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バッテリー
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バッテリーの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全206件 101~120 6/11ページ
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| まれて初めて真剣になった世界で、自分が持つ技量は、はたしてどの程度のものなのか・・・・。 好きになったものほど“才能”をもって生まれてきたかったと、だれもが思う。 でも悲しいかな、そう都合よくいかないのが人生。 そんなつらい“現状の認識”を初めてするのが小学生のころ。(愕然としたっけなぁ・・・) 少年野球がテーマの児童書になっていますが、人間関係や心理描写は大人にも当てはまる ところがあって、グングン引き寄せられるように読んでしまう内容です。 明らかに自分より才能がある人間と出合ったとき、自分の技量を冷静に受け取れる人間は少ない。 せめて“あいつ”が、才能だけでなく人間的にもどうにもかなわないようなヤツだったら、 キッパリとあきらめがつくのに・・・。 俺の方が知っていること、見えていること、ヤツより出来ることがたくさんあるのに、 一番欲しい肝心な技量はヤツの方が上。。。。心の悲痛が伝わってきます。 はたして、今までのように夢をあきらめずに上を目指していられるのか? それとも、まわり(親)が言うように自分には才能がないとあきらめて、別の道に進むのか? 遊びと割り切るべきか、真剣に打ち込んでみるべきか・・・。 それぞれが将来の進路を見据えて決めた時間の選択は、ときに別れをも意味する。 子供の話だとバカにできないほど、心が熱くなる作品。 人生って白黒で割り切れないものが多い。・・・だから“ふんぎる”のが難しい。 ある程度そこそこ出来るからこそ悩んでしまう という愛すべきキャラクターも含めて、 登場人物それぞれの角度で気持ちが描かれているから面白い。 気が付けば6巻まで夢中で読んでしまう超おすすめの作品です。 | ||||
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| 一気に刊行済みの5巻まで読みきった。 主人公の天才投手・巧を筆頭に、登場する少年たちは皆、強固な自我と意志を持ち、鬱屈や怒りを内に秘めている。巧の剛速球は、少年達が、そして大人たちが、“学校”や“家庭”や“世の中”で生き抜くために被らざるをえない“仮面”を引き裂き、彼らの“野性”を引きずり出す。激しくぶつかり合い、時に憎しみあい傷つけあい、それでも彼らをひきつけずにおかないものが“野球”であり、その中心に巧と豪が…”バッテリー”がいる。 繊細な心の動きを描き出す文章がいい。空や木々、鳥たち、季節のうつろいを切り取る描写が美しい。饒舌ではないが、繊細かつ硬質なリリシズムをたたえている。作者自身が1巻の後書きで“女のわたしが、若い異性に感じた十代ゆえの眩さを信じたかった”と書いているが、“野球”をテーマにこういう小説を書けるのは、やはり女性ならではだろうな。 考えてみれば、ガキの頃、世界は何と不自由で窮屈に見えたことか。その“世界の不自由さや窮屈さ”を、己の力で切り裂こうとする少年の幼稚で獰猛で、だからこそ鋭利で美しい純粋さ。それが、根性無しの社会人として、その不自由さや窮屈さに無自覚に飼いならされたオッサンの心に突き刺さる。 児童文学として書かれたらしいが、子どもだけに読ませとくのなんてもったいない! | ||||
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| 読み終えたあとには、言葉にならない気持ちが心に残りました。 原田巧は何を考えているのか全然わからなかったけど、 自分と異質の何かを持っていて、そこに惹かれた。 巧は野球の才能だけではなく、人を魅了させる能力も持っているのだろうと思う。 バッテリーを組んだ永倉豪も、巧の球に惹かれたのだ。 巧は周りを巻き込みながら何をしていくのだろうか、と彼らのこれからが気になります。 1巻を読んだから、続きも読まなくては気がすまなくなる、そんな魅力のある本です。 | ||||
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| むかし、”タッチ”というマンガがありましたが、 あれが、野球マンガの名を借りた、ラブコメだったことを考えれば、 今シリーズは野球を題材にした、中学生日記になるんだろうなと思いました。 で、そうなると、視点は変わります。 つまり、巧は才能があるけれども、まだ只の中学生で、 それ以上でも、それ以下でもありません。 だから、ある程度の大人になると、 巧の行動は、受け入れ難い部分も多いです。 (ここらへん作者は、意図的に書いている気がします) そんな中で、巧はある言葉を紡ぎます。 その言葉は、とてもピュアで感動的で、 そして、私たち大人の価値観まで強く揺さぶります。 しかし、それは思ったより気持ちのいいもので、 そういえば、中学生の頃は、変な事に一生懸命だったな。とか、 遠い記憶を、思い出さしてくれます。 読んだ後、もう1度、中学時代に帰りたいと思いました。 というより、中学時代に読みたかったです。 | ||||
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| 読みやすいです。行間スペースや文字の大きさのせいじゃなく、内容がしっかりしていて、尚且読みやすいのです。 多感な中学生の内面を繊細かつ丁寧に表現していて、初めて出会う感覚です。作者の目線が大人の立場からの、上から目線ではないことがその要因かな? 全5巻ですが、一気に読めますよ! | ||||
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| 久しぶりに息もつかずに読みました。 第一巻から、鮮烈でした。 天才ピッチャー原田巧。天から与えられたまぶしい自分の「才能」のみを見続けることを許され、またその才能ゆえに見える世界を見つめざるを得ない宿命。自分に宿るその才能ゆえに、回りを巻き込み流れていく大きな渦の様な存在。 彼が家族と共に新しい土地に移り住み、新しい仲間と関係を構築していく姿からバッテリーの世界が始まります。この地で見つけた原田の相棒、永倉豪の設定も見事。二人の全く異なるキャラクターが、それぞれ魅力的。巧のある意味歪んだキャラクターを弟の青波のキャラクターを描くことで中和している。 私自身は野球をしたことはない。しかし、常人の力と努力を超えた実力を持つ天才というのはどこの世界にもいると思う。かなわないと思いながら惹かれる気持ち、どこかねたましいまぶしい気持ち、でも自分のどこかで相手の才能自体を手放しで賞賛してしまう気持ち、そして、心のうちの密かな葛藤ーーそうした心理はどの世界でも共通。引き込まれて読んだ後で惹かれた理由を言葉にすればそんなところ。読んでいて心に透明な風を感じる。 | ||||
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| バッテリー二人の距離がだんだん近寄ってきます。 巧の歩み寄りによってv めちゃめちゃ良かったですv 今回のテーマは、 “相手に伝えたいことは、言葉に出して伝えなければいけない。” 巧がめっちゃ可愛くなって、めちゃめちゃかっこよくなりますv 『想いを目の前の相手に伝えたい。どういう言葉を使ってでも伝えたい。』 『こいつに対してだけは、恥かしくない自分でありたいと思った。』 『「おれ、ちゃんと話をしてみんといけんな」豪がつぶやく。 そうだなと、巧も胸の内でつぶやいた。 話をして、言葉をつむいで……それしかないだろうな。 相手を説きふせるためでなく、ひれふさせるためではなく、言い訳でもない。 ただ想いを伝えるためだけの言葉をつむいでいくしかないだろうな、きっと。』 あぁっ!この本の最後の会話を、みんなにも読んでほすぃ(≧∇≦) | ||||
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| この小説に出てくる中学生たちは本当に大人びています。そして、1冊ごとに成長していく姿が見られるのも頼もしく感じます。 少年たちは、真剣に野球と、そして仲間と向き合っているのですね。新田東と横手二中の試合までもうすぐ。どんな試合を見せてくれるのか、とても楽しみです。 | ||||
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| だんだんとバッテリーの仲が複雑になっていきます。 豪が巧のことを『むかつく』って言ったときは青波と同じ気持ちでした。 5巻は登場人物の意外な性格などがあらわになってきて、 1番読み応えがあったとおもいます! 巧が料理をしたり、洗濯を干したりするのが意外でかっこよかったですね。 5巻では巧と青波が大きくかわったと思いました。 巧が『おまえら野球以外の話できないのか』って言ったときは思わず吹き出してしまいました。 それほど、5巻では登場人物が大きく変わったと思いました。 | ||||
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| 「スカウト」(後藤正治 著)と言う本を少し前に読んだ。 プロのスカウトは、最高球速や通算本塁打数と言ったスペックは勿論のこと、選手の性格や育った環境も知り抜いておくものだそうだ。 "生い立ち"によって培われた人間性が勝負を左右するからである。 その為、一般の人とは全く異なるだろうが、私は「一つの才能が(仮に)プロに入るまで」と言う観点を持って読んだ。 家庭環境、一緒に居たメンバー、土地柄・・・全てが野球選手として意味があるのだ。 この本には野球選手一人一人に"生い立ち"がある事に思い至らせる力がある。それ程、登場人物の内面描写と台詞が卓越している。 主人公は早熟の天才である。故に中学入学前にしては尋常でない自負と目線を持ち合わせている。あり得ない、かもしれない。 だが、彼も3年後には甲子園、6年後にはプロ入りしている年齢なのだ。逆算すれば、おかしくない。 ※注意※ 一部の方が書かれている通り、野球そのもののシーンが多い訳ではないので、野球小説目当ての方はその点斟酌願います。 | ||||
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| おすすめです! 野球をよく知らなくても楽しめます。 この著者は、思春期の少年を書かせたら右に出る人はいないんじゃ?ってくらい、素敵です。 繊細で切なくて、楽しくてキラキラしてて。 目の前に情景が広がって、風と光を感じました。 児童書なんですが、子供の気持ち、 大人の気持ち、両方がわかる年齢だから、より味わい深いです。 これは読んだ方がいいd(-_☆) | ||||
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| 野球マンガが好きでよく読んでいます。 その為、このバッテリーがちょっと気になっていました。 で、読んでみると、 何がスゴイって、第一巻で野球の試合がほとんど出ないのがスゴイ。 往年の野球まんがファンは、ドカベンか!とつっこむことでしょう。 次に天才を主人公にすることがスゴイ。 まず、昨今の野球マンガでは、主人公は努力して努力して、 栄光を勝ち取るパターンが多い。 なぜなら、それは男に課せられた責務だからだと思う。 逆にライバルに天才肌が多く(典型は、巨人の星) そして、天才は努力型に勝てない。(真実は逆だが) では、なぜ天才が主人公になったかというと、 これは、描く側が女性視点だからだと思う。 ガラスの仮面でも、今の”のだめ”でも、 女性は、天賦に与えられた才能、人と違う才能に弱い。 それは、女性が美という、生まれつきの才能に、 人生が左右されることを、如実に感じているからだと思う。 (あの娘は美人で得ね。というが、あいつはカッコイイから得だとは、 男は、思っていても言わない) そして女は、天才を崇めることが出来るが、 男はライバル視をし、引きずり降ろそうとする。 (イチロー・松井の調子が悪い時の報道etc) まだ、2巻以降を読んでいませんが、 この天才が困難を勝ち抜いていくのか、 それとも挫折して周りと融和して、それを乗り越えていくのか、 非常に興味があります。 | ||||
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| まず、野球、少年、バッテリー、と聞けば 冴えない少年が野球によって成長していく 友情のストーリーかな、と思うかも知れませんが 良い意味で最初から期待は裏切られます。 本作は12歳の、天才的な投手の主人公が 「個」というものをどこまで貫き通せるか、という 前提で描かれている意欲作です。 本作の主人公にとって絶対に譲れない ものが自分の「投手としての才能」であり、 この自信過剰にも思える態度は周囲から 戸惑いや反感を買うものの、主人公は 決して迷ったり揺れません。 著者の、あさのさんは、この主人公が 「良い子」という従順で型通りの 人間を形成したがる学校教育で、 はたして自分の才能を信じ、屈せず 「個」を貫き通せるのだろうか?と あとがきで書いているように、 それが本作の大きなテーマのようです。 だから中学入学前の本書は、主人公の 戦いは始まってもいません。 本書はまだ主人公の家庭環境、 新天地での人間関係、家族間の感情といった ものを紹介する、いわば序章的な内容。 舞台と登場人物の紹介、という感じで ストーリーに動きはまだ、ありません。 「個」を貫くために周囲の調和を省みない 主人公と、周囲の事ばかり気にかけている バッテリーを組む少年が、これからどう 影響しあい、学び、大人から「個」を殺されずに 学校や野球部という組織で生きていくか・・・。 少年少女だけでなく社会で働いている大人でも、 充分読み応えある内容です。 本作は、未熟な少年が成長する、ありふれた 物語では無く、ひとりの少年によって周囲が 変化していく物語かも知れません。 そういった意味では、結末が予想しにくい 作品なので、2巻以降が楽しみです。 | ||||
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| このバッテリー'Xには、巧よりもむしろ瑞垣の方が登場回数が多いような気がします。さらに、巧の心境が段々と変わり始めていく様子もうかがえます。 おまけでついている、横手二中のバッテリーの話もオススメです。 | ||||
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| 新田東中の巧と豪のバッテリーが復活し、不器用なやり方ながらも絆を強めていく。巧の球威が増し、時に制御がきかなくなる。それでもバッテリーは動じないまでに成長した。 長い長いトンネルを抜け、巧の一球を捕える快感のみを欲し、行けるところまで行こうと腹を括った豪。「はぐらかすな。黙り込むな。おれは、耳も口も手も身体も、持ってるもの全部使って、おまえを捉えるつもりだからな。逃げんなよ」 豪の本気が痛いほど伝わる。対して巧は、豪にだけは恥ずかしくない自分でいたいと思うのだった。他人に対して「こうありたい」と願うことは弱さではないのかと問いつつも・・・・・ 豪への思いの正体を、一人でいてはわからないことを、知りたいと考えるようになった巧。元野球監督の祖父の言葉が重なる。「人を拒むな。人を疎むなよ」 また巧の球が、むき出しの個性が他者の外面をも引きはがすのか、元キャプテンの海音寺、横手二中の門脇、そして一番の難物・瑞垣・・・それぞれの内面、こだわりもひりひりとあぶり出される。少年たちがとうとう著者の手を離れ、構成も何もかも無視し、暴れ出した感のある5巻。 二校の対決はもう間近だ。 | ||||
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| 中学校とはいろいろな意味で窮屈な場所だったな・・・と本書を読んで思い出した。自分はその中でただ身を縮めていただけだったが、天才ピッチャー巧が同じであろうはずがない。 「おれの球だけを見てほしい。でないと、壊れちゃいそうな気がするんだ」 身を滅ぼしてしまいそうなプライドと、それに見合う力を有した者ゆえの厄介さ・・・ 本書では、巧とバッテリーを組む豪の内面にも多くのページが割かれている。天才とバッテリーを組める幸せと誇らしさ、同じ分だけの不安と焦燥。12歳にして運命の出会いをしてしまった者ゆえの厄介さ・・・ 最高のバッテリーを目指すために舵を取り、悩み、怒る豪は、物語の中でもっとも感情移入しやすい存在かもしれない。 二人はさっそく思いがけない波乱の中に巻き込まれていく。 | ||||
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| 話題作だけに賛否さまざまなようですが、わたしは好きです。 12歳にしてとんでもないプライドをもった天才ピッチャー巧。その鉄のようなプライドは鉄の鎧で守られているわけではない。巧の心は武装されていない。 バッテリーを組むことになる豪に「好きだ」と堂々と言われてうろたえる。ピッチングの際に野球と関係のないことで豪をからかい、指摘されて恥じる。弟・青波の敏感さをすごいと思う。豪の気配り、包容力にはかなわないとさえ感じる。野球は一人じゃできないという投げかけに戸惑う。(一方で大人には苛立ちを隠さず、容赦なくなぎ倒すような言葉を口にする) こんなふうに心が揺れることがあっても、野球に対する鉄のプライドは決して揺るぐことがない。そこにまず興味をもった。こんな12歳が中学に放り込まれてどんな姿を見せてくれるのか、追いかけずにはいられない。 女房役の豪、繊細さ・柔軟さゆえにのびしろを感じさせる青波たちもいとおしい。 多少の瑕疵が何だと言うのだろう。著者の決意と熱情の塊のようなこの作品、予定調和とは一切無縁の戦いを誓った物語がどこへ向かうのか、確かめようではありませんか。 | ||||
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| 個人的には5つでよかったけど、野球をタイトルにするならもうちょっと突っ込んでも良かったな。 時々中学生(直前)らしくない、と言う批評があるけど、そうは思わなかった。確かに野球に対する姿勢はかなりのものだが、才能に恵まれている者は、そうなるのではないだろうか。他のメンタル面で言えば、とても『らしい』と思う(一個性としてアリという意味で勿論同世代全てにではないが)。思春期特有の傲慢さ(本書の主人公は野球では誰にも負けない、という気持のよいものであり、実力も伴っているが)や苛立ちなど、多くの点で共感できる。 田舎に引っ越してきて少し視野が広がった主人公、ただそれは成長であって、変化ではなく、心の源は揺るぎない。(その揺るぎなさが壁となり近付きがたい部分も大きいが)その揺るぎなさは現代において、多くの人が望むものではないだろうか。 これは確かに児童書であり文章も簡単である故、小学生の中学年でも、楽に読めるだろう。ただ奥が深い。僕は中学生だが、心の成長も著しいこの時に本書に出会えてよかったと思う。おそらく年いちの頻度で読めば、その度々に新たな発見があると思う。其が本書が幅広い年代に支持される理由だろう。 ちょっと生意気だったかな(笑) 長文失礼しました。 | ||||
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| 初めて、家族で読めた記念すべき本。 孤高の主人公、ピッチャーにだけなるがためのピッチャー巧。 柔な心のキャッチャー豪。 巧の弟(病弱)、ほっとする青波。 =彼の野球をやりたい気持ちが兄とは対照的なんだよね。 巧のおじいさま。 =甲子園出場経験が複数ある指導者。 それぞれの家族。 チームメイト。先輩。先生。 取り巻く人々。 中学一年生になる前の春休みからほぼ一年間のお話。 巧と豪くんとのお話。 バッテリーのお話。 巧と先輩とのお話。 巧とその周りの人たちとのお話。ですわ。 巧があまりにも、自分以外(野球、ピッチャー以外) のモロモロを、う・ま・く考えられない・・・。 んだよね。 《そうだよ。》 時には他人に聞けばいいんだよ。 頼っても。って、思っちゃう・・・。 豪くんは、自問自答しながら。も、そんな巧についていく。 巧のキャッチャーとして。 青波は大好きお兄ちゃん。大好き豪くん。 (お兄ちゃんのほうが好き。ってトコお話であったけどね。) 響いてくるのはおじいさまの言葉。 〜野球は楽しむもんじゃ。それだけじゃ。〜 考えてみる自分の野球・・・って・・・。 〜巧には巧の野球があるし、青波には青波の野球があるけん、がんばれ〜 そして、人間。人のする野球。 〜勝つためだけの道具にしてくれるな。〜人間として扱ってくれな。〜 〜野球てのはな、人間がやるから野球になる。〜 →ここ、これ。納得の言葉なんだぁ。アタシ。 バッテリーを読んで。改めて。ね。 私は、協調について考えるようになった。 学校生活において一番と、言えるかもしれない・・・。この言葉。 団体生活。社会と、置き換えちゃってもよいのかも・・・。 協調とは、なんぞや? もしかして、おしつけで。不必要なのかもしれない。・・・と。 私は、ある意味、大事にかかえて生きてきた。 共生。かな?今。思いつくの。 共にそれぞれが生きていく・・・。 共生を、意識してと、感じるようになってきております。 | ||||
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| 「巧が変わってきてる。」そんな気がした。 自分の考え・意思を貫き通せればよかった巧がちょっとずつ周囲にも目を向けるようになった。 「怖いと思った」そう言った巧の言葉が意外だった。 料理をらくらく作れてしまう理由が「調理実習でやったから」っていうのがまた巧らしいし、「口止め料」と言って、家族のための買い物のお金を請求するのも巧なりの優しさなんじゃないかと思いました。 周りの人間を意識し始めた巧は、そんな初めての経験にきっと自分自身に戸惑いつつも新しい感覚を覚え、こうした段階を経て、成長していくんだろうなぁと思います。 これから巧を含めた他のキャラクターたちがどんな成長を見せてくれるのか、6巻が楽しみです♪ あ、海音寺がタバコ吸うのだけはショックでした(T_T) | ||||
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