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護られなかった者たちへ
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護られなかった者たちへの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 21~38 2/2ページ
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面白いのだが、半分くらい読んでおおよその結末が想像でき 実際にそのままだった。意外でなくそのまんまの内容でした。 | ||||
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社会派ミステリと銘打ってはいるものの、ミステリ的要素は殆ど無く、「生活保護」を中心とした日本の社会保障制度の不備や社会に存在する経済的格差を描いた作品。2人(後で同じ福祉保健事務所に居た事が分かる)の評判の良い人物が連続して強制"餓死"殺害されるというミステリ的出だしで始まるが、この理由が読者には直ぐに分かってしまうという創りとなっている。 冒頭から刑務所から出所した生真面目な矢野という男が犯人らしく描かれている点が唯一の捻り。中盤から矢野とカンちゃんという少年が実親でもない遠島けいという老婆に世話になった事が縷々と描かれる。その遠島けいが経済的困窮のために「生活保護」を申請したのに拒否され餓死した事に対する復讐が、上述した強制"餓死"殺害の理由となっている(犯人はもう1人の福祉保健事務所関係者(当時の所長)も狙っているが、サスペンス性は無い)。 世の中には遠島けいを初めとする「護られなかった」人々が沢山居て(矢野と犯人もそうであろう)、社会的・経済的公平性が保たれていない事は重厚に描かれてはいるものの、敢えてミステリ的創りにする必然性は無かったと感じた。特に、矢野の行動が不自然で、もし作中の動機そのものだったならば、出所して直ぐにカンちゃんの行方を探すべきだったのではないか。 | ||||
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映画を観る前に読みたくて購入。 内容はネタバレになるので伏せますが、最後の最後、数ページ、途中で止められず、徹夜で読みました‼︎ 面白い‼︎七里さんの本、初めてでしたが、また他の本も読みたくなりました。 | ||||
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★1つをつけた人はどんな作品であれば★★★★★5つなのか、ぜひ教えてください。 名作「ロクヨン」を稀代の駄作映画にしてしまった監督が今回どんな映画に仕上げたのか、気になります。 | ||||
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社会派?な話は良かったけど、犠牲者2人の聞き込みと過去のギャップがすごすぎて違和感、 1人目の犠牲者、所属部署考えたら刑事ならすぐに想像つきそうやけど、 過去の職場とか2人目の犠牲者出る前にあたりそうなもんやけどな、 主人公も出てすぐすぎるし、終始殺人て結びつかなそうな感じやから犯人ではないやろうとは思えた。 事件のタイミングがなぜ彼の出所にドンピシャなのか?それも理由付けが弱い。 話の題材は良かったし、映画もとても楽しみではあるが、いろいろ違和感を感じた。 | ||||
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貧困問題としては、貧困でない側から見たら涙してしまう作りとしては結構ステレオタイプとはいえ、うまくいっていると思う。社会問題としての福祉行政については、描かれている世界が中央値なのか異端なのかはよくわからない(標準値として、生活保護等を否定する現場行政というのは良く聞くので、怒りの方にはいきがちかもだが)ので、シンプルな怒りにはつながらないかもしれない。 新本格的なミステリとしてはほぼ体をなしていないというか、東野作品でもここまでノートリックはない。が、貧困問題を扱おうという作者の社会派作品であろうから、そういう点では良いと思う。 | ||||
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とても面白く読めました。 本書で描かれる生活保護の実情のどこまでが事実かわかりませんが、少なくとも、読後に何か心に残るものがあります。 実写映画になるのを知って読み始めたのですが、そちらも期待出来るのではないかと思いました。 | ||||
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とにかく著者の凄いストーリーテラーとしての力でグイグイ引っ張られて読み進んでしまうのですが、最後までいくと「?」という感じになります。ネタバレになってしまいますので詳しくは論じられませんが、利根勝久というひとは結局何もしないことこそがベストな選択だったのではないでしょうか。そこまする利根の行動に最終的に説得力がないように思われてなりませんでした。 | ||||
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捻りすぎ。ラストのどんでん返しはいらない。あれは作者の自己満足。あの人物が犯人である必然性は全く無い。ストーリーの流れから嫌な予感がしていたので、驚きさえしない。そうなってほしくなかったので、むしろ腹が立つ。その前で終わっていたら良作だった。 それはそれとして、社会派的な意味を持つ動機を書きたかったのは分かるが、全くの他人のために殺人に手を染めるお人良しが、現代の殺伐とした世情の中で果たしてどれだけいるのだろうか。IFの話として、自分ならあんな馬鹿なことはしない。もっと他にやるべきことがある、というよりは、生きるのに精いっぱいで、全くの他人、しかも死んだ人間のことなど考える余裕は無い。そのあたり、犯人の設定に無理があると思うのだが、どうだろう。それとも、世間はもっと人情味(?)があるのだろうか。まあ、設定に無理があるミステリーはいくらでも、それこそゴミのようにあるので、言っても仕方がないが、そうはいっても釈然としない。 | ||||
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この作品は、『さよならドビュッシー』と同じように、ラスト近辺にどんでん返しがある。犯人と思わせながら、実は、別に真犯人がラストの方で晒される展開になっている。 なかなか全体を通して読み応えがあって、特に、後半からは面白い。映画化される理由も、何となく頷ける出来映えの作品だ。 ただ、表紙のイラストがとても気持ち悪いのが難点だ。 | ||||
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最初に「生活保護問題」「震災」というテーマがあって、それをミステリー風にした小説といったかんじ。 映画になるんですね。暗い映画になりそうですが....。この小説のテーマについてはもちろん社会全体で考えていくべきものと思いますので、こういった小説や人気俳優・女優さんによって映画化されるのは、それを広く若い人達にも知ってもらうという意味では悪いことではないと思います。 (以下ネタバレです) 清原 果耶さんは、小説では男役のところを女性役でやるの?それとも隠れて別の若い俳優が出演するのだろうか? | ||||
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林遣都くん推しで購入しました。 内容はグッド、想像しながら読みました。 Amazonさんからおおすすめがたけるくんでくるのが残念です。うふふ。 | ||||
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なじみの無い名前ばかりで苦労してます。 | ||||
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まずカンちゃんがなぜ8年後になって復讐を開始したのかの説明がなされていない、唯一あり得る説明は勝久の出所を知って彼に罪をなすりつけると言う動機しかないはず。彼の出所直後に殺人が始まる理由が要するに偶然とは申し訳ないが呆れた。 水際作戦が数々の悲劇を生んでいることを小説で説明する事がはたして可能なのか?未熟な若い二人が愛する家族を奪われた悲劇は慚愧に堪えぬが、嘘でも誇張でもなんでも出来る小説の世界で逆恨みを正当化するために出てくるエピソードの数々は読者をミスリードするばかりで、辟易。 帳場の動きと福祉事務所の動きを対比させることで組織と言うモノを表現することも出来ただろうに作者が組織というモノに興味も信頼もないから小説にリアリティが付与されていない。被害者二人に明確な関係が認められた時点で初動の混乱した帳場の動きはそれこそ水を得た魚のごとく変わるはずで、被害者二人が関連した事件を警察側から見つけられないはずもなく、苫篠の動きは組織人としてあり得ない事ばかりで刑事小説の体をなしていない。 | ||||
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作品としては可もなく不可もなく。生活保護の職員の対応については表現が極端に過ぎます。私自身病気で生活保護に頼らざるを得なかった経験があります。必要な調査等はすべて役所がやってくれました。地方自治体や担当職員によっては残念な対応もありますが、例として挙げられた事例はその最たるものです。新聞報道などされていましたので事実ではあるでしょうが、事実の一部を足し算して「真実」をでっち上げるというのはあまり共感できる手法とは言えません。ある程度の取材で説得力が増すとおもいますが。 読み進めるうちに感情移入のあまりフィクションであることを忘れると読後感が悪くなります。 また善人・人格者の過去を探ると動機が見えてくるというのは良くあるパターンですが、よほどのきっかけがない限り、人間はそうそう変わるものではないでしょう。過去の仕事ぶりを見る限り、これほどの人格向上はありえないと思います。そういう意味では人物描写がうすっぺらだと思いますね。 また、貧者の死の章で犯人の見当がつきます。これはミステリとして大きな瑕疵です。作者の仕掛けたどんでん返しは空回りしています。 作品自体からくみ取るべきは「人眼にはどうしようもないときがある。万策尽きたら誰かに助けを求めることは恥ではない」ということでしょうか。 マンネリ化も感じますがさらっと読み飛ばすにはいいでしょう。 | ||||
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もう少し、被害者側からの視点が欲しかった 七里さんの作品は結構読んでいるので、犯人は中盤でわかってしまった。「どんでん返しの帝王」という異名のせいで、どんでん返しを予想して読んでしまうことが多く、気持ちよく騙されない。七里さんにはぜひ読者の上をいくどんでん返しを、次回作に期待しています | ||||
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三 貧者の死 辺りから、この先にどういう事例が来るのかが分かり過ぎて、読み進むのに気分が重くなった。 …間違いなく面白いんだけど…どうもね。善良で真摯に生きてる人の悲惨の詳細ってのは辛過ぎてね…。 あー、自分、多分「貧困の臭い」知ってるなあ…久しく嗅いでないけど。あの臭いが漂うまでは、貧乏でも忌避したいとは思わないんだけど、臭ったが最後、「ここから逃げださなきゃ」になったりする。泥沼に引き摺り込まれる気持ちとでもいうか。 個人的には「餓死」という結果を出したのは「業務上の過失」で、有罪。却下しても何とかなるのか、にっちもさっちも行かないのか、その見極めが出来なかったのは業務上怠慢もしくは能力の欠如。だと思っている いつも思うのは、なぜこの手の話ってのは、「必ず1人取りこぼす」んだろう。概ね一番の悪党を取りこぼして、「罪を重ねず良かった」と、なる。 ↑が大変納得いかない。完遂して清々しく刑罰に臨む犯人がたまにはいても、いいだろうに 楽しく読みました | ||||
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生活保護を題材にした刑事小説。 良くもなく悪くもなくといいったところです。 事件の真相が意外なほど淡泊に描かれますが、 それまでの描写を考えると、あまりにも強引な顛末に思えます。 大どんでん返しの帝王と名高い中山さんですが、 これはやってしまったなという印象。 文庫化されるまで待てば良かったです。 | ||||
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