■スポンサードリンク
(短編集)
オーパーツ 死を招く至宝
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
オーパーツ 死を招く至宝の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点1.97pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 21~35 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の方が詳細に書かれておりますが、プロットや文章に問題が多く、受賞作として大々的に売り出すのはどうかと思うような低レベルの作品です。トリックはまあまあですが、展開に必然性が感じられません。例えば主人公と探偵が瓜二つという設定に意味はあるのでしょうか? 最後まで読めば分かるのかもしれませんが、半分ほどで止めてしまったので、もしお分かりの方はご教示ください。とにかく時間とお金の無駄でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第16回「このミステリーがすごい!大賞」の、え?これが大賞受賞作…? オーパーツがらみの事件に関わる「そっくりさん」な探偵コンビのお話。 第一話の水晶髑髏のお話はとても秀逸で年間アンソロジー(ベスト本格ミステリだとかザ・ベストミステリーズだとか)を狙えるクオリティで大いに期待を持たせていただけましたが、残念ながらみるみる失速、他の収録作との出来の差がえらいことになっています。だって、民間の研究機関が殺し屋を送り込んでくる世界観なんだもの…。 一話以外で印象深いのは四話のトリック程度でしょうか。凄く豪快で、バカミスですよ、バカミス! 講評によると改稿前提の受賞だった模様。 「消去法で選ばれたわけではない」とは断っていますが、審査員御三方の講評を読む限りは消去法の結果としか…。 よくも悪くも通学や通勤のお伴といったライトなミステリであります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の名前を読んだ時点で、先を読む気が一気に失せました。 我慢して読み進めましたが、どうにもこうにも… なんでこれが大賞なんだろうとAmazonの評価を覗いたら同じ気持ちの人が多くて安心しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「隣に座った女」というミステリーをご存じの方はまずいないだろう。今年('18年)4月に発売された文庫書き下ろしの作品で、著者は岩井田雅行。もちろんデビュー作であり、新人作家である。 でも、岩井田雅行の名は、別の方面で、少しは知られているかと思う。映画評論家として、数多くの雑誌に連載やコラムを掲載し、特に香港映画と海外ドラマのジャンルでは、その道の第一人者になった人である。「オーパーツ~」の主人公の一人・古城深夜ほどではないが、かなり映画・海外ドラマに幅広い知識を持っているうえに、香港映画界や欧米のTVドラマという、他の映画評論家やライターが関心を示さなかった分野で大きな功績を残している。しかも、この分野はもういい(と、思ったのかどうかは知らないが)、ある程度の実績を残すと、その分野から手を引いてしまうのである。かなり、ユニークな人物だろうと推測している。 その彼が、今度はミステリー作家としてデビューしたのだから、驚いた。さらに驚いたのは、デビュー作「隣に座った女」の出来映えが、かなりハイレベルで、予想外の展開と、その結末には唖然とさせられた。私は、よく本屋へ行くので、運良く発売直後に入手して、その面白さにひっくり返ったのだが、発売告知の広告は一度も見ていない(大体、告知されたのだろうか?)。本屋にも、片隅の目立たぬ場所に、ひっそりと置かれていて、アッという間に書店から姿を消した。売れたのではなく、売れなかったので、さっさと返本されたのだろうと思っている。 さて、ここは「オーパーツ 死を招く秘宝」のレビュー欄なので、「隣に座った女」については、この辺で止めておこう(同書についてはレビューを書いたので、後は、そちらをお読みください)。 では、なぜ「隣に座った女」のことから書き始めたかというと、その注目度や告知に雲泥の差があるからだ。片や知名度充分の「このミス大賞」受賞作であり、広告もあちこちで、見かけ、どこの書店でも目立つ場所に平積みされている。もう一方は、何の賞も受賞していないし、広告を少なくとも私は、ただの一度も見かけたことがない。そして、今やどこの書店にも置かれていないだろう。同じ新人作家のデビュー作ながら、まさに蟻と象並の差である。ところが、出来映えに関しては、まさに正反対。同じデビュー本でありながら、出来映えなど、どうでもいいのだろうか。 てなわけで、「隣に座った女」の余韻が未だに脳裏をかけめぐっている私は、このミステリーがすごいトップ10に、これまでただの1冊も選ばれたことのない「このミス大賞」受賞作と比較してみようという気になった次第。なにしろ、「このミス大賞」には、期待をミスられた作品が多く、いつしか読まなくなってしまっていた。それでも、大賞である。受賞後、活躍している作家もいることだし、やはり選ばれるだけのものはあるのではなかろうか。「隣に座った女」に勝手に興奮しているのは、自分だけじゃないのかという疑念もあり、読むことにした。 で、こちらでも読後はひっくり返った。あまりにあきれ果てたからである。致命的とも言える欠陥があちこちにある。特に、キャラクター造形と物語の構成力は未熟過ぎる。レベルの低いラノベ程度がいいところか。主人公に、オーパーツ鑑定士というキャラクターを配置しただけあって、水晶髑髏だの黄金シャトルだの恐竜だのストーンヘンジだの、うんちくだけは確かにすごい。密室トリックなども、なかなかの出来映えだと思う。 しかし、ミステリーである以前に、これを人に読ませる小説ならば、うんちくとトリックのアイデアが優れているだけではどうしようもない。それらが、うまく物語の中に取り入れられて、さらに登場人物たちに血が通わなければ、小説として不完全だ。 本書は4作の連作短編で構成されているが、その第1作でいえば、古城深夜と鳳水月の関係がまるでわからない。書かれているのは、古城が授業をサボる代わりに、鳳に出席を頼み、報酬を払うことで、妥協したことである。お互いに友情が芽生えたわけでもなく、気が合ったわけでもない。そんな描写は、どこにもない。そんな鳳を、古城はなぜ、わざわざ遠方の髑髏邸まで呼び出したのだ。何も役に立つわけもなく、そこまで深いつきあいをしているわけでもない。邪魔なだけだ。呼び出し、それに応じるだけの、二人の性格描写がないため、普通、そんなことするか、となる。 さらに、水晶髑髏にまつわる講釈部分が長すぎる。そのため、屋敷に集まった人々(つまり殺人の容疑者たち)のキャラクター描写が、実に薄っぺらいものとなった。まさに、登場人物たちの個性を生かすことができていないから、こんな展開で物語が始まり、情けない物語になるのだ。以後、主人公ふたりが親しくなっていく過程も不明。せめて、お互いの相手に対する心理描写ぐらい書け、と言いたい。 第2作では、鳳が将来、報道関連の仕事につきたいと言っていたから、古城が知り合いの警察関係者に紹介すると言って呼び出す。それも殺人現場にだ。迷惑だろ。紹介するなら警察官が休みの時に紹介するのが普通じゃないのか。しかも、ただの学生である鳳が殺人現場に足を踏み入れるのだから、あきれる。警察って、そんな事、簡単に許し、「さあ、皆さん、ここが先ほど起こった殺人現場です。ご自由にご覧下さい」と言ってるようなものだ。そして、相変わらず、うんちく描写が辞典のごとく、堅苦しく、延々と書かれ、その分、被害者や容疑者の描写が皆無に等しい。加えて、その動機の解明の大半は具体的根拠や証拠に基づいたものでなく、古城の推測が大部分を占めている。ミステリーで、こんなのありですか? 第3作では、古城と警部補であるまひるの、実に馬鹿らしくて、大マヌケな行動が、事件を大事(おおごと)にしてしまうという、トンデモな設定だ。古城は恐竜にまつわる貴重な資料の運搬をある人物から密かに依頼されるのだが、その際、偽名を使う。さらに、ご丁寧にニセ名刺まで作る。複数の人物のいる所で、品物の受け渡しをするなら、偽名を使うのも意味はあるが、依頼者とふたりだけで密かに会ったのだ。偽名の必要はない。さらに、ニセ名刺など渡す必要がどこにあるというのだ。 また、まひるの方も鳳の部屋が何者かに荒らされているというのを知りながら、それを無視して、嬉嬉として、趣味の恐竜博覧会へと出かけ、例の如く、延々と恐竜についてのうんちくに大量のページを費して、しゃべり続ける。優秀な警部補ならば、鳳の部屋を調べる方が先じゃないのか。 ここらあたりまで読んでくると、ページをめくる気力さえなくなる。第4作でも書きたいことは山とあるが、辞めておこう。無意味だ。 「このミス大賞」の選者と編集部の方が、このレビューを読まれるようならば、「隣に座った女」と、是非とも比較して感想を聞きたいものである。気になる方もいらっしゃったら「隣に座った女」を読んでみてほしい(少し弱き)。 しかし、この2冊を出版したそれぞれの出版社の編集者は、何を考えているのだろうか。これが、今の出版社のレベルなんですかね。まさに最大の謎とも言うべきか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
オーパーツという言葉に惹かれて読んだけれど、展開もトリックもこじつけばかりで、登場人物も紋切り型で、途中までしか読めませんでした。わざわざオーパーツ出す意味も感じられなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
鳳水月、古城深夜とかいう主人公二名の名前だけでラノベかな?って感じですが、ラノベです。 マンガ的なキャラクターが漫才みたいな掛け合いをしながら、会話を中心に話を進めていく典型的なラノベで、 冒頭の主人公二人が出会うシーンを読めばだいたい自分に合うかどうかがわかるでしょう。 この導入の二人の会話のノリが小説の最後までずーっと続きます。 自分は学生のころはラノベ読みだったので楽しく読めましたが、正直、苦手な人にはサムイだけでしょう(^^; 短編4編ともに密室が出てきて、しかもそれぞれ水晶髑髏とかUFOとかが絡んでおり、 アクションシーンありラブコメ要素ありギャグありと、しっかりエンタメしているところはさすが大賞受賞作。 ただしトリックは完全にバカミスが入っていて、オビに書いてある島田荘司というよりかは、 「謎解きはディナーのあとで」の東川篤哉系。私は笑いましたけど、これも怒る人は怒るでしょうねw このミス大賞はタイトルを改悪する呪いに長年かかっているんですけれど、今回もその呪いはしっかり発動しており、 なんでこんなムーの別冊みたいなタイトルにしたのかはまったくの謎。 実際、アマゾンで書名を検索したら他はムーの別冊みたいな本が並んでおり、これじゃラノベ読みの手には届かなさそう。 「ミステリー」とつく賞の名前のせいもあって、クラシックファンがモーツァルトのCDを買ったら中身がAKB48だった、 みたいな誰も幸せにならないミスマッチが発生している気がしてなりません。 いっそのこと『俺と瓜二つの相方のせいで殺人事件に巻き込まれまくっているから異世界にでも転生して逃れたい件』とかいう タイトルにして表紙を美青年二人のイラストで飾るとかにしたほうがよかったんじゃないかなーとすら思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
OパーツをKeyとしながらの連作短編。 のっけから瓜二つの姿のホームズとワトソン役の大学生が知り合うシーンから始まるが、文章が粗い。 キャラに個性を与えたいのは分かるが、変人と個性は違う。 日本の、それも特に若手が書く小説は妙にキャラを変人にする傾向があって辟易する。 内容さえしっかりしていれば普通のキャラでも十分楽しめるのに。 短編集ではあるが、毎回密室トリックに挑む姿勢は評価できるし、謎は魅力的でよく考えてある。 オーパーツの蘊蓄も魅力あるガジェットの一つと評価できるが、恐竜のエピソードなどは描写が過ぎて全く退屈。 短編であれだけ紙面を割くのはどうだろうか? まだ、作者が若いせいかセリフやキャラ設定に粗さが目立つが反面トリックは魅力的なので今後に期待。 (まあコメディ調推理物とすれば良いのかもしれないが、作者がそこを狙ってるとは思えないし…) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読後、怒りに任せてレビューを書こうとしたのだが…… それも馬鹿馬鹿しくなるほどの代物なのでやめておく。 よくある筋立て、筋とは関係のない描写や説明が多過ぎ、チャチなトリック、 頭でっかちで(大人の読者から見て)魅力が乏しい探偵役、 リズム感のない稚拙な文章、全てが最低点。 どこがどう悪いというレベルではなく、大人が読むミステリーとして失格。 「このミス」大賞作品は、過去に傑作もいろいろと読んでいるが、 私は迷わず「このミステリーがひどい!」大賞に認定したい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても「このミス」に選ばれたとは思えない駄作。トリックは全てどこかで聞いたようなもの。密室トリックの回答が「犯人は合鍵を持っていた。」ですって。 頭がいたい。 審査員は何がよくてこれを選んだのか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やたら細かいところで工夫があるが話全体にぞくぞく、ひやひや、わくわくするところがありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全然おもしろくない。途中で読むのをやめようとおもうほどだった。オーパーツの知識も浅いし、トリックもコナン並みかそれ以下(笑)下らない暇潰しにもならない。内容もうすい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体的には面白かったです。がトリックに無理があるかなと思いました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容がどうこう言う以前にこのタイトル「オーパーツ 死を招く至宝」これを見てお金を出して更にその上で読んで見ようと思う奴らがいるという事自体が異常なことだと考え込んでしまう。 読む意欲、買う意欲がこのタイトルの何処にあるのだろうか? こういう縁起の悪い本を新春から買うという種族はひとりの人間としてイカれているとしか思えないのである。 これを出版して編集部が何をしようと考えているのか、はなはだ疑問だらけだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『このミステリーがすごい大賞』受賞作ということで購読。 読み終わった感想としては面白かったし、楽しめたと思う。 好評価の物理トリックも、ありえそうでありえない、ぎりぎりの綱渡りを演じているし(島田荘司ばりというのはさすがに盛りすぎだが)、話運びのテンポや、キャラもいい。 ただし、気になるところもいくつか目に付いた。 鑑定士を自称しながら、一度もまともに鑑定をしていなければ(おそらく確信犯だろうが)、シリーズ化をあからさまに狙った終わり方も引っかかる。 とはいえ、特異な感性を持った作家さんであると思うので、とりあえず今後に期待します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貧乏学生(鳳水月 オオトリスイゲツ)が同じ大学の学生で顔がそっくりなオーパーツ鑑定士(古城深夜 コジョウシンヤ) と共に事件を解決する4編の短編本格推理小説。探偵役は古城で助手が鳳なのだがどちらも主人公だと言える作り。 鳳はオーパーツ鑑定士という得体の知れない変人古城と好き好んでコンビを組んでいる訳ではなく、金で雇われ仕方なく付き 合っているのだが、いやいやながらも仲が良さげで、その掛け合いは漫才っぽく面白い。 どの短編も最初はオーパーツに関するうんちくを語り、その後にそれにちなんだ殺人事件を解決する流れ。 事件とオーパーツの絡みが弱く、事件解決パートになるとそれまで詳しく説明していたオーパーツの話に必要性があったのか? となり上手く話として混じりあっていない印象。 主人公である二人の会話は面白いのだが、その他の人物が一部を除きキャラが薄く印象に残らない点がエンタメ小説として勿体 ないと感じた。 オカルト系の話が好きでオーパーツの予備知識がある方ならばそのオーパーツのうんちく部分は楽しめるが、純粋に推理小説と して読むとイマイチ。キャラ物エンタメ小説としては中途半端。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!