがとほうもなく大きく広がってしまって、 最後にはなにもかもが修復できないくらい壊れてしまうこと、 そういうことがありうるんだなあ、とおもった。 そのキイとなるのがミキなわけだけど。 だけど、修復不可能に思えても、やっぱりひとつひとつ ゆっくりとまた積み重ねてくことができるんだって。 絶望で終わらないで、暖かい方向へ向かっていくのがよかった。 ハッピーエンドっていうときれいごとかもしれないけど、 やっぱり悲しみとかつめたいだけで終わりたくない。 だけど劇的なハッピーなんて突然訪れるもんじゃない。 そういう加減っていうのかな、それがすごく上手で、 なんだか安心した。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み終わった後すごくだるくなりました。 なんだかわからないけど疲れました。 現実ではこんなにいろんな事は起こらないかもしれないけど、妙にリアルでした。 お兄ちゃんのお葬式でのミキの行動はおかしいです。 ちっちゃい子でもしないような事だけど、でもミキはほんとにおかしくなってしまったんだと思いました。 西加奈子さんの文の書き方が好きです、私は。 表現が分かりにくいって人もいるみたいですけど。 重い内容なのに、ああいうリズムで。 だからって全然軽く思えないし、あのリズムが余計に重く感じました。 この本を読んで、犬が年をとっていく事とか、ギブアップした事とか、ずーっと続くものなんかないんだな、と感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
みなさん評価が厳しいようで…あまり文芸作品に崇高な意識を持ち込むと、ただでさえ活字離れが進んでいるのに、ますます遠い世界になってしまいますよ。 さて、本作品はドラマの原作(脚本)というイメージで読めば、なかなか楽しめるものだと思います。たしかにいろいろな出来事を詰め込みすぎ(ゲイ、レズ、障害、自殺、アル中、ブラコン)だし、人物の設定がスクリーンの中の人物のようで、現実感に乏しいかもしれませんが、テレビドラマだと思えば、すんなりと世界に入っていけると思います。また、各テーマが散らばっているので通勤で読む身としては毎日少しずつ読めるので助かります。内容もずしりと重くないのが逆にいいです。 現実味のない状況(出来事)を、「ま、いっか」という感覚で次々と受容していく主人公の軽さ、ゆるさに、むしろ潔さを感じます。この表層感はアリだと思います。実際、涙が出る人はあまりいないと思いますが、普通に最後まで楽しめる作品だと思います。犬の「さくら」ちゃんもかわいいですよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
遅まきながら読みました。 読後の印象から言うと、何だかこの本に恋をしてしまったような感じです。 造りすぎ、との意見もあるけど、魅力的な登場人物。 その人たちがいつまでも幸せであって欲しい、とそう願わずにはいられないのに、人生って簡単じゃないんだよな。 前半では輝かしい希望や満ち足りた幸せでいっぱいだったのに、後半ではあんまりにも切ない絶望が待っていて読むのが苦しかった。 最後には一筋の希望が見えたけど、結局絶望と希望を繰り返して人間は生きるっていうから、私は好きだな。 なんだかこの本を読んで以来、寝ても醒めても気になって仕方ないです。 物語は完結しているので、その先の彼らは想像するしかないんだけど、振り返った言葉たちがあんまり胸に刺さるので、恋したようにいつも手に取ってしまう、そんな本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読めば読む程この本の世界に引きずり込まれるかんじでした。 思春期の頃の淡いかんじと、キャラの濃い家族が織り成す物語は読み心地が良くて好きです。 とにかく、読み終わっても心に何か温かいものが残りました。 大切な人には読んでもらいたい一冊、というかんじです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
仲のいい両親。美形で優秀で自慢の兄。その兄に恋していた妹。家族の歴史と共に歩いてきた老犬「サクラ」。「家族」という暖かい日溜まりに浸っていることに安心しきっていた次男の僕。何も問題はなかった。 暖かな家族を襲った兄の交通事故。自慢の兄は下半身不随。美形の顔は無惨な傷跡を残し,子供たちは避けて通る。そして兄は「ギブアップ」の言葉を残し自殺。 勤勉な父はいたたまれず家族を捨て行方不明。美人の妹はその変わった性格もあって同性愛の噂が広まる。向日葵のようだった母はアルコール依存症。そして家族はバラバラになる。 飼い犬のサクラだけがいつもと同じにしっぽを振っている毎日。そんな家族がやがて再生の道を歩き出すまでの物語。 家族とは,愛とは,生きるとは何か・・・暗く重い話になりそうだけど22歳の次男の目で見て肌で感じた若者の言葉や表現で描かれているので読み手に負担無く簡単に読める。 感動して涙を流すような作品ではないけど,読み終えた後,ほのかに心地よい。 それは「サザエさん」を家族全員で鍋を食べながら見終えた後のように。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネットでオススメしている方が居たので, なんとなく読んでみました。 話は・・・最初は、話の筋がよく分からないなぁという 感じでしたが、話がわかってくると 読みやすくて、時間があれば必ず読む感じでした。 涙は、ちょっと潤んだくらい。 だけど、読み終わったあとのため息。 そのため息は、表紙に書いてあった通り、 「幸せのため息」なのだと思いました。 なんだか心に残りました。なにかを感じさせられました。 そのなにかとは、難しくて、どんな言葉でも表せられない、 本当にそういう感じでした。 正直にいうと、「この本をみてはじめて泣いた」という ように、そこまで泣けませんでした。 もっと泣ける本が他にはある。 けれどただ感動物ではなくて、読者を考えさせるみたいな本、 奥が深くて好きです。 これは何度も読み返そうと思います、これからも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
帯に書いてあった、担当編集者の言葉を読んでなんとなく買ったのですが、とても好きな本でした。 続きをどんどん読みたいけれど、読み終わるのがもったいなくて何度もしおりを挟んで休憩をするのだけど、やっぱり気になってすぐ開いてしまう…そういう本でした。 苦手とか特に普通の感想という人も多いかもしれませんが、私はとてもいい作品に出会えたと思ってます。 自分の大切な人に読んでもらいたい、と思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私はこれを読んで、ただなんとなく、涙が出ました。 私が未熟だからでしょうが、とりあえず涙が出ました。 また次の日、犬の散歩をしている人を見ただけで、涙が浮かんできました。 理由はわかりません。そういう、本なんだと思います。 でもあの宣伝はやりすぎだと思います。あれが無ければ☆五つにしたかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ほのぼのとした家族物語は好きでは無いが、何となく帯に魅かれて読んでみました。 主人公次男の気持ちや考え方、人気者の長男の結末や その兄を溺愛する末っ子長女のオカシナ言動は、 今を生きる現代の子供とゆう感じがしてすごく共感でき、 また家族の素晴らしさ、生きる事の大切さ等を 押し付けがましく書かれているのではなく読み終えた時に「なんとな~く切なくなってじんわりゆっくり何か心に残るものがある。」 とゆう感じでした。 汚い言葉使いもするし、ミキみたいな変わった子も身近に居る、 昔「フェラーリ」みたいな人を馬鹿にしたことだってある私には 思い出すところが沢山あって、忙しないこの時代仕事の合間に読むのではなく、 ゆっくり出来る時間の中でまたゆっくり読み直したいと思う本でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み終わってまず思うのは「いい本だ」。明日も明後日もその先も、ずっとこの本は自分の手元にあって、気が向いた時にぺらっとめくってまた読むことができる。何回でも読むことができる。それがとても幸せだ。 帯の文句の真似になるけれど、まっすぐな話。あまりにもストレートに家族の話、恋の話、忘れていたような子供時代の思い出。これだけ真っ向正面から人間の明るい部分、優しい部分を書かれると読んでるほうが興ざめなんてことになりそうなのに、いやいやどうして、なりません。本を読みながら一人で吹き出すこと○十回、思わず微笑んでしまうこと○十回、不覚にも泣かされること○十回、登場人物を愛しいなと思うことは数え切れず。 多分少しも鼻につくところがないのは、作者の容赦ない書きっぷりのせいなのでしょう。宇宙一だった幸せだった家族が崩れる時、登場人物たちに対して一片の情けもない。しかも登場人物たちも、不幸に酔ったり誰かに痛みをなすりつけようとしない。ただただ静かに、一人で苦しんでいく。だからこそ、ラストの再生が本当に美しい。やっぱり真っ向正面からのストレートに人間の光の部分を書いているのに、ちょっとひねくれているつもりだった自分が、それをすんなり受け入れてしまった。パワーのある本です。素直に感動してしまいたくなる、春一番みたいなパワーのある、とても愛しい本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに涙で文字が読めなかった。 俺が単純なのか? 平凡な家族の愛の物語。 中高生に読ませたい。 すごく良い性教育にもなると思う。 ただ、前半はちょっとだるい展開が続くかな? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても心温まるストーリーです。 イライラしていたり、落ち込んでいたり・・・今自分を失いかけている人におすすめです。 この本を読むことで穏やかな気分になります。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!