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ミザリー
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ミザリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.51pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 1~20 1/2ページ
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ホラーって怖いのでこれまで読んでなかったが、これは良いなと思った。描写はくどいが、それ含めてのスティーブンキングなんだろう。 怖いのは怖いのだが、機転というか、主人公が考えてどうにかしようという物語がしっかりしている印象を受けた かなりグロテスクであるし、ドラッグについても出てくるので現代ではこう言うのはキツすぎて売れないのかなぁとは思った 全体を通して、健康は大切なもので決してドラッグなんか服用してはいけないし、むかつくからと癇癪を起こすのはダメ 仮に足を無くしたら上半身を鍛えるのが良いんだろう 体は資本というのは、いついかなる状況でも成り立つのだと学べた | ||||
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とてもぞくぞくした | ||||
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文で表現するのって難しいですね。展開まで長ったらしいし。 映画で名作が多い著者だから買いましたが、映画が楽だね。 | ||||
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とにかく怖い、痛いならこの本。 ああもうやめてーもうダメだよー!と神経に来る痛さと怖さ。アニーみたいな人いたらほんとに怖い... キングの本は怖さの中にも家族愛や、友情が描かれているものが多いけど、これはそんなものもなく、とにかく怖い痛いです。純粋に読むのが止まらない怖さを求めるならぜひ。 | ||||
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ベストセラー作家と熱烈なファン。映画であらかた内容をしているが、改めて文章で読むと怖い。出だしから、女の容姿をこれでもかとこき下ろし、読み進めていくと、その容姿が恐怖に変わる。終盤の主人公が見る幻影。そして作品創作に、幻影が影響しているのではと思わせる最期。後書きに書かれた、作者自身の体験を読むと尚更この作品を面白く読める。 | ||||
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映像はみていないけど読んでいてKathy Batesが想起されました。 アカデミー主演女優賞。ぴったりとはまったんでしょうね。 精神破綻をきたしているファンの女性が自動車事故から作家を救出してそのまま自宅に監禁してしまう。 彼女は登場人物であるミザリーを非常に愛するがゆえに前作で死亡した彼女の生還を強要、作家は(ナンバーワンの愛読者の力を借り、文字通り)身を削って最高傑作を執筆。 恐怖と絶望に支配されたアン家の客用寝室は作家にとって最高の創作現場となったのだ。 本作も矢野さんの訳が素晴らしいですね。 | ||||
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映画は見ていません。ほかのキング作品のような超常現象がないので自分のなかで映像化しやすく読みやすかったです。ただ小説の中の小説が非常に読みづらく、当初は欠けたキーもEだけでど苦にならないものの、やがてTも壊れ、手書き(非常に癖のある筆記体)になると、内容のつまらなさ(アニー好み?)も相まって割り読み飛ばしました。どうなってしますのか怖いけれど先が知りたくて3、4日で読んでしまったのはキング作品では初めてでした。 | ||||
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超自然はまったくないし、登場人物は限られてわかいやすいし、長すぎないし、サイコサスペンスだし、 映画を先に見てあらすじは知ってる人は多いでしょうし、一般ウケできる要素ばかり。 原作は映画とオチが違います。私は原作の方が遥かに好きですね。 作者が当初予定していたオチはとはまったく違ったものになった、とのこと。 | ||||
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これは文句なしに面白かった。 大怪我を負い、密室に監禁されている流行作家ポールと、それを監禁している気違い女のアニー。 登場人物は基本的にはこの2人だけ。 物語の舞台も基本的には監禁部屋の中だけ。 登場人物も舞台もたったこれだけという制約された設定なのに、全く飽きる事なく最後まで夢中で読めた。 監禁犯のアニーのキャラが強烈すぎて、アニーが次に何をやらかすのか怖くて仕方ない。 本書が大ヒットした最大の要因は、アニーという特異なキャラを生み出した事だと思う。 自分勝手で何をやらかすかわからない狂気性を持つ女。 そのくせポールの熱狂的なファンであり、時折優しさもみせる。 斧でポールの足を切断するような凶暴性、冷酷さの持ち主なのに、一方では献身的にポールを介護する側面もある。 散々、暴行され拷問を加えられたポールでさえ、アニーに同情するような場面もある。 『執筆のしすぎで腫れ上がったポールの右手を見て、アニーは目に涙をいっぱいためて 「ごめんなさいね、ポール。あんたの手がこんなになってしまって」 と言い、わが子を喪って嘆き悲しむ母親のように、彼の手をそっと持ち上げると、そこにキスをした』 こういう時はポールがいっとうやりきれなくなるそうだ。 『もしも、彼女がまともに成長するとか、彼女の内部の分泌腺がまともな働きをしていたなら、アニーがなっていたかもしれない女らしい姿をそこに垣間見るからである。』 とある。 精神に異常をきたし、怪物のように育ってしまったアニーだが、歯車が狂わなければ優しい女性になっていたかもしれないのだ。 ところどころではあるが、アニーは少女のような純粋さを垣間見せる。 それがポールをやりきれない気持ちにさせ、読者である僕もアニーに同情してしまう。 100%残虐で狂気の女というわけでもないのだ。 それがアニーという人物に不思議な魅力を与え、読者はアニーの言動から目が離せなくなる。 監禁された密室からの脱出劇という冒険的要素だけでも面白いが、アニーのキャラクターが物語をより一層魅力的なものにしているのは間違いない。 ある意味、アニー・ウィルクスの物語だと言っても過言ではないと思う。 恐怖小説の枠を超えた名作です。 ※ 本書は2008年に新装版が発売されたのだが、2016年時点では絶版となり新品は入手できなくなっている。 こういう名作を絶版にしてはいけない。読み継がれるべき小説だと思うので、是非復刊させて欲しい。 | ||||
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kindle化を機に初読。 映画のあのシーンは原作ではこう変わっている、という予備知識はあったが分かっていてもやはり発汗。 ほぼたった二人の登場人物でここまでの攻防戦を編む構想力にただただ脱帽。 しつこいようだがどうなるか分かっていても「あ〜早く寝室に戻らなくちゃ」と心の中で叫んでしまう。 映画未見で読む方は本当に幸せだとつくづく思う。 | ||||
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この作品はこれまで映画でしか見たことありませんでした。 今回遅ればせながら原作を読み、S・キングという作家の底力をあらためて見せつけられた思いです。 主要登場人物ほぼふたりだけでこれだけの長編を飽きさせずに読ませる筆力はすごいと思います。 監禁物?といえば最近では「その女アレックス」が好評ですが、わたしとしては「ミザリー」に軍配を上げます。 とにかく描写力のねちっこさは半端じゃないです。 | ||||
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ネタバレはしていないはずです(笑) (初版第一刷より。以降改訂されている可能性有り) 他の方も触れていますが、ルビが(ほぼ)ふられていない、 ちょっと読むのに引っかかりそうな漢字をあげておきます。 (知ってるよ!という方はご容赦を……) ※五十音順 青褪(あおざ)め、 呷(あお)る、 厭(いや)な、 疼(うず)く、 翳(かげ)る、 ―の頸(くび)、 混淆(こんこう)、 橇(そり)、 躰 身區(たいく)、 輾転(てんてん)、 動 眞頁(どうてん)、嚥(の)み―、 水嵩(みずかさ)、 縺(もつ)れて、 疚(やま)しい 途中で感じましたが、これらを眺めるだけで本著の雰囲気が伝わるかのようですね。 訳者の方は、そういった意図(不気味さ、不穏な空気演出)の為に あえて異体字等を採用したのかも? ちなみに、かなり前に読んだことはあったのですが、 ハードカバーの初版第一刷を偶然見つけたので思わず購入、 一気に読了後今更ながらざっと書き連ねました。 一度読み始めたら、(献辞の段階から)一気に引きずり込まれ、 最後まで目を背けられなくなります。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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この本は映画にもなったようですが、私はあえて書籍で読みたいと思い購入。 こどもに読んだら次読ませてな!って言われましたが…高校生の子供に読ませるかどうか思案中。 | ||||
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本作品の主人公のひとり、ポール・シェルダンは、大衆向け娯楽小説「ミザリー」シリーズを長年執筆している流行作家だが、 そろそろ、「ミザリー」シリーズの「終わり頃」を考えていた。 そして新境地を開拓し、「ポール・シェルダンは、大衆向け娯楽小説しか書けない」という、定説を覆そうと目論んでいた。 ポールは、ミザリーが命を失うことによって、「ミザリー」シリーズを完結させる草稿を書き、 同時に、新作小説の草稿も書いて、両草稿をバッグに入れて、車を走らせていた。 ところが、ポールは自動車事故を起こし、大怪我をしてしまう。 ポールが目覚めたところは、病院ではなく、 本作品のもうひとりの主人公、アニー・ウィルクスの家であった。アニーは元看護士で、ポールの手当てをしてくれたのだ。 アニーは「ミザリー」シリーズの熱狂的なファンで、助けた男が、ポールであることを知り、天にも昇る気持ちになったが、 ポールのバッグから、「ミザリー」シリーズ完結の草稿を発見し、その内容に激昂し、新作小説の草稿をポール自身に焼き捨てさせ、 古びたタイプライターを引きずり出してきて、 ミザリーが命を失ったことにより、完結した「ミザリー」シリーズの「続き」を書くよう、強要するのであった。 ただし、その「続き」は、ひとつの誤魔化しも、矛盾もあってはならない。 自動車事故によって、身動きができないため、ポールの命は、アニーが握っている。 アニーの機嫌次第で、「続き」の出来次第で、ポールの運命が左右されるのだ。 こうして、ポールとアニーの、ある意味、流行作家と凄腕編集者との関係にも似た、奇妙な共同生活が始めるのであった…。 本作品を初めて読んだとき、最初に連想したのは子供の頃、テレビ放映された映画「ロザリー 残酷な美少女(1972年)」であった。 両作品の内容に、類似点および共通点が多いのだ。 次に思ったことは、本作品の翻訳者である、矢野浩三郎氏の御苦労を労いたい、という気持ちだ。 作中小説「ミザリーの帰還」の執筆は、古びたタイプライターで行われるが、徐々にタイプライターが正常に機能しなくなり、 打てないアルファベットキーは手書きとなる。それに呼応して、翻訳文も手書きになるという離れ業を見せる。まさに「翻訳者の鑑」である。 目を覆いたくなるような場面が続出するが、作家にとって「書くこと」とは何か、編集者にとって「書かせること」とは何か、を絶妙に描いた傑作小説である。 | ||||
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本作品の主人公のひとり、ポール・シェルダンは、大衆向け娯楽小説「ミザリー」シリーズを長年執筆している流行作家だが、 そろそろ、「ミザリー」シリーズの「終わり頃」を考えていた。 そして新境地を開拓し、「ポール・シェルダンは、大衆向け娯楽小説しか書けない」という、定説を覆そうと目論んでいた。 ポールは、ミザリーが命を失うことによって、「ミザリー」シリーズを完結させる草稿を書き、 同時に、新作小説の草稿も書いて、両草稿をバッグに入れて、車を走らせていた。 ところが、ポールは自動車事故を起こし、大怪我をしてしまう。 ポールが目覚めたところは、病院ではなく、 本作品のもうひとりの主人公、アニー・ウィルクスの家であった。アニーは元看護士で、ポールの手当てをしてくれたのだ。 アニーは「ミザリー」シリーズの熱狂的なファンで、助けた男が、ポールであることを知り、天にも昇る気持ちになったが、 ポールのバッグから、「ミザリー」シリーズ完結の草稿を発見し、その内容に激昂し、新作小説の草稿をポール自身に焼き捨てさせ、 古びたタイプライターを引きずり出してきて、 ミザリーが命を失ったことにより、完結した「ミザリー」シリーズの「続き」を書くよう、強要するのであった。 ただし、その「続き」は、ひとつの誤魔化しも、矛盾もあってはならない。 自動車事故によって、身動きができないため、ポールの命は、アニーが握っている。 アニーの機嫌次第で、「続き」の出来次第で、ポールの運命が左右されるのだ。 こうして、ポールとアニーの、ある意味、流行作家と凄腕編集者との関係にも似た、奇妙な共同生活が始めるのであった…。 本作品を初めて読んだとき、最初に連想したのは子供の頃、テレビ放映された映画「ロザリー 残酷な美少女(1972年)」であった。 両作品の内容に、類似点および共通点が多いのだ。 次に思ったことは、本作品の翻訳者である、矢野浩三郎氏の御苦労を労いたい、という気持ちだ。 作中小説「ミザリーの帰還」の執筆は、古びたタイプライターで行われるが、徐々にタイプライターが正常に機能しなくなり、 打てないアルファベットキーは手書きとなる。それに呼応して、翻訳文も手書きになるという離れ業を見せる。まさに「翻訳者の鑑」である。 目を覆いたくなるような場面が続出するが、作家にとって「書くこと」とは何か、編集者にとって「書かせること」とは何か、を絶妙に描いた傑作小説である。 | ||||
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小説家が監禁されて「私のために小説を書け」と脅す。 この粗筋、この作者と聞いただけで、面白さは期待出来たも同然。 キチガイ女が拷問をかけ続けるだけの悪趣味小説とは違います。ご安心を。 もう名作も名作なので内容のレビューはさておき、 読んでいて、どうしても想起してしまう小説家がいました。 「監禁される小説家を日本人に置き換えるなら、筒井康隆だろうなあ」 ということです。 女性が活躍するメロドラマ小説「ミザリー」。 シリーズラストは主人公ミザリーの死で終わるのですが、 その死に対して受け入れられない読者が、「生き返らせろ!」と憤慨して 小説を書かせるわけです。 筒井康隆の「七瀬」シリーズを想起しないわけないです。 小説家としての名声、イタい読者の多そうな作家、とくれば もう筒井先生くらいなもんです。 ・・・まぁだからどうしたって感じですが。 | ||||
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結構長い作品なのですが、ぐいぐい読めて、あっという間に読み終わってしまいました。 娯楽小説作家のポールは、アニーと呼ばれる元看護士とたった二人、山中の屋敷の客室で冬〜春の季節を過ごすことになります。アニーは、ポールを閉じ込め、薬漬けにし、暴力によってポールに小説を書かせるのです。ポールもまた、そのアニーの監視下で小説を書くうちに、創作という狂気に取りつかれて、狂っていくのです。 アニーはポールにとって、あたかも創作の女神であるかのようです。彼女は、ポールの低レベルの作品を焼き捨て、彼がなすべきことに打ち込ませ、素晴らしいインスピレーションを与え、養います。人間としてのポールはアニーの暴力を恐れ彼女の監視下から逃れようとしますが、作家であるポールは創作活動を続けるために、彼女の庇護下から逃れられないのです。 だから、この作品は、タダの恐怖小説ではないのです。この二人の微妙な関係が、面白いのです。憎み合ってるように見えて、実は愛し合っているのです。作品を書きあげるために、お互いになくてはならないのです。なんという狂気でしょうか。 | ||||
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大変残虐。でもそれだけじゃない。 人間の怖さと、狂気と、それに対する嫌悪がよく描かれていて、不思議なことにそれらを少しずつ受容している自分がいる。 作者の狙いだろうけど、まんまとはまってしまった。 最初の50ページで無事もなく生還☆の道がすっかり閉ざされ、絶望に叩き落とされます。怖さと嫌悪感と訳の漢字が読めない(わざわざ異事体で書いたりする)で脱落しそうになりつつ 100ページあたりでやっと主人公のターンになってきて、それからは漢字にひっかかりながらも一気に読みました。 想像力を刺激してくる文で、 まるでアニー(敵)がすぐそばにいるようだし、自分はポールになったような気分になれます。でもこれは恐怖小説なわけでたまに嬉しくないんですけどね… 相当残虐だけど、怖いだけじゃない面白い小説なのでオススメですが、訳の異事体はちょっと嫌でした(笑)勉強になったから☆はひきません。 | ||||
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まず、徹夜をしなければならない状況 そして徹夜しなければならないが、ただする事がほとんどない そんな時に一番にオススメ出来ます 映画を何回も観ている私ですが、そんな人間でも読む手を止められませんでした こんなに夢中になって読んだのは久しぶりでした ミステリーファン・読者好きには絶対的にオススメ 眠れない、読む以外何も出来なくなる 読ませる一冊です | ||||
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