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赤村崎葵子の分析はデタラメ



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【この小説が収録されている参考書籍】
赤村崎葵子の分析はデタラメ (電撃文庫)

赤村崎葵子の分析はデタラメの評価: 4.17/5点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.17pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(5pt)

イチャイチャだけでは終わらない、分析小説

主人公とヒロインが冒頭から友達以上恋人未満です。
特に分析2でのスパイ映画の鉄則からの件はもうご都合主義万歳といった所。どう考えれば恋人未満でそんな行動を起こすというのか。
そんな微笑ましいやり取りもありながら、赤村崎葵子はラブレターやら盗まれた財布やら、様々なものに及んでいきます。その分析はいかにも真実味がありそうで、しかし翌々聞けば荒唐無稽なものばかり。ではどうして彼女はそんな分析を続けるのか。その理由が語られる時、ヒロインは主人公を改めて分析することになり――

読了後にも裏分析なる物語で明らかにされていない、しかし文脈から読み取ることが出来る事柄のヒントが掲載されています。
赤村崎葵子は探偵ではなくあくまで分析をするだけであって、真実に辿り着く訳ではありません。
気軽に早く読めるというラノベのメリットには反しているようにも思いますが、たまには一度読んで終わりではなく、じっくり時間をかけて読み込んでみるのも面白いのでは。
赤村崎葵子の分析はデタラメ (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:赤村崎葵子の分析はデタラメ (電撃文庫)より
404891622X
No.3:
(5pt)

してやられる

所謂、日常のミステリとしてフェアな構成になっているのではないかと思います。
主人公やその他の人々の言動から、論理的に考えれば真相にたどり着くことも可能。
そう、ラストの、本当のラストを読みながら感じました。

多分、作者の狙い通りにですが。

この構成、フェアなのか、アンフェアなのか、正直意見が割れてしまうとは思うのですが、実のところそれ自体に本質的な意味はないような気がします。
あるいは面白いかそうでないか。この辺りはラノベ独特のノリを許せるかで結局は決まってしまうのではないかと思うのです。

あらすじ以上の事を語ってしまうと、酷いネタバレになってしまいそうで、殆ど感想すら書けないのですが、
それでもシンプルに面白かったです。
ラストで「やられた!!」と素直に感じました。

単発的な作品になりそうですが、本当に埋もれてしまうにもったいない作品なのであえてレビューを書きました。
赤村崎葵子の分析はデタラメ (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:赤村崎葵子の分析はデタラメ (電撃文庫)より
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No.2:
(5pt)

推理小説ではなく分析小説です

身近に起こった(起こして)ちょっとした四つの出来事や事件を自称分析部の
赤村崎葵子が分析して解決?して行くお話です。

まず勘違いをしてほしくないのが、言葉遊びをするのではないと言う事。
私自身ヒロインの名前から西尾維新を思い出し、タイトルの「デタラメ」から
言葉遊びで煙に巻くような感じなのかなと思いましたが、ちゃんと分析します。

身近に起こった出来事を解決と言うと「氷菓」を連想しますが、葵子がするのはあくまで「分析」です。
探偵のように真実を明らかにする為に、犯人を追い詰めたりはしません。

葵子の分析は確かに筋は通っていて、周りも納得しているが真実かどうかは分からない。
ただ本人が楽しんでいるだけにも思えるし、そもそも間違っていたりもする。
しかし、その分析は非日常を楽しめたり、誰も傷を負うことなく事件を解決?する。

かと言って、事件を投げっぱなしで終わらせる訳ではありませんので安心してください。
後日談のような形で正解と思われる別の「分析」も見る事ができます。

分析といっても堅苦しい理論は出てこないし、掛け合いもテンポ良くスラスラ読むことができます。
メインキャラクターの主人公と葵子の友達以上恋人未満のような関係も、とても好ましく思えました。

また、あとがきの後に事件とは関係のない本文の伏線を妹が分析してくれます。
こちらも面白いのでぜひ確認をしてみてください。

売れ線を狙ったライトノベルとも言えない、内容の薄いハーレム・主人公最強系が水増しされ、
ラノベって似たようなハーレム・バトル系ばっかり?という方はぜひ読んでみてください。
過度なお色気やバトルがなくても面白いライトノベルはたくさんありますよ。
赤村崎葵子の分析はデタラメ (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:赤村崎葵子の分析はデタラメ (電撃文庫)より
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No.1:
(5pt)

すらすら読める分析小説(ちょっぴりネタバレ)

探偵小説では無く,あくまで分析小説です.

分析なので,真犯人を暴くだとか真実をさらけ出す事はせず,
理論が破綻してなきゃ例えデタラメだろうと口先八丁で真実に変わります.

その真実で救われる人もいるのなら……正に嘘も方便といったところ..

本文も色々伏線張られてますがキチンと回収されていて
謎の真相も分かり易くて「あ〜なるほどねぇ」と頷きました.
あとがき後の妹の裏分析で「あ〜そういやそうねぇ〜」と二度頷かされました.

次巻が出ると嬉しいですね.(兄の黒歴史とかの話になるのかな?)
ただ,分析3だけは納得いか〜んと個人的に思ってます.

絆創膏だと思ってたので
赤村崎葵子の分析はデタラメ (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:赤村崎葵子の分析はデタラメ (電撃文庫)より
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