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ネクサス



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【この小説が収録されている参考書籍】
ネクサス(上) (ハヤカワ文庫SF)
ネクサス(下) (ハヤカワ文庫SF)

ネクサスの評価: 4.26/5点 レビュー 27件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.26pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

スパイを強制される冒頭がストレス

主人公が捕まってスパイとなることを強制される冒頭からの過程がストレスで、なかなか読み進められなかった。

ナノマシンOSによる脳内だけの作業やアプリ、仲間との会話あたりの描写は楽しい。
他者との繋がりの広さと深さにはやはり少々不安となる。

バンコクに行く前あたりから動きがあって楽しさが増してきたので下巻に期待。
ネクサス(上) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:ネクサス(上) (ハヤカワ文庫SF)より
4150121427
No.2:
(3pt)

kindle版

訳者あとがきの冒頭にある向井敦氏の解説とやらは、kindle版にはないのでしょうか…どこにあるのか見つけられませんでした。残念。
ネクサス(下) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:ネクサス(下) (ハヤカワ文庫SF)より
4150121435
No.1:
(3pt)

Hな事ばかり考えてる私には無理

ナノマシンを脳に取り込み超人化したり他人と直接つながったりというアイデアはSF的で面白い。でも主人公でERD捜査官のサマンサ・カタラネスのキャラクターが平板で面白みに欠ける。神経科学者のケイデン・レインを主人公にした方が良かったのでは、と思いながら読み進むと突然サマンサの人格が変わる。それをきっかけにグイグイ引き込まれ……たら良かったのだが、この変化が納得いかず最後まで乗れなかった。

法執行機関の同僚というのは軍隊の戦友みたいなもので、その同僚に対して攻撃を仕掛け殺してしまうというのはよほどのことがないと。一応マイとの交感と彼女の死というきっかけと子供時代代の悲惨な体験という伏線はあるのだが著しく不十分。

これだけの変化をもたらすのならサマンサの心がパリーンと割れる音が聞こえて当然。でも実際に聞こえたのはプチッというニキビを潰すような音だけ。戦闘シーンを入れたいのは分かるけど、あそこではマイを抱えて戦線離脱ぐらいが適当だろう。

もっと根本的な、ネクサスやそれと直面する社会に対する作者の理解というか捉え方にも疑問を感じる。ネクサスを入れることで超能力を手にすることができるなら皆喜んで入れようとするだろう。でも他人とダイレクトにつながり心の中を覗かれのはどうだろう。少なくとも私はまっぴらごめんだ。『十億の精神が接続した世界だ。そんな精神はどれほど強力な知性を発揮できるだろうか』ケイデンの夢だけどこれもあり得ない。程度の低いスパコンもどきが出来るだけだろう。ゴミは十億集めてもゴミ。

そして大衆をコントロールするのにネクサスほどうってつけのガジェットはない。本作とは逆に中国やロシアはもちろんアメリカ政府も進んで開発拡散に努めるだろう。民主主義の価値に重きを置く人はむしろネクサスから逃れようとするのではないか。ありきたりではあるけど、その方が自然。だから大勢の作家や映画監督がそういう作品を描いてきたのだ。新しいことに挑戦する勇気は認めるけど成功してるとは言い難い。
ネクサス(上) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:ネクサス(上) (ハヤカワ文庫SF)より
4150121427

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