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波濤の城
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波濤の城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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船舶関連小説で日本人が書いたものは買ってはいけないという私のポリシーがあったのですが、貰い物で読んでしまいました。感想は著者の船舶・船員に関する知識・知見が非常に乏しくリアリティに欠け読むに耐えない内容でした。排水パイプの破損で機関冷却システムに汚水が入り機関が運転不能になるというシナリオですが、そもそも汚水排出ラインと冷却海水ラインは構造規則上分離せざるを得ず混在出来ません。推進機関が停止すると発電機も停止するという安直なシナリオも、確かに軸発電システムも実船でありますが、船舶機関規則上電圧周波数低下を検知すると自動的に主ディーゼル発電機が直ちに起動しバックアップします(冷却系統は推進機関と別です)。無能な船員が事故を拡大するシーン、雇用を守るため会社に忠誠を誓う船長等出てきますが、この深刻な船員不足時代、会社側が待遇を改善して船員に気を使っている状況で安全対策をケチりような会社に残っているバカな船員はどこにもいません。 フィクションにしても度が酷すぎです。中途半端な技術的表現でごまかしていますが、著者の勉強不足が否めません。船員教育機関・大手船社の監修や技術的サポートを受けるべきだったと思います。 | ||||
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