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SCS ストーカー犯罪対策室
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【この小説が収録されている参考書籍】
SCS ストーカー犯罪対策室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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五十嵐さんの作品の大ファンです この昨品も飽きさせず、やっぱりいいです | ||||
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「リカ」シリーズで知られる著者さんによる、「リカ」とは違ったテイストでストーカーをテーマにしている作品の下巻。 複数の個別ケースの裏で、捜査官自身が被害者となっている1つの大きな事件が展開しているという構成。下巻では3つの個別ケースと、全体に流れる1つのケースの結末が語られます。 個別ケースの被害者は女子高生が2人と政治家。短編としては読みやすいし、展開が面白いものもありますが、この著者さんの特徴でしょうか、やや警察が不注意すぎる印象ですね。「リカ」シリーズ的なテイストならともかく、この作品はもう少し現実に沿った方向かと思っていただけに違和感があります。 全体を締める最終話では特にその傾向が強く、仮にもストーカー対策の専門家ならそこに真っ先に気づけよ、とツッコミを入れたくなる場面がいくつかありましたね。 また最終話は突然キーになる事実が次々に提示され、つじつま合わせのようにバタバタとストーリーが展開していく印象。読む側は次々に出てくる新たな事実を追っていくだけで大変だし、かなり強引な流れも多く、読んでて面白い、引き込まれるという感じがかなり薄かったのが残念でした。 また最終話には「リカ」的な気持ち悪さもあるのですが、そこまでの8つのケースで犯人側をさほど掘り下げていないだけにかなり唐突な印象で、最終話のみやや違う作品の様に感じられてしまいましたね。 ラストシーンは果たしてどうとらえればいいのか、更なる続きがあるのか、モヤモヤしたまま引きとなりますが、かといってそこまで続きが読みたい、とも思わせてはくれなかった作品でしたね。 | ||||
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「リカ」シリーズでこの著者さんを知り、シリーズ全巻読破後とても文章を読ませる力(文章力、構成力など)のある著者さんだと感じたので、この新作を購入して一読しました。 まず最初にお伝えしたいのは、テーマこそ同じくストーカーですが、「リカ」とはテイストが全く異なっています。 「リカ」はある意味ファンタジー(笑)で、ありえない恐怖やとんでもないグロさが売りになっていますけど、こちらは現実にありがちなストーカーの恐怖を取り上げており、もちろんバラバラ死体が出まくるなどという展開では決してありませんので、安心してお読みいただける半面、「リカ」シリーズのテイストを期待して読むと肩透かしを食らいます。 上巻の構成は5つのストーカー事案をSCS(ストーカー犯罪対策室)所属の捜査官が順に対応していくというオムニバスのような構成の裏側で、その捜査官自身もストーカー被害に悩まされており、全編にわたってそちらの事案も進行しているという二重構成になっています。 ただ、決して分かりづらくなっている訳ではなく、相変わらず読ませ方が上手な著者さんだなって印象です。 5つの事案は「主婦」「エリート社員」「タレント」「老人」「普通の女子社員」と被害者がバラエティに富んでおり、状況も様々なのでそのケースごとに新鮮な気持ちで楽しめますね。 ただ現実的な方向にシフトしている分意外性には乏しく、結構淡々とした流れと感じられました。どんでん返しのカタルシスなどはありません。 上巻は、捜査官自身が被害者となっている事案が大きな展開を迎えたところで引きとなっており、下巻への興味を繋いています。やはりこの著者さんは構成が巧みですね。 | ||||
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ストーカー犯罪対策室を舞台に起こる事件の短編集。主人公は、そのメンバーである白井有梨。実は彼女自身が知らない何者かからメールによるストーキングを受けている。状況からストーカーは対策室内の警察官である事が濃厚。その経過も同時進行で進んで行く。最後のエピソードと共に、有梨のストーキングもクライマックスへ。と、思いきゃ、話は下巻に続く。警察官で、ストーカー犯罪対策室の中に異常なストーカータイプがそんなにゴロゴロ複数いるものか?小説だなぁ。 | ||||
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ストーカー犯罪対策室で扱う事件に関する短編集。下巻は、個々の事件というよりも、上巻から続いていた有梨(捜査官のひとり)へのストーカーの正体解明が興味の中心で進んでいく。そして、クライマックス。読み終わってみると、事件短編集というよりも、「有梨へのストーカー事件」という大きな枠でひとつの物語として進んでいたような気がする。かなり面白かった。 | ||||
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ストーカー犯罪対策室に勤務する白井有梨。自らも「S」と名乗るストーカーからいたずらメールの被害を受けつつ、市民からのストーカー相談を解決していく。 市民のストーカー事件は短編で描かれており、白井有梨へのストーカーだけが全編を通して最期まで謎として残っていく。 全体的にいまひとつ楽しめなかった。各ストーカー事件について、犯人を確保したり探したりするときだけ多くの警察官が動員されており、チームとして動いているという感じではなく、白井有梨の個人の力によるものが大きかったため、対策室という感じの活動ではなかったように感じた。 「S」の正体も途中からなんとなく分かってしまったが、白井有梨への動機も納得しがたいものだった。 下巻から登場してきた岸川刑事の活躍はよかったと思うが、上下巻とボリュームがあったわりには物足りない展開が多くて残念だった。 | ||||
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順当な感じでほどほどに楽しめた。 つまんないディティールにところどころ引っ掛かった。「タバコの灰汚れはコップの水など付けずに乾燥状態で叩け」とか「犯罪に重要なのは動機じゃなくて物証だろう」とか「ストーカーは汚名で、傷害は汚名ではないのかなあ」とか「善意の発露だとしても被害者の個人情報漏らすのは責められて当たり前だろう」とか「今時の人って『SはシスターのS』」って知ってるのかなあ。とか。 多少の無理くり感はあるが、折角キレイにまとめたのにラスト3行のオチはどう解釈すれば?と思わんでもなかったです。 | ||||
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下巻には第六話~第八話・最終話の4編が収録されています。 六話から八話では上巻同様、様々なタイプのストーカーが登場し やはりそこに並行して主人公、白井有梨につきまとうストーカー「S」の存在も描かれています。 各話のストーカーの話も興味深く、緊張感を持って読みましたが それ以上に「S」が誰なのか気になり、最終話の「白井有梨の事件」まで先を急ぐ様に読み進めました。 SCS内のメンバーをそれぞれに疑い、伏線がないか一字一句見落としがないように読んで行き ネタバレの少し手前で「S」の正体が解った物の その動機や裏に潜んでいた事実や過去を知った時、更に恐ろしさが倍増しました。 連作短編集で各エピソードを堪能しつつ、それと並行して別の謎解き要素があり 結末まで二重に楽しめるホラー的要素のあるミステリーで読み応えがありました。 最終話では全てのピースがパズルにピタリと納まりスッキリ! しかしホッとしたのもつかのまラスト数行で再びゾワリ… 終わりのないストーカーの気配を感じゾッとさせられました。 怖かったです。 | ||||
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五十嵐 貴久さんの最新作は上下巻となっています。 タイトルから難しそうなイメージを抱いていましたが第一話~第五話までの連作短編集となっており 一話毎に事件が解決して行くのでサクサクと読み進める事が出来ました。 作品では様々なタイプのストーカーが描かれています。 又それと並行してストーカー犯罪対策室に勤務する主人公の白井有梨自身がストーカーされており その謎のSの正体を推理しながら読めると言った二重に楽しめるエンタメ小説となっています。 上巻のラストに向かっては臨場感のあるハラハラ・ドキドキの展開が続き ミステリーを超えたホラー要素も感じ恐ろしかったです。 そしてSの正体は解らぬまま下巻へ続きます。 結末が気になって下巻も楽しみです。 | ||||
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面白い事は面白いんだが…こんな人らで対策室組んでりゃ、そら、「相談行ったばっかりに油に火を注いで炎上しました」になるだろうなあ。と思った。早川沙紀は「こんな事になるなら相談なんか行くんじゃなかった」と、心から後悔したことだろう。 なんとなく「S」が「あしながおじさん」?「紫のバラの人」?と思えてならなかった。 『ハラ坊!』の「あらすじ」に苦笑したw シリアスなんだろうが↑のもろもろで、なんとなくコメディ読んでる気分だった。 基本は楽しみました。「下」も読む予定です | ||||
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