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破滅の王
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破滅の王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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731関連だという事は「序」で分かったから、「良識ある科学者」と「軍の方針」とで潜行する戦いでもあるのかと思って読み進んだが、かなりあっさりストレートだった 次から次へと出てくる人物ほぼすべてが「いい人」で「利用しようとしている」とか「上手く使おうとしている(←の、結果苦悩に陥れられるとか)」とかが一切なく、「皆、味方」で、「皆、守護者」な感じで… 宮本が大変に「能天気」な人物に思えてしまった 「安楽死させるほうがずっとましです」 に、1票。的な。記録されるためだけに半端に手を尽くされてもなあ…「患者」じゃなくて「症例」だという事が恐ろしい。「科学者」はマッドな部分がないと大成しない。それは分かっているけどさあ。真須木も宮本も大して変わらん気がしないでもない こんだけ関わって、「敗戦」の時点で満州に居て「内地に帰ったら」と危機感なく思えるところが凄い 「ひそかに始末されるかも」とか「そもそも帰る事が出来るのか」を心配しないでいられるモンなのか… 「守られる事がデフォ」の人は強いのね …少々白けてしまった… | ||||
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序盤中盤は、日中戦争における上海を中心とした中国での情勢や雰囲気が細かく描写されていて密度が濃い。 ただ、中盤までは細かい割に物語自体が遅々として進まず、「租界」とかの言葉に反応する日中戦争当時の中国に興味がある人以外は脱落すると思う。 終盤はラノベ的に急展開で、中国共産軍とのやりとりやベルリンでの取って付けたようなスパイサスペンスとかは、都合が良すぎるダイジェストな印象。 せっかく中盤まで中国の物語を細かく積み上げてきたのだから、中国だけで終わることができるはずで、「2人の主人公」的な中途半端なエンタメ要素が積み重ねを台無しにしている。 「2人の主人公物語」としては、終盤で突然大活躍する灰塚の比重が宮本に対して低すぎてバランスが悪い。 | ||||
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実在の人物と架空の人物とがまぜこぜの面白い手法だと思いました。 せっかく中国が舞台だったので、中国人をもっと深く描いてほしかったですが、 ハラハラドキドキ楽しく読ませていただきました。 | ||||
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舞台は1935年の日本に始まって、上海の租界、旧満州の731部隊、1943年のベルリン、そして1945年の終戦を上海で迎える、と移り変わっていきます。内容紹介を読んで、生物兵器のミステリかと思って購入したのですが、そうであるような、ないような‥‥。 満州事変から終戦までの大戦の話が書かれ、大陸での日本人と中国人の対立が書かれ、731部隊の実態が書かれ、そして新種の細菌兵器「キング」の話が書かれ、そして結局「キング」の正体はいまひとつよくわからないという‥‥。 章によっては主人公以外の人物がメインになるので、主人公の存在感も希薄ですし。 「生物兵器は非人道的である」というテーマがメインだと思いますが、それ以外の戦争の惨禍にも話が広がってしまい収まりが悪く、主張が中途半端になってしまったように感じました。 | ||||
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