■スポンサードリンク
ヘブンメイカー: スタープレイヤー2
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ヘブンメイカー: スタープレイヤー2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.70pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 21~40 2/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作がイマイチに感じられてどうにも楽しめず、今作もハズレかなと期待していなかったのですが、いざ読んでみると、面白い面白い。展開されていく世界に好奇心を揺さぶられましたし、終盤の波乱や結末も意外性があって好きです。しかし、何よりも全体的に冷たい緊張感が漂っているのが良いです。前作を読んでおいて良かったと思える場面もあり、大変満足しました。恒川さんの作品の中では当たりです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み応えもあり、十分に堪能しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
次を期待します。 楽しみました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1作目のスタープレイヤーが面白すぎて購入しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小説が好きな人、そうでない人。この人の作品を読んだらどっぷりハマってしまいます。 この作品に出会い、このコメントをみているならば、もう出会ってしまったも当然です。 ぜひお手に取ることをお勧めします。 記憶を消してまたこの作品を読み返したいです....、初めて読む人がすごく羨ましいです。 これから読もうと思っている人、ぜひ楽しんでください。 しばらくこの小説で出会った人々が心の中に生き続けそうです。本当に本当に面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
高校生の孝平は、バイク事故にあった。気が付くと見知らぬ町にいて、そこは死者の町だという。 一方、ある事情で人生に行き詰っていた佐伯逸輝は、スタープレイヤーとして転生する。 「スタープレイヤー」の続編である。絶対にスターを先に読んだ方がいい。 佐伯パートは、個人の願望から社会・政治へと視点が拡がっていく。 前作と共通の構造だが、読んだ感じはまったく似ていない。 本作のほうが民族や宗教の問題に踏み込んで、ずっと重層的でプロットに厚みがある。登場人物も遥かに多彩だ。 10の願いとスターボードの使い方は、前作以上に奇抜なアイデアが盛り込まれている。 「もし自分なら何を願うか」と真剣に考えてしまった。 孝平パートは、懐かしい少年小説のような味わいだ。漂流もの+秘境探検ものという感じ。 なぜか死の記憶がある住民たちが生活基盤を築き、世界の様相を知るために探検に乗り出す。 終盤は異世界に託して人種間憎悪のおぞましさをこれでもかと描く。見事だ。 優れたSFやファンタジーは、ノンフィクションでは描けない『真実』を描くことができる。 実際にはそこまで優れた作品は稀少なのだが、本書はまぎれもなくそのひとつだ。 前作は本書のための序章だったと思えてくるほどだ。 正統派の力作として満点だが、苦笑したくなる悪趣味な部分もあるのが嬉しい。 ネタバレはしないけど、ヒントは亀。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
続編ですが、続編でないようなちょっと複雑で面白い作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
多くの男性は自分の城である書斎を持ちたいと思っている(女性は何?)。ところが本書には書斎どころか 自分の望み通りの世界を創造できるスタープレイヤーが登場する。しかし神ならぬ身の人の心までは読めな いのだろう。いや己の心でさえもよく理解していないのかも知れない。理想と現実の差に苦悩しながらも、 人間の可能性に未来を託す姿に一縷の光が見える。 どのような言葉を並べ立てても本作品の素晴らしさを表現することは、私の能力では不可能。前作品以上 の興奮を味わえるのは確かである。 ★★★★★★★★★★進呈です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1巻の『スタープレイヤー』は異世界の2つの国の戦争を治めようとする冒険物(☆4)でしたが、 この2作目の『ヘブンメイカー』は主人公の状況が、 学生時代に好きだった女子同級生と成人後に再会。何度か会ううちに告白したら「私もあなたが好きだけど、実は今、別れたい恋人がいる。きちんと別れてから付き合いたいから、今夜きちんと別れ話を切り出してくる」 と告げた彼女は、別れ話に暴走したストーカー気質の恋人に殺されてしまい、 スタープレイヤーに選ばれた主人公は、自分と彼女が住んでいた街を再現&亡き彼女を蘇生させます。ただし怖い思いを思い出させたくないからと殺される前の状態の彼女を蘇生させた点と、他に住民がいない二人きりの世界が醸し出す違和感が生まれ、 ある日、他のスタープレイヤーが訪れて外の世界=二人きりではない世界に触れるうちに彼女は主人公に完全反発。 そこから様々な出会いと学びと反省の果てに、理想の平和な国=天国を作ろうとした主人公の生きざまを描いた作品で、 先住民たちの中にある階級制度・生まれつきの差別文化等、生まれと育ちの中であまりにも異なる価値観がある場合、全人類の平和なんて簡単には口には出来ないと感じる哲学的な作品でもありました。 これを読む事で、自分の中の価値観や生き方や平和に関する考えが1つ大きく広がり、この作品に出会えた事が人生の1つの財産と言える程の壮大な作品で、 誰にでも人生の中で必ずいつか読んで欲しいと切望する神作品ですO(≧∇≦)o ちなみに1巻を読まなくても話は理解出来る作りなので、いきなり2巻を読んでも大丈夫です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恒川光太郎さんの本はほとんど持っていると思います。わたしたちの住む世界と異世界がどこかでつながっているファンタジーやホラーを好んで読んでいます。スタープレイヤーの世界の謎が少し分かって、続きがあるのか分かりませんが、早くこの世界の続きを読みたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恒川光太郎はデビュー作でその世界観に惹き込まれ、何年かは追いかけるように本が出れば買って読んでいました。その後、何となく読了後の疲労感を強く感じるようになり、少し離れていましたが、それでも図書館で借りてほとんどの本は読んでいます。 初期作品には、明確なルールに則った世界で生きる、悪人でも善人でもないただの人の姿がたくさん描かれていました。 世界も人も良くも悪くもなく、ただあるがままの姿を見せる美しくて汚い世界が大好きでした。 世界のルールは厳格で平等で、だからこそありがちなご都合主義に陥らない、恒川光太郎だけの世界がありました。 今回の作品にも、不平等としか言いようのない明確なルールがあります。生まれついた貧富の差とか肌の色なんてもの以上の(それを簡単に覆してしまえる)不平等が当たり前の世界。 なのに、何故この世界はこんなに均衡が取れているのでしょう? これほどの神の御業を使える人間が何人もいる世界、想像もできないほど悲惨なことがたくさん起こり得るでしょう。 何故、主人公の周りには基本的な「善人」しかいないのでしょうね?力を手に入れ、その力が強ければ強いほど、より理性的になれる人間しか出てこないのでしょうね? 今までの恒川光太郎にないほどのご都合主義にガッカリです。 本は本当に面白い。だけど、これは多分恒川光太郎でなくても書けた作品だとしか思えない。 この設定を、この世界を作り出せるのはさすがです。 だからこそ、恒川光太郎にしか書けない、ご都合主義ではないこの世界を見てみたかった。暗いこと惨いこともたくさん起こりながら、それでもどこかで救いのある美しい世界を見てみたかったという気がします。 本自体はとても面白かったです。 ただ、これが恒川光太郎の作品でなかったら満点だったのに、と思うだけです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ランダムに何らかのクジを引き当選した人間は、『スタープレイヤー』に選ばれ一方的に異世界に召喚される。 異世界の文明は中世時代辺りで、そこには先住民と、様々な『スタープレイヤー』や、スタープレイヤーが地球から呼び寄せた人たちもいる。 スタープレイヤーはノートPCのようなスターボードを与えられ、文章にて願いを書けば10回まで願いが叶えられる。 ただし願いは細かく具体的なものでないとダメだし、元の世界に戻りたいという願いはスタートより100日後でないと叶えられない。 代わりに願いは、文章で細かく書けば1回の願いで何十何百個という願いを同時に叶える事が可能。 大まかには以上のルールの元、スタープレイヤーに選ばれた人間の生き様を描いた作品で、1巻の『スタープレイヤー』は異世界の2つの国の戦争を治めようとする冒険物(☆4)でしたが、 この2作目の『ヘブンメイカー』は主人公の状況が、 学生時代に好きだった女子同級生と成人後に再会。何度か会ううちに告白したら「私もあなたが好きだけど、実は今、別れたい恋人がいる。きちんと別れてから付き合いたいから、今夜きちんと別れ話を切り出してくる」 と告げた彼女は、別れ話に暴走したストーカー気質の恋人に殺されてしまい、 スタープレイヤーに選ばれた主人公は、自分と彼女が住んでいた街を再現&亡き彼女を蘇生させます。ただし怖い思いを思い出させたくないからと殺される前の状態の彼女を蘇生させた点と、他に住民がいない二人きりの世界が醸し出す違和感が生まれ、 ある日、他のスタープレイヤーが訪れて外の世界=二人きりではない世界に触れるうちに彼女は主人公に完全反発。 そこから様々な出会いと学びと反省の果てに、理想の平和な国=天国を作ろうとした主人公の生きざまを描いた作品で、 先住民たちの中にある階級制度・生まれつきの差別文化等、生まれと育ちの中であまりにも異なる価値観がある場合、全人類の平和なんて簡単には口には出来ないと感じる哲学的な作品でもありました。 これを読む事で、自分の中の価値観や生き方や平和に関する考えが1つ大きく広がり、この作品に出会えた事が人生の1つの財産と言える程の壮大な作品で、 誰にでも人生の中で必ずいつか読んで欲しいと切望する神作品ですO(≧∇≦)o ちなみに1巻を読まなくても話は理解出来る作りなので、いきなり2巻を読んでも大丈夫です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私的にはトーマス・マン『魔の山』、ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』、村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』と比肩できるほどの文学的価値のある作品と思えました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作も非常に楽しませてくれましたが、今回はより登場人物も増えましたし、主人公への感情移入もしやすかったです。 自分がこの世界へ行ったら何をしようかな?と考えると無限に可能性が広がり面白いです。 RPGとかが好きな方は楽しめる作品だと思います。 いくらでも新しい話が造れそうな気がするので、何年後でも構わないので是非次作を! 首をなが~くして待ちますよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あまりにも面白くてページを捲る手がとまらず数時間で読み終えてしまいました 以前から恒川先生のファンでしたが、今現在より深い恒川光太郎ファンになった自分がいます | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恒川氏の作品としては<無貌の神><夜市>等々ホラー譚から読み進んで来たので、まさかこんな楽しい冒険SF活劇に行きあたるとは.... 嬉しい誤算(失礼)です。スタープレイヤーの無茶苦茶な初期SF設定を受け入れれば、後は昔懐かしい秘境冒険物語でした。スターウオーズ 風味=ヨーダの冒険 ありいの、青春恋愛篇ありいの、古代史劇風ありいの で、話が色々リンクしていくのが第一作の<スタープレイヤー> より、さらに面白くなっていた。 出来るだけ近いうちに続編を読みたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この「ヘブンメイカー スタープレイヤー(2)」は、先行出版された「スタープレイヤー」の約20年前から始まる設定です。「スタープレイヤー」よりも、多数のスタープレイヤーが登場し、世界の成り立ちや秘密についての情報が書かれています。先にこちらを読んでも全く問題はありませんが、必ず「スタープレイヤー」も読みたくなるはずです。 例によって、平凡な大学生の佐伯逸輝が真っ白な大男に籤を引かされ、突然別世界に召喚されます。何でも願いが叶うスターを10個手に入れたとき、彼がした行動は大変自然で共感出来るものでした。後半の願いは中々私には思いつかないもので、この物語の展開に厚みを増しています。ただそこに至った経緯も素直に納得・理解することが出来、恒川さんの発想力・構成力には相変わらず舌を巻く思いです。 思いを寄せていた華屋律子に、「そんな 人生 楽しい わけ? みんな がさ、苦労 し て、 互いに 手 を 差し伸べ あっ て、どうにか やっ て いく のが 人生 って もん じゃ ない の? あなた の し て いる こと、結局 は、全部 ズル じゃん。」と言われ、佐伯逸輝は深く傷付き悩み、華屋律子のアイデア、ヘブン設立を「希望の鍵」と信じ、「無垢 な トム・ソーヤ」になっても救われたいと考えたのでした。「まだ この 町 は 眠れる 種 だ が、 もう じき に 目覚める 寸前 という 感じ だっ た。 彼ら は 萌芽 について 暗闇 で 会議 し て いる 植物 の 妖精 たち の よう だっ た。」から、佐伯逸輝の思いが伝わってきます。さてどうなったでしょうか。 読み終えて、猛烈に続編を期待しています。「ヘブンには複数のスタープレイヤーがいる」、「スタープレイヤー同士が争っている地域もある」、「徹底 鼎談・華 屋 律 子・高尾 道心・カインクロウ」などの記述もありますし、佐伯逸輝の第4の願いは「華屋律子」を含めたものでしたから、その後も長い物語の伏線として回収されるのではないでしょうか。新たなスタープレイヤーの登場も良いですし、幽さんの物語でも話は展開出来そうです。映像化も大変興味深い作品と考えます。恒川さん期待していますよ。 ちなみに、角川書店のKindle半額セール(すぐに終了)にて購入しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文句なしの星五つ。 もちろん恒川ファンである以上この評価以外ないのですが。 スタープレイヤーを買って3日たちすぐに購入しました。3日で読み終えたのですが、分厚いページがどんどん減っていくんです。 最後らへんになるともうあとこれだけしかないのと寂しいような物足りないような気持ちになりました。もっとこの物語の世界に居たい。 しかし、すでに続編が出ていることを知っていた私はすぐに買いました。どちらかといえば本を安く買おうとする節のある人間です。 あわよくば中古の半額くらいになったものを買ったりします。でも今回は違いました。すぐに新品を購入。ノータイムで、なおかつAmazonプライムで 一刻も早く手元に呼び寄せました。そんなヘブンメイカーもあっという間に読んでしまいました。一巻よりも1.5倍はある厚みですが、少なく感じました。 もっと長かったらなー。まだ終わらないでほしい。電子書籍や映画とは違う。知らない作品のいつ終わるという気配を残りのページ数で感じました。 無限に広がる設定がそこにあり。読み終えたあと、それぞれの願いに個人的にどうしよかとか、詳細を省かれた願いの内容はこんな文面なんじゃないかと 考えを巡らせています。とても心地の良い時間です。良い作品に出合った後のなんとも素晴らしい感情に包まれる感覚。 ありがとう。何かのたびに思い出しては幸せな気持ちになることができます。 読みだしたら止まらない。最高のファンタジーです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作を読んだときは、これまでの恒川ワールドとのあまりの違いに困惑したものだけど、 ここにきてようやくこの世界観も受け入れられるようになった感じです。 前作よりはかなり楽しめました。 10個の願いをかなえることのできる「スターボード」。 それを持つ「スタープレイヤー」。 プレイヤーたちははじめは自分の欲や便利さのためにスターを使うのだけど、 さまざまな出会いや経験を経て、もっと広く自分よりも他者を思う使い方をするように変化していく。 そういった部分に本来あるべき「人間の本質」を見せつけられ、 物語自体のスケール感が増しただけでなく、 「人」を描くという部分においても前作を遥かに凌ぐ深みを感じました。 人の内面的な大きさって、他者をどこまで思いやれるかで見えてくるのかもしれません。 3作目はあるのかな?ぜひ期待したいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スタープレイヤー1作目は及第点のできかな?と思っていました。 ただ2作目はどう転んでいくのか?気になるところでした! 1作目できちんと基礎的な部分を描いていたので、「ヘブンメイカー」は勢い良く、あちこち飛び回ってくれました! あちこちにサイドストーリーが伏線としてあったのに、ラストはきれいにつながりました。常川氏の実力を思い知らされました。 第3作も読ませてほしいです。 圧巻のSFファンタジーに興奮しました! 更にマトリックス化していくことを期待しています。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!