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オリジン



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オリジンの評価: 4.23/5点 レビュー 115件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.23pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全115件 101~115 6/6ページ
No.15:
(5pt)

期待は裏切られなかった

上巻ではものすごく風呂敷を広げて下巻での展開がどうなるのか、今回の作品は羊頭狗肉かと心配したが、期待は裏切られなかったと言ってよいだろう。

しかし、このシリーズを理解できるのはコンピューター、シンギュラリティなどについてのある程度の知見がある人に限定されるのではないか?
オリジン 下Amazon書評・レビュー:オリジン 下より
4041055970
No.14:
(4pt)

流行りの展開とラングドン

IT全盛の今、天才科学者の人類の起源に迫る発見を
阻止しようとする謎の暗殺者 。
招待された会場で親友の科学者の殺害を目撃したラングドンと、主催の美術館館長であり、スペイン王子に求婚された美貌の女性との、謎をとく暗号をめぐる逃避行。
そこにAIのウィンストンという名の助手が絡んでくる。
この上巻では、暗殺者の黒幕や、その世紀の発見などは
一切あかされていないが、グーグルやテラスモーターの電気自動車が出てきて、ラングドンが自動運転に手こずるなどの描写があり、かなり時代を意識した作りになっている。
しかも舞台はスペインで、ガゥディにまつわる芸術作品が出てきて、実際に行きたくなる。
かなり読みやすくて、これから下巻でどういう展開があるのか期待させる。
オリジン 上Amazon書評・レビュー:オリジン 上より
4041055776
No.13:
(5pt)

なんでストーリーに触れるのかな?

レヴュ―に不満があります。ミステリー小説なのに誰がどうなるとか、先のストーリーに触れるようなことは書かないでほしい。

無理に上下巻にした感じ。1冊にまとめられそうだが,内容や結末には2冊ぶんの値段の価値はありました。
なにしろこのシリーズ大好きです。
科学は魔法や魔術レベルに達し、なお爆発的進化を続け、かつ意志すら持ちはじめているのに、人の心は何千年も変わってないね、大丈夫ですか?みたいなところが気にいってます。むしろ、(たとえば)聖書を読むと、昔の人のほうが知的レベルははるかに高かったようにすら思われます。
美術にしても、絵文字からはじまり写実を経て、記号化が進んで…
人はまどろっこしいほど繰り返すけど、科学は直線的に進む。

この本を読むと、いろいろな方面に興味が広がって、過去の自分には戻れない(笑)
オリジン 上Amazon書評・レビュー:オリジン 上より
4041055776
No.12:
(4pt)

『サピエンス全史』に対するダン・ブラウンなりのアンサーにも思える一冊

『天使と悪魔』の頃から続く"宗教vs科学"の対立を最新の時代背景に乗せて描くというテーマはもちろんだけど、『サピエンス全史』に対するダン・ブラウンなりのアンサーにも思える一冊だった。

前作以降の世の中の変化やトレンドをギュッと詰め込んだ時代性が面白い。
"科学"のトレンドの中心にあるAI(人工知能)を中心に、量子コンピューターやUberなどの今っぽいサービスが登場。「iPhoneのロックを誰でも解除できてしまう不具合」まで物語に組み込むのは驚いた。また、"科学"という新たな宗教における"御子"として、膵臓がんと戦う天才(プレゼン超うまい)という設定もまた「ふむふむ」という気持ちに。
さらに、ポリティカル・コレクトネスやフェイクニュースといったキーワードも作中では重要だったり。
特に、ダン・ブラウンの作品は"都市伝説"や"陰謀論"などが取り入れられているのが常で、その手の話題を今の時代に合わせて書くとすれば「フェイクニュース」の存在が切り離せないのは当然といえば当然。
ただ、その"当然"をしっかりとフォローできる時代への感度の高さはすごいな、と思った。

そういった"最新キーワード"に加えて、既存の宗教やガウディーの作品の意味が"都市伝説"っぽいことも含めていろいろと立ち上がってくるのはさすがのダン・ブラウン節。

小説のテーマは、『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』。
作中にも登場するゴーギャンの絵画のタイトルとしても有名なこの一節に対し、どういう答えが待っているのか。
その一点への興味だけでグイグイと読み進める事ができ、また、ちゃんと納得の落とし所が用意されているのも流石。
それは、未来への明るい希望を感じさせると同時に、分かる人にはわかる恐怖として描かれる。(読者なら誰でも"わかる人"になれるように書かれていますが。。)
それは「結論と言って良いのか?」という曖昧さではあるんだけど、今現在としては妥当な落とし所だな、と思えるものだった。
オリジン 上Amazon書評・レビュー:オリジン 上より
4041055776
No.11:
(3pt)

作品のキレが薄れている感じ!?

前作までのダン・ブラウン作品は全て読み、同様のワクワク感や楽しさを期待していましたが、スペイン王宮の関わり方等のストーリーに無理が感じられ、またエドモンド・カーシュの発見についても、期待を抱かせる書き方に比べて新鮮味に欠ける内容だと感じます。

僅か数日間に起こることをスピード感を持って畳みかけ、読者に一気読みさせる力量は健在。多少引っかかる部分を良しとすれば、いつもの通り十分に楽しめる内容です。スペイン語を邦訳でカタカナ表記するのは要らない。読むスピードを徒に落とさせてしまう。
オリジン 上Amazon書評・レビュー:オリジン 上より
4041055776
No.10:
(3pt)

人類の起源と未来、そしてAI

「我々はどこから来て、どこへゆくのか」未来学者カーシュが人類永遠のテーマを発表するところから物語は始まる。
これまでの物語と同様に綿密な取材と調査に基づき、ラングドン教授の解説を交えて疾走する。
ラングドン教授シリーズは全て読んできたが、本作は象徴論をベースにした謎解きよりも、科学と宗教の対立が生み出す緊張感が重要だと感じた。先進的な学説は宗教と対立を生み、カーシュの発表は宗教側からは脅威である…という観点への感情移入がポイントになりそうだ。自分が物語の面白さを十二分に味わえないのは、科学と宗教の対立にリアリティを感じないためだろう。進化論裁判など、宗教と科学の対立については書物でしか知らない。日本で生まれ、無宗教と思っている自分にとってダーウィン進化論を認めず、教義の通り人類は神の創造物とする人々には違和感しか感じないのだ。西欧文明で育っていれば、本作の面白さは違ったものになるのだろう。

今回重要な役割を担うのは極めて優秀な助手(A.I.)。彼がラングドンの案内役となり、時にトリックスターとして振る舞う。最後に、ラングドン教授の視点となった読者に語りかけるのもこの助手だ。本編の主人公は彼ではないだろうか。
余談だが、A.I.の声を「ヒュー・グラントか?」とラングドン教授が自問する場面がある。映画化の際に誰が当てられるのか楽しみがひとつ増えた。
オリジン 上Amazon書評・レビュー:オリジン 上より
4041055776
No.9:
(5pt)

ついて行けない面白さ

この作家の本はかなり読んでいる。今回も展開の面白さとスピード感で読み出したら止まらない。AI(人工知能)が死ぬ場面で涙が出た。無機物の死に涙する自分が居るとは思わなかった。それにしても二転三転四転の展開には70歳の脳みそがそろそろ付いてけなくなりそうだが、面白い。
オリジン 下Amazon書評・レビュー:オリジン 下より
4041055970
No.8:
(4pt)

今度の事件は物的証拠がないのが残念

どうしてこうも宗教と科学は不仲なんだろう。科学だって最先端の部分は不透明で、それをより多くの人間が支持するかがポイント
なので、これは宗教と一緒ではないだろうか?無から生命の誕生までのシミュレーションが始まる下巻200ページ頃から物語のボル
テージは急速に上がってくる。教え子のカーシュはエネルギー拡散、言葉を変えればエントロピーの増大という物理法則について、
あるいは将来の人類の姿を提示しながら宗教や科学のあるべき姿をプレゼンする。まるでF5スケールのトルネードに吸い込まれるよ
うな勢いに抗えなくなり、ページをめくる手が勝手に動いてしまう。ラスト20~30ページ頃からはもう無呼吸の酸欠状態である。誰
がカーシュ暗殺を指示したかも当然明かされるが・・・。今度の事件ではスーパーコンピュータによる生命創造のシミュレーション
を実施するが何せ画面の中。物的証拠がなく今一つ迫力に欠けてしまった点が残念。
オリジン 下Amazon書評・レビュー:オリジン 下より
4041055970
No.7:
(5pt)

虚々実々のオリジンと運命

Q.お久し振りですラングドン教授。今回も逃亡中ですか? またどうして。
A.美人の美術館館長を誘拐した嫌疑がかかっているんです。
Q.教授らしいですね(笑)。
A.冗談はやめてくださいよ。実は人類にとって重大な情報を公表しようとした教え子が暗殺されてしまったのです。
Q.いったい何を公表しようとしたんですか。
A.人類の起源(origin)と運命にまつわる謎だそうです。殺された教え子の果たせなかった最後の仕事を私が代行したいのです。
Q.ずいぶん壮大なテーマですね。お独りで大丈夫ですか。
A.いや、今回は心強い相棒がいるんですよ。AIのウィンストン君なんですがね。彼、結構いい仕事するんですよ・・・本当に!
オリジン 上Amazon書評・レビュー:オリジン 上より
4041055776
No.6:
(5pt)

愛すべき黄金のワンパターン

教授と若き美貌の女性が巨大組織と冷酷な殺人者の魔の手を振り切り逃げながら壮大な謎解きをする。
しかも真犯人は仲間のはずの思いもよらぬ相手だった!
あの黄金のワンパターンは健在でした。
今回は進化論と宗教がテーマのため日本人にはイマイチ馴染みが少ないかも知れませんが、私は十分に堪能しました。
読み出したら最後まで止まりません。
金曜日の夜から始めれば日曜の夜までノンストップで楽しめます。
細かな文句を言わずにエンタメだと割り切って楽しみましょう。
オリジン 上Amazon書評・レビュー:オリジン 上より
4041055776
No.5:
(5pt)

滅法面白い

ダン・ブラウンの『オリジン』を読みました。ロバート・ラングドン・シリーズの最新作ですが、今の時代を反映したストーリーで最後まで面白く読ませるのはさすがです。

ラングドンの元教え子でもある天才、エドモンド・カーシュが、“われわれはどこから来たのか” “われわれはどこへ行くのか”という問いに対する答えを見つけたという。それをスペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館から、世界ヘ向けて発信するというので、ラングドンも招待されていた。いよいよ、カーシュが衝撃的な映像を流すというところで、彼は額を撃ちぬかれて絶命してしまう。映像を発信するための47文字のパスワードを求めて、ラングドンはビルバオ・グッゲンハイム美術館館長・アンブラ(スペイン王室フリアン王子の婚約者でもある)と一緒に逃走をはかる。カーシュが創った人工知能ウィンストンの助けを借りて・・・。

ガウディのサクラダ・ファミリアやカサ・ミラなど、スペインの名所を巡りながら、お話しが進むのはいつものとおり、

さて、カーシュが用意した映像が示した、”“われわれはどこへ行くのか”という答えは、暗示しているにすぎないし、わたしにはピンときません。
ところで、肝腎の誰がカーシュ暗殺の黒幕かについては、最期に衝撃的な結末がまっています。カーシュ以外ににも、二人の宗教学者が殺されるているのですが、明確に語られていないのだが、この黒幕も同じ犯人(?)ということなのだろうか。この結末のほうがよほど衝撃的です。ある種のシンギュラリティといえるでしょうね。

ただ、日本人には、宗教と科学の対立という設定はピンと来ないところがありますね。

いろいろ書きましたが、滅法面白いことには違いはありません。
オリジン 上Amazon書評・レビュー:オリジン 上より
4041055776
No.4:
(3pt)

そろそろネタ切れ?

このシリーズは、著名な絵画や建築物、名所に、実は暗号が隠されているというのが魅力でしたが、
前作くらいからそういう部分が減って、著者の思想をエンタメという形で伝えたいという部分が増えてきてる感じがします。
オリジン 上Amazon書評・レビュー:オリジン 上より
4041055776
No.3:
(4pt)

マンネリだけど、それなりのレベルは維持

美女付き、ミステリー付きの観光案内第5弾。今回の紹介スポットはスペイン。
いつもながらの展開で、マンネリなのに、この疾走感はさすが。あっと言う間に上下巻読み終えちゃいます。
特に今回は科学上の大発見がミソ。何を持ってくるかと、考えていると、そうきたか。作者のオリジナル仮説とすれば、面白い。
真犯人(黒幕)もいつもの作者のパターンから考えると、予想通り。
マンネリだけど、でもやめられない、ミステリー界のかっぱえびせんですね(褒めてますよ)
オリジン 下Amazon書評・レビュー:オリジン 下より
4041055970
No.2:
(2pt)

あのサグラダファミリアが

あのサグラダファミリアが出てきますが、単なる舞台に過ぎず、建物に暗号が隠されたりはしません。
実在の学者の説をストーリーに織り込んでいるようですが、
その学者のことを知らないので、あのサンピエトロ広場にこんな暗号がとか、
ダヴィンチの絵にこんな謎がとかいった楽しみはあまりありません。
前作あたりから人類の行方的な方向にテーマが拡大してますが、
このシリーズならではの魅力は減ってる気がします。
オリジン 下Amazon書評・レビュー:オリジン 下より
4041055970
No.1:
(4pt)

深遠なテーマに挑んだ意欲作

おなじみ宗教象徴学者のラングドンシリーズの最新作である。

ラングドンの教え子で天才未来学者であるカーシュが「我々はどこから来たのか」「われわれはどこに行くのか」という生物発生学の永遠の課題の答えを見つけたという。それをスペインのグッゲンハイム美術館で発表するというので、ラングドンはスペインに飛びそのプレゼンテーションを見守るのだが、あろうことかそのプレゼンの最中にカーシュは撃たれて亡くなってしまう。狙撃犯を裏で操っているのは誰なのか、そして、今まさに発表されようとしてかなわなかった二つの課題の答えはいったいどういうものであったのか。謎が謎を読んでページを繰る手が止まらなくなる。
その答えはコンピューターの天才のカーシュが映像としてどこかに保存してあることがわかるが、それはどこにあるのか?入力するためのパスワードを見つけることはできるのか?そして、その答えは、生物は神が作ったと信じる宗教家や信者の信仰を根底から揺るがすものなのか?様々な思惑が入り乱れる中、ラングドンは美貌の美術館長アンブラとともに謎を追いかけはじめる。

物語は、スペイン王室をも巻き込み、人工知能も登場するなどして大掛かりに展開していく。今回は中世美術に秘められた謎を解くような場面は少ないが、美術や詩、建造物を謎解きに使うのはいつものラングドンらしいところだ。ラーシュの残した課題の答えは果たして「生物の発生に神の見えざる手が働いた」と信じている宗教の否定につながるのか・・・。最後まで読み、相変わらずの作者の博識には舌を巻いた。ラーシュの答えを、そしてラングドンの答えをどう受け止めるかは、読者の宗教的な立ち位置によって大きく変わりそうだ。信じるべき宗教をもたない私にとっては、妥当な答えだと思った。
オリジン 下Amazon書評・レビュー:オリジン 下より
4041055970

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