■スポンサードリンク
波濤の城
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
波濤の城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本の魅力は「非常時の人間の醜さ」が見えること。 映画「タイタニック」でも体感したことが蘇ってきます。見張りの不手際、全員乗れなかったりうまく作動しなかったりする救命ボート、自分だけは助かりたいと願う人々。 船に乗るのが怖くなってしまうくらいのリアリティもあります。読んで損はありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人物像というよりも火災現場の緊張感がすごい。これだけの迫力は少ないだけに価値はある。 警察小説は多いが、このような消防士の話は、もっと多くて良いと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
3部作のラスト 消防士、火災、防火、仲間 期待した通りの内容 久しぶりに、満足しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
休暇を取って船旅に出かけた時に起こった災害。消防士と言う仕事柄色んな勘が冴えわたる。読んでる方もスリル満点。続きがどんどん知りたくなること間違いなし。読み応えあり。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は「炎の塔」から入った。 「波濤の城」はシリーズ2作品目に辺り、期待の上はいかないのではないか、と思った。 杞憂である。 前回あっさりと人が死にすぎた点が気になっていたが、今回はそれが改善されて、さらに生と死にリアル感が出て面白かった。 夏美が立派に成長した事も含めて推せる作品である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
船の中という狭い閉ざされた空間での火災、沈みゆく船、韓国あのセオル号の沈没を思い出し、ドキドキしながら一気に読みました! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
豪華客船レインボー号の沈没に遭遇した船員や乗客たちの生き様を描いた物語。 序盤は登場人物たちの個々の事情が分かりにくく読みにくかったのだが、船内のエンジンが停止し生きるか死ぬかの展開になってきた中盤以降から一気におもしろくなった。 今まで事故は起きていないからこれからも起きないといった安全神話を信じ、何か起きた場合の対処を一切考えずコストカットのみを考える会社や、自分が助かるためなら他人を押しのけてでも進もうとする人間の生存本能などがリアルに描かれていた。 主人公の消防士の活躍はさすがにできすぎな感が否めないが、客室乗務員の北条とやくざの冬木の活躍はよかった。特に北条の船乗りとしてのプロ意識は素晴らしかったし、胸が熱くなった。 その一方で、自分の利益のみを考えて乗客の安全確認を怠った船長や、自分の都合で航路を変更する国会議員など、自分のことしか考えられない人間の狡猾さもうまく描かれていたと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
神谷夏美とその上司柳雅代は短い休暇を利用して、四泊五日のクルーズ旅行に申し込む。クルーズ船には、過去の海難事故で心に疵を負っている客室係北条、自殺を考えている僧侶やある決意を秘めた暴力団員、船舶マニアの引き籠りの青年など、乗組員乗客とも様々な事情を抱え乗船している。そして、船長の山野辺は自分の会社での立場を守るため、どうしてもこの航行で失敗できない任務があった。 消防士神谷夏美のシリーズ第二弾。一人でも多くの命を救うため、消防士としての矜持を持ち、決して諦めずに海難事故立ち向かう姿や人々との繋がりは感動的です。また、複雑であろう船舶の構造やパニック、救助活動の様子も分かり易く書こうとされていると感じ読みやすいです。本書は危機管理能力の無い人々に警鐘を鳴らし、万が一の時の自らの行動や考え方を今一度見直す機会を得ることの出来るエンターテインメント書です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近欠かさず読んでいる五十嵐貴久さん 本作は豪華客船レインボー号に起こった大事故と その中で繰り広げられる人間模様が迫力ある描写と丁寧な心理描写で描かれています。 先日テレビで豪華な船旅の様子を観て、一度は経験したいと思っておりました。 が、いつも真っ先に目を通す「後書き」で自分が想像していたより遥かに船の事故が多い事を知り そして読書中もそのド迫力な描写で恐怖を感じドキドキしながら読み進める事になりました。 登場人物が多いですが、キャラクター設定が明確で解りやすい事もあり、感情移入しやすかったです。 自己中で己の損得勘定で行動する船長の山野辺(やまのべ)に対し 銀座第一消防署の消防士・神谷夏美と柳雅代のプライドを持った行動が対照的に描かれている事で ストーリー的にものめり込んで読む事が出来ました。 大型客船の中での乗客達の様子、船員たち、事故後、逃げ惑う人々等 絶えず脳内映像で動いていてスピーディーな展開に目が離せません。 パニックになった時、他人を蹴落しても自分だけ生き残ろうとする人 他人の為に自分を犠牲にして死を選択する人 色々な人物が登場し、人間のエゴイズムな面も見えてしまいますが 「命より大事なものがある」「不可能と思い込むのは自分の心の弱さ」 など心に響く言葉も随所に出て来ます。 パニック小説ではありながらエピローグでは静かな感動もあり読後感も良い余韻が残りました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!