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(短編集)
月の部屋で会いましょう
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月の部屋で会いましょうの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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奇妙な作品がたくさん入った短編集。最初の作品、「僕らが天王星に着くころ」は、皮膚が宇宙服になってしまう病気が流行した世界の話。宇宙服はやがて体全体を覆い、宇宙に飛んでいくことになる。ジャックとモリーの夫婦もこの病気におそわれる。先にモリーが発病し、ジャックの努力もむなしく、彼女は宇宙に旅立っていく。けれどもジャックもやがて発病し、モリーを追いかけることになる。 みんな変な話ばかりだけれども、底流にあるのは、はかない愛だったりする。そんなアイロニカルな話ばかりでもある。 人は一人では生きられない。誰かを必要としている。そんな想いにあふれた本。 小さなラブストーリーとしても。しみじみと読める傑作。30年前だったら、サンリオSF文庫として刊行されていてもおかしくないと思う。 | ||||
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文庫版は、単行本に一篇を追加したみたいだけど、それは単行本を買って読んだ読者に失礼な行為だと思われる。 | ||||
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変わった話が詰まった短編集、精度の高い作品もあるし低い作品もある、どれかひとつは気に入ると思う ピンクの煙という話が一番面白かった | ||||
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創元海外SF叢書の単行本の方を買ったのでスルーしていましたが、今頃になって短編一本が追加で訳し下ろされていると気づきました。 「フィッシュ・ケーキ」 温暖化が進行し、生物の多くも絶滅して、本物の魚肉(ツナ缶)などは超高級品となっている未来。 VR(仮想現実)とAR(拡張現実)技術も、ないのが考えられないくらい日常に溶け込んでいる。 そんな世界で、発電と運動のために部屋でバイクに乗るだけで、外出などほぼしない男性が、 仮想世界のフェニックスで知り合った女性のために、本物のフェニックス(暑すぎて人口が大幅減)に向かうことを決め…… 奇想作品も多い中で、これは意外とストレートなSF短編でした。 | ||||
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『変愛小説集』(講談社文庫)でこの方の書かれた短編に出会って以来大ファンの作家さんです。どこか不思議だけど落ち着いていて幻想的。世界には面白い作家さんがたくさんいらっしゃるんですね。こういうお話が翻訳で読めて嬉しいです。 | ||||
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奇妙な展開の話ばかりの短編集なのだが、どれも夢で見るような展開に似ている。作者は自分で見た夢を覚えていて、それを書き取ったのではないかと思ってしまうようなテイスト。だから、あり得ないような設定でも、不思議と心に染みてくる。 | ||||
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33の掌編小説を集めた短編集。 33篇、どれをとっても奇想に溢れていて著者のオンリーワンぶりに触れられる短編集になっております。一篇一篇が物凄く短い作品が多いせいか、読み始めたと思ったら、すぐ終わりになる物も多く、出来ればもうちょっと長くても良かったのでは、と思う物もありますが、これはこれでいい短篇或いは掌編になっていて、最初から最後まで十分楽しめる作品集になっております。 個人的には、SFというジャンルの小説は他のジャンルの小説よりも作品の行間からむせかえるような熱気、パッションを感じることが多いのですが、本書に限って言えばあまりそういう熱気は感じず、涼しい感触を持ちましたが、そこら辺もこの作品集の特異さを際立たせているかのように思いました。あまり殺伐とした話がないのにも好感が持てました。 作品によってはSFにならずに、スリップストリームやスプロールフィクション等のタイプに類縁性を感じる作品も散見されますが、一応SFと言うジャンルに置いてもいいかなとも思いましたが、逆にSFという枠に押し込んだが故に読まない人がいるかもしれないという意味ではもったいない気もしました。 ともあれ収録作殆どが水準をクリアした好掌編集。機会があったら是非。 | ||||
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恐ろしくありきたりで退屈な日常と隣り合わせに,とても不可思議で不条理な光景が座っている・・・・そんなとてもエキセントリックな33のショート・ストーリーです。 プレゼントにもらったセーターを着ようと,セーターをかぶったら,その中は迷子になるくらい広くて・・・・という「セーター」。“ありえねー”話なんですが,でも,セーターをかぶった時のセーターの中の薄暗い感じって,何となく不思議で不安な感じですよね。だったら,こんなことがあってもおかしくないか・・・・みたいな。 体が次第に宇宙服に変化し,最後は宇宙へ飛び立ってしまう奇病が流行るという「僕らが天王星に着くころ」。奇病の設定自体が非科学的で突拍子もないアイデアなのに,その奇病のせいで別離を余儀なくされるカップルの葛藤や行動は,とても哀しくて胸に染みます。 この他にも,生身の人間になれない機械人間の,おぞましくも哀しい行動を描いた「派手なズボン」や,パンクロックのようにイカれた男の末路が何ともブラックな「正反対」。最初は他愛もない悪戯だと思っていたことがエスカレートし・・・・何とも言えない恐怖感に囚われる「冷蔵庫の中」に「ふり」。 淡々と,あるいは飄々と紡がれていく奇想天外。おかしくて哀しくて,時にゾッとするほど怖い・・・そんな短編集です。ぜひご一読を。 | ||||
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内容が大変難解というか、荒唐無稽というか、全くついていけない感じがしたので、2話ほど読んで止まってしまっています。いずれ残りを読んでみたいと思うとともに、もっと僕でも理解できる話が出てくることを期待しています。 | ||||
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とてもおもしろいですね。たんぺんしゅうなので、よみやすいですし、あいたじかんにすこしずつよめます。 | ||||
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