■スポンサードリンク
SCS ストーカー犯罪対策室
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
SCS ストーカー犯罪対策室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「リカ」シリーズで知られる著者さんによる、「リカ」とは違ったテイストでストーカーをテーマにしている作品の下巻。 複数の個別ケースの裏で、捜査官自身が被害者となっている1つの大きな事件が展開しているという構成。下巻では3つの個別ケースと、全体に流れる1つのケースの結末が語られます。 個別ケースの被害者は女子高生が2人と政治家。短編としては読みやすいし、展開が面白いものもありますが、この著者さんの特徴でしょうか、やや警察が不注意すぎる印象ですね。「リカ」シリーズ的なテイストならともかく、この作品はもう少し現実に沿った方向かと思っていただけに違和感があります。 全体を締める最終話では特にその傾向が強く、仮にもストーカー対策の専門家ならそこに真っ先に気づけよ、とツッコミを入れたくなる場面がいくつかありましたね。 また最終話は突然キーになる事実が次々に提示され、つじつま合わせのようにバタバタとストーリーが展開していく印象。読む側は次々に出てくる新たな事実を追っていくだけで大変だし、かなり強引な流れも多く、読んでて面白い、引き込まれるという感じがかなり薄かったのが残念でした。 また最終話には「リカ」的な気持ち悪さもあるのですが、そこまでの8つのケースで犯人側をさほど掘り下げていないだけにかなり唐突な印象で、最終話のみやや違う作品の様に感じられてしまいましたね。 ラストシーンは果たしてどうとらえればいいのか、更なる続きがあるのか、モヤモヤしたまま引きとなりますが、かといってそこまで続きが読みたい、とも思わせてはくれなかった作品でしたね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーカー犯罪対策室に勤務する白井有梨。自らも「S」と名乗るストーカーからいたずらメールの被害を受けつつ、市民からのストーカー相談を解決していく。 市民のストーカー事件は短編で描かれており、白井有梨へのストーカーだけが全編を通して最期まで謎として残っていく。 全体的にいまひとつ楽しめなかった。各ストーカー事件について、犯人を確保したり探したりするときだけ多くの警察官が動員されており、チームとして動いているという感じではなく、白井有梨の個人の力によるものが大きかったため、対策室という感じの活動ではなかったように感じた。 「S」の正体も途中からなんとなく分かってしまったが、白井有梨への動機も納得しがたいものだった。 下巻から登場してきた岸川刑事の活躍はよかったと思うが、上下巻とボリュームがあったわりには物足りない展開が多くて残念だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
順当な感じでほどほどに楽しめた。 つまんないディティールにところどころ引っ掛かった。「タバコの灰汚れはコップの水など付けずに乾燥状態で叩け」とか「犯罪に重要なのは動機じゃなくて物証だろう」とか「ストーカーは汚名で、傷害は汚名ではないのかなあ」とか「善意の発露だとしても被害者の個人情報漏らすのは責められて当たり前だろう」とか「今時の人って『SはシスターのS』」って知ってるのかなあ。とか。 多少の無理くり感はあるが、折角キレイにまとめたのにラスト3行のオチはどう解釈すれば?と思わんでもなかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白い事は面白いんだが…こんな人らで対策室組んでりゃ、そら、「相談行ったばっかりに油に火を注いで炎上しました」になるだろうなあ。と思った。早川沙紀は「こんな事になるなら相談なんか行くんじゃなかった」と、心から後悔したことだろう。 なんとなく「S」が「あしながおじさん」?「紫のバラの人」?と思えてならなかった。 『ハラ坊!』の「あらすじ」に苦笑したw シリアスなんだろうが↑のもろもろで、なんとなくコメディ読んでる気分だった。 基本は楽しみました。「下」も読む予定です | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!