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七都市物語
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七都市物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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『七都市物語』です。タイトル通り、七つの都市が覇権争いをするストーリーです。 舞台は地球ですが、SF設定は練られています。一冊で完結しますし、連作短編という形なので、田中芳樹作品初心者にとって読みやすいです。一番最初にオススメしたいですね。 田中作品の特徴、面白さが一冊に凝縮している感じで、お得な名作です。 基本的にはアルスラーン戦記や銀河英雄伝説のような路線、それのSF版ということで、知略と戦闘、そしてなんといっても人間ドラマで楽しめます。 SFが苦手という方も、問題なく楽しめます。 SFだけど空中戦ができない、という制約を設けたのが上手く行っていると思います。メンテナンスもせずに稼働し続けるシステムは都合良すぎるという感じもしますが、そんなのはスルーしてしまえる面白さです。 | ||||
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もしかしたらシェアワールド物に田中芳樹氏の興味を向ける原点になったのかもと勝手に想像させてくれる傑作連作短編集です。 まず実際に地球の歴史上2度ほどあったらしい大転倒と月からの支配による制約で七都市のバランスを絶妙に整え、多分春秋戦国期か南北朝(中国)をモチーフにした縦横連衡で世界観を作り上げる。中国史に造詣が深い作者の匠の技といった風情です。この本を知らずにシェアワールドの七都市物語を読めば星四つあげられますけどこっちが凄すぎるから可哀想ですね。 銀英伝などの大河長編とは違う短編のおもしろさを存分に味わえること間違いなしです。 | ||||
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田中作品の中では、比較的早い時期のもので、展開が速くストーリーも短編の組み合わせですが、世界観とそれぞれの人物がしっかりと描かれていて、数ある作品の中でも秀作として評価して良いと思います。 登場人物の複雑な心理や皮肉の効いた台詞など、キャラクターに感情移入がしやすく、最近ちょっとお子様向けの作品が多くなりつつある傾向の中で、貴重な作品と言えるのではないでしょうか。 最近発行されたシェアワールド版は、はっきり言って期待外れでしたが、出来れば今度は本人の手で続編を展開して欲しい作品ですね。 | ||||
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かつて一度滅びた世界の物語。世界には7つの都市が復興しており、各都市は時に牽制しあい、時に手を結び、時に戦いつ均衡を保っています。 戦争を契機に軍事に転身し稀有の才能でアクロイニア軍を統括するようになった元医師・AAA(アルマリック・アスヴァール)、農業が趣味の危機管理型政治家リュー・ウェイ、社会性も協調性もゼロだが包容力ある上司の下でなら鋭敏な智謀を発揮するプリンス・ハラルド市のクルガン、などなど、それぞれの都市で政府や軍の首脳の立場にある、才能あふれる変人たち(?)が主人公です。 田中芳樹作品にしてはマイナーで、あまり派手さもないですが(失礼)、おすすめです。 ある理由から一定以上の高度が飛行できないため空軍があまり活用できない、といった一定の制約下での戦いが全5編を通して描かれていますが、この物語の本質はあくまで人間ドラマです。 戦争の本質、組織内(間)の不毛な人間関係や"無垢なる一般市民"の罪悪を田中氏独特の鋭い筆致で皮肉りつつ、我が道を行く個性的なキャラクター達の生き様と魅力をどちらかといえば淡々と、しかし惜しみなく描いた味わい深い作品です。 | ||||
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この一冊に、田中芳樹の面白さが詰まっていると思う。 ひとくせもふたくせもある軍人達がいて、引退志願な智略家がいて 戦争と平行して、政治家と軍人とのバトルが繰り広げられる。 笑えるけど、辛辣。 架空世界を構想してドラマを展開する手腕を持った作家なんだよ、と この作品については堂々と田中芳樹を語れるなぁ・・・・・・。 | ||||
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隠れた名作ですね。(^v^) 個性的なキャラクターが光ります。“戦争もの”と言うより、やはり“人間ドラマ”ですね。 小林智美さんの挿画が、彩りを添えてくれます。 未収録の話が、まだあったはずですが・・・。 | ||||
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ある意味、銀英伝より好きです。 軽いストーリー展開、一癖も二癖もあるキャラクター。 架空歴史(戦記?)ものとしては随一のでき。 三国志的群像物語としては一番バランスが取れています。 | ||||
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