SCS ストーカー犯罪対策室
- 警察ミステリー (44)
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五十嵐さんの作品の大ファンです この昨品も飽きさせず、やっぱりいいです | ||||
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「リカ」シリーズで知られる著者さんによる、「リカ」とは違ったテイストでストーカーをテーマにしている作品の下巻。 複数の個別ケースの裏で、捜査官自身が被害者となっている1つの大きな事件が展開しているという構成。下巻では3つの個別ケースと、全体に流れる1つのケースの結末が語られます。 個別ケースの被害者は女子高生が2人と政治家。短編としては読みやすいし、展開が面白いものもありますが、この著者さんの特徴でしょうか、やや警察が不注意すぎる印象ですね。「リカ」シリーズ的なテイストならともかく、この作品はもう少し現実に沿った方向かと思っていただけに違和感があります。 全体を締める最終話では特にその傾向が強く、仮にもストーカー対策の専門家ならそこに真っ先に気づけよ、とツッコミを入れたくなる場面がいくつかありましたね。 また最終話は突然キーになる事実が次々に提示され、つじつま合わせのようにバタバタとストーリーが展開していく印象。読む側は次々に出てくる新たな事実を追っていくだけで大変だし、かなり強引な流れも多く、読んでて面白い、引き込まれるという感じがかなり薄かったのが残念でした。 また最終話には「リカ」的な気持ち悪さもあるのですが、そこまでの8つのケースで犯人側をさほど掘り下げていないだけにかなり唐突な印象で、最終話のみやや違う作品の様に感じられてしまいましたね。 ラストシーンは果たしてどうとらえればいいのか、更なる続きがあるのか、モヤモヤしたまま引きとなりますが、かといってそこまで続きが読みたい、とも思わせてはくれなかった作品でしたね。 | ||||
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「リカ」シリーズでこの著者さんを知り、シリーズ全巻読破後とても文章を読ませる力(文章力、構成力など)のある著者さんだと感じたので、この新作を購入して一読しました。 まず最初にお伝えしたいのは、テーマこそ同じくストーカーですが、「リカ」とはテイストが全く異なっています。 「リカ」はある意味ファンタジー(笑)で、ありえない恐怖やとんでもないグロさが売りになっていますけど、こちらは現実にありがちなストーカーの恐怖を取り上げており、もちろんバラバラ死体が出まくるなどという展開では決してありませんので、安心してお読みいただける半面、「リカ」シリーズのテイストを期待して読むと肩透かしを食らいます。 上巻の構成は5つのストーカー事案をSCS(ストーカー犯罪対策室)所属の捜査官が順に対応していくというオムニバスのような構成の裏側で、その捜査官自身もストーカー被害に悩まされており、全編にわたってそちらの事案も進行しているという二重構成になっています。 ただ、決して分かりづらくなっている訳ではなく、相変わらず読ませ方が上手な著者さんだなって印象です。 5つの事案は「主婦」「エリート社員」「タレント」「老人」「普通の女子社員」と被害者がバラエティに富んでおり、状況も様々なのでそのケースごとに新鮮な気持ちで楽しめますね。 ただ現実的な方向にシフトしている分意外性には乏しく、結構淡々とした流れと感じられました。どんでん返しのカタルシスなどはありません。 上巻は、捜査官自身が被害者となっている事案が大きな展開を迎えたところで引きとなっており、下巻への興味を繋いています。やはりこの著者さんは構成が巧みですね。 | ||||
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ストーカー犯罪対策室を舞台に起こる事件の短編集。主人公は、そのメンバーである白井有梨。実は彼女自身が知らない何者かからメールによるストーキングを受けている。状況からストーカーは対策室内の警察官である事が濃厚。その経過も同時進行で進んで行く。最後のエピソードと共に、有梨のストーキングもクライマックスへ。と、思いきゃ、話は下巻に続く。警察官で、ストーカー犯罪対策室の中に異常なストーカータイプがそんなにゴロゴロ複数いるものか?小説だなぁ。 | ||||
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ストーカー犯罪対策室で扱う事件に関する短編集。下巻は、個々の事件というよりも、上巻から続いていた有梨(捜査官のひとり)へのストーカーの正体解明が興味の中心で進んでいく。そして、クライマックス。読み終わってみると、事件短編集というよりも、「有梨へのストーカー事件」という大きな枠でひとつの物語として進んでいたような気がする。かなり面白かった。 | ||||
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