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七都市物語
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七都市物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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30年前ほどに読んで以来のファンで、この作品をきっかけに銀英伝などを読み始めました。最近漫画化していることを知り、原作を改めて購入しました。 大人になってから読み返しての感想ですが、細かい描写が多いので。何回読んでも読み応えのある作品です。初めから読んでもいいし、途中から一章だけ読んでも楽しめる。 それだけに1冊だけで終わっているのが残念。シェアーズワールドを読みたいのですが入手できていません。本に書かれている時代だけでなく、植民直後の月からの移住民と大転倒を生き残った地球人の対立とか、どうやって都市を復興したのかとかネタは尽きないと思うのですが。 ただ、インターネットが普及していなかった時代の、30年以上前の小説なので、今から思えば設定が古臭いということは否定できません。大転倒で地球上の住民がほぼ全滅した後100年が経過した時点で、固定テレビ電話や水素自動車が辛うじて存在しています。基本的に半導体不足のようです。超音波検査もできません。GPS衛星も月住民に破壊されてしまったのでしょう。現在ウクライナでドローンが活躍しているのを見ると、高度500m制限なんて全く問題ないように思えますが。 人物の設定も今から思えばちょっとおかしい。そもそも身の回りの世話もできない男がなぜ孤児の女の子を引き取れるのかなど、色々ツッコミどころはありますが、やはりセリフがいいし、ギルフォードやAAAがカッコいいので良しとします。 | ||||
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反骨個人VS権力 いいですねー。こういう小説をもっと読みたいですね。権力者と権力を養護する大衆に肩透かしを喰らわせる。いいなあ、こんな風に生きれたら最高だなあ。 | ||||
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コミカライズ全5巻を読んで改めて原作の面白さを再確認し、文庫を所持しているけど電子版も購入。 kindle版に未読だった「「帰還者亭」事件」が最後に収録されていたのは嬉しい驚きだった。 「七都市物語」はこの世界設定が主役だと思うけれど、それにしたってやっぱりキャラを好きになる。 | ||||
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田中芳樹氏が現在ああなる前に書かれた貴重な戦記物の一品。まあ、少々政治家の愚行が「そんなアホな」というレベルで今のガイエ作品の現代物を彷彿とさせますが、そこらを気にしなければサラっと楽しんで読める一冊ですわ。毒舌も滑ってないしお気楽にポチってどうぞ。 | ||||
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ろくな校正も行わずにただ文章を移し替えて活字の大きさを変えたため読みづらいことおびただしい。半カラーイラストもなにも修正せずモノクロ化したせいで端的に汚い。ハヤカワ文庫編集部はこの名作になんという仕打ちをしてくれたんだと本心から怒っています。追加された短編はほとんど価値のないおまけですし、ブエノス・ゾンテ再攻略戦での時間的致命的ミスも訂正されていない(コミック版では訂正されていたのに)。田中先生ももう少し自作について意識を回してほしかったというのが本心です。できれば旧版を勧めたいくらいですがもはやまともなコンディションの本は皆無でしょうしやむを得ないです。しかしできるならば全面改訂版を作ってください。1,200円してもこの新版の欠点が全部是正されたら買いますから。それだけの名作にほんとうになんという仕打ちを。お金ないのはわかるにしても。 | ||||
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構想は群像劇だったのかも知れないが、5編しかないので戦争の連続だけで終わっています。 全編を通して志を持った人間は居らず欲で流されて行くだけの展開、落ちもありません。 SFではないのでオリンポス・システムをどうこうしたり、実は月には生き残りが居て…という話にもなりません。 銀英伝の回廊が迂回不能なのと同様、低空を除いて飛行不能という変更不可の舞台設定なのです。 説明も区切りもなく巻末に「帰還者亭事件」が収録されているので最終話と思って読むと肩すかしを食らいます。 田中芳樹の作風はアルスラーン戦記の序盤までの重厚なものから、それ以降のライトテイストなものへと大変貌を遂げているので、氏の作品を読む際にはそのことを頭に入れておくのが吉ですね。 | ||||
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田中啓文「信長島の惨劇 [Kindle版]」の次に開いたら文字が巨大になっていた。 フォントサイズを4から2に下げてやっと普段の文字サイズになった。 「らいとすたっふ」のKindle版は「アルスラーン戦記 15」あたりからこうなっている。 Kindle for PCでも同様に文字サイスがでかいのでデータの設定だろうな。 内容は紙の本の「新版」と同じく「「帰還者亭」事件」が追加されたもの。 「「帰還者亭」事件」が入っていてよかった。 | ||||
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最近、銀河英雄伝説の再アニメ化されたせいか、「あ、ヨブみたい」「ヤン・ウェンリーぽい」と読んでいて、彼らの面影がちらつきます。 性格も立場も戦術も、全く違いますが! 続きを読みたい!と切望する作品の一つです。 | ||||
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田中芳樹氏の最高傑作のひとつと思っても良いと思います。大胆過ぎる舞台設定とありえない科学設定(38万キロの彼方から地表をピンポイント射撃するって、ナニゴト?)、登場する男どもの揃いも揃って性格の悪い事! AAAの「嘲笑のトランペット」のくだりは、お気に入りの一節です。 これだけ面白い小説を書いていたのに、アルスラーン戦記最終巻では、泣いてしまった(理由は、わかるね?)。過去の作家さんになったのだなあ、としみじみ......。 新版なのに丁装も挿絵も文庫と変わらないので、ひとつマイナスです。 | ||||
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アルスラーンと同時進行で読んでいて、アッチが余りにも不満の残る作品で氏の初期の頃の作で短編集だから少しはマシだろうと思っていました。 この作品に思い入れが無いからなのか読後の感想としては全体的にあっさりしすぎてるなあと感じた。 戦闘場面は良かったのだが、各将軍の思惑が不戦で全体的に受け身に成ってる為物語自体に動きが感じられなかった。 この作品の続編も構想に有ったらしいのだが、今の氏だったら止めた方が賢明でしょうね。 | ||||
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オリンポスシステムという舞台設定はありますが、ここで描かれるのは抑圧された条件下で状況を打破しようとする人たちが紡ぐ戦記であり、またその人間模様です。 後の銀河英雄伝説に通じる「SFを歴史家の視点から描く」視座はここでも活きています。 | ||||
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コミカライズと連動しての復刊だろうか、漫画版の今後の展開は楽しみではあるが。 今回、追加収録された短編(及び巻頭イラスト)は元々「田中芳樹読本」(1994/早川書房)に掲載されていたもので、「北極海戦線」に端を発するささやかな後日談(作中の時代設定は約10年後)。 作中の挿絵3枚とオリンポスシステムを背景にギルフォードとAAAが描かれているカラーイラスト、梶尾真治氏による小説「七都市物語・プラス アンナプルナ平原壊滅戦」(七都市物語の設定を使ったおバカ話) 及び星野之宣氏による漫画「七都市物語 ペルー海峡攻防戦・外伝」(同エピソードの裏側で起こった出来事を描く)は未収録。ギルフォード&AAAのカラーイラストだけでも収録してほしかった。 23年前の「田中芳樹読本」において田中先生は続編を執筆するかのような事を述べているが、「タイタニア」が完結し「アルスラーン戦記」もまもなく最終巻が出版されようとしている現在、漫画化に伴いこの作品が今後どうなるのか興味深い(そしていくらかの期待も) | ||||
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地軸の傾きによる大災害が起き,世界が大きく変わった二十二世紀末の地球が舞台. その発想にも驚かされますが,わずか七つに再編された都市がそれまでの均衡を破り, 戦乱の時代へと向かっていく様子が,戦いと思惑を交えながら魅力的に描かれています. 反面,わかりやすいキャラクタの設定や配置も,構成上,個々への掘り下げは浅く, こちらもなかなかのメンツ揃いではありますが,少しあっさりにも映ってしまいます. ただ,人というよりはタイトルの通り,七つの都市を巡る物語であるように思われ, 最後の篇からも,あくまでも都市があり,そこに彼らが居るという印象を受けました. その分,七都市のその後が見たいのですが,三十年近く前の作品ですし難しそうですね. なお,にあたり,新たに94年に発表された掌篇と解説が収められています. | ||||
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多分、中国の春秋戦国時代等をモデルにして作られた架空歴史物語だが、 作者の筆が一番乗っていた時期の作品だけあって、今読んでもやはり面白い。 まあ、改めて読むと軍事技術等突っ込み処も多くある作品だが、癖のある 登場人物の魅力は、何回読んでも新鮮に感じる。未収録作品も入っているので 読んだ事のない人は是非是非という事である。 それと後書きの七都市が六都市になった時点で話が一区切りというのはちょっと 笑ってしまった。続編読みたかったなあ('・ω・`) | ||||
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読んで字のごとし XX式戦車の前面装甲はパットンの真似だがTOWで 吹き飛んでしまいパットンは穴があくだけ YY式機関銃は別名「単発式機関銃」だった ZZ式小銃は旧NATO弾をフルオートで撃つと すぐにガタが来て弱装弾しか撃てなかった いや全く面白い小説でした まぁ現在は直っている様だけれど あいも変わらずお値段が・・・ こんな兵器で戦争が出来るか でもしたんだよね プリンス・ハロルドは おかげで既存の兵器で武装した軍は全滅 シュタミッツとクルガンがいなければ お終いでした | ||||
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設定は言うほど独自性も無いし(航空技術を奪われるという設定自体は、アニメのガルビオンなど、他作品でも割と多い)、規模も小さい話だが、タイタニアと違い、二番煎じ感は少なく、むしろまとまりの良い、読みやすい作品だと思う。 各都市の主人公にあたる人物が皆、銀英伝のヤンやシェーンコップの持っている個性を分割して割り振った感じで、少しばかり個性が弱いのが気になるが(リュウ・ウェイとギュンターノルトの二人がヤン寄りで、AAAやケネスがシェーンコップ寄りといった感じか?)、話数を考えるとむしろ正解なのかもしれない。 | ||||
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宇宙空間なのに戦闘が平面、とSF好きによく揶揄される銀英伝ですが、 こちらはなぜ航空機がない地上戦のみかという状況が冒頭に描かれてあり、それがなかなか面白い。 それだけで長編SF小説になるんじゃないかって設定でして。 人間は本質的にアホなんじゃないか、とか、空・宇宙を奪われる、とかの何気なシビアさがたまりません。 | ||||
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ポルタ・ニグレ掃滅戦というお話の中に、ブエノス・ゾンデ布のラウドルップ元首という人がいて、「先制的自衛権」なるものを唱えて、プリンス・ハラルド布に攻め込むという設定があるのですが、これが安倍政権の「集団安全保障」と重なって見えて、非常に皮肉に聞こえる。中国の脅威に武力で立ち向かわなくてはならないというのだが、攻め込まれた時点ではもう遅いのですね。それで米国とともに一緒に攻め込もうというのが見え見えです。当然ですが、ラウドルップは大敗を喫します。著者は先見の明があったのでしょうか。中国の脅威にはもはや軍事力だけでは勝てません。とにかく、安倍は中国対策としてラウドルップと同じことをしようとしています。 | ||||
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1冊できちんと話が完結しています。 続きも書くには書けるけど、これはこの1冊で完結とした方が程が良いでしょう。 銀河をまたにかけたスペースオペラも面白いですが、地域を限定したSFも充分楽しめます。 政略面でのリュウ・ウェイの仕掛けや、軍事面における戦術のアイディア、利権のために政治を食い物にする政治屋に対する批判など、田中芳樹氏の他の作品にも通じる魅力が満載です。 何度も繰り返し読みたくなってしまうお気に入りの本です。 | ||||
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タイトル通りです。 これ1冊きりの短編集で、読み始めるのに気合を入れる必要がないから、かな? 一編ごとに山場があってテンポよく読めます。 性格きっついオッチャンばっかり出てきます。たまにまじめなひとも出てきますが。 そういう人物描写も面白いです。 | ||||
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