■スポンサードリンク
スナーク狩り
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
スナーク狩りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 41~60 3/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書はベストセラー作家・宮部みゆきのサスペンス小説である。 私自身、過去に宮部氏の小説は『鳩笛草』『クロスファイア』『ブレイブ・ストーリー』に続き、今回で4作目となるが、本書を読むきっかけは、偶然、コミック版の表紙(ウェディングドレスを着た花嫁がショットガンを構えるイラスト)に魅かれて手にした次第である。 かつての恋人・国分慎介の結婚式場へ散弾銃を持って現れた関沼慶子、その彼女が銃を所持している事を知った事からある計画を実行する釣具店店員・織口邦男、同じ従業員仲間で唯一人、織口の過去について把握している佐倉修治、国分慎介の妹で関沼慶子を慕い、味方する国分範子、妻・佐紀子の急病を見舞うために夜行運転する神谷尚之、その息子で家庭環境が原因で口を閉ざした8歳の少年・竹夫、 主だった登場人物たちが各々の思惑に動いて錯綜する事により、物語が二転三転と思わぬ方向へ展開する息もつかせぬ内容となっている。 読後感としては、真の主人公が誰なのか、はっきりせず、モヤモヤとした心境となるが、いうなれば上記に掲げた登場人物たち全員が、この物語の主人公であるようにも思える。また、物語の背景にある動機にも『クロスファイア』に通じるものがあり、普段は温厚でも憎しみが憎悪を掻き立て途轍もない行動に出る姿(作中では“怪物”と表現)に圧倒され、ラストもスッキリしないものの、個人的には堪能しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書はベストセラー作家・宮部みゆきのサスペンス小説である。 私自身、過去に宮部氏の小説は『鳩笛草』『クロスファイア』『ブレイブ・ストーリー』に続き、今回で4作目となるが、本書を読むきっかけは、偶然、コミック版の表紙(ウェディングドレスを着た花嫁がショットガンを構えるイラスト)に魅かれて手にした次第である。 かつての恋人・国分慎介の結婚式場へ散弾銃を持って現れた関沼慶子、その彼女が銃を所持している事を知った事からある計画を実行する釣具店店員・織口邦男、同じ従業員仲間で唯一人、織口の過去について把握している佐倉修治、国分慎介の妹で関沼慶子を慕い、味方する国分範子、妻・佐紀子の急病を見舞うために夜行運転する神谷尚之、その息子で家庭環境が原因で口を閉ざした8歳の少年・竹夫、 主だった登場人物たちが各々の思惑に動いて錯綜する事により、物語が二転三転と思わぬ方向へ展開する息もつかせぬ内容となっている。 読後感としては、真の主人公が誰なのか、はっきりせず、モヤモヤとした心境となるが、いうなれば上記に掲げた登場人物たち全員が、この物語の主人公であるようにも思える。また、物語の背景にある動機にも『クロスファイア』に通じるものがあり、普段は温厚でも憎しみが憎悪を掻き立て途轍もない行動に出る姿(作中では“怪物”と表現)に圧倒され、ラストもスッキリしないものの、個人的には堪能しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
数ある宮部作品の中で埋もれてはならぬ!な作品。平行の時間軸の中、登場人物らのストーリーが、終末に向けて弾丸のように一直線に飛ぶ。ある意味「24」なんて全然目じゃない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
数ある宮部作品の中で埋もれてはならぬ!な作品。平行の時間軸の中、登場人物らのストーリーが、終末に向けて弾丸のように一直線に飛ぶ。ある意味「24」なんて全然目じゃない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ちょっと、駄作かな。展開に雑なところや、無理やりなところが目立つ。なんというか、説明しすぎのニュースとかね、ちょっとシラける。 安っぽい、テレビのサスペンスドラマみたいな感じ。 宮部みゆきは、大好きだが、まあ、これだけ書いていれば、こういう、やっつけ仕事があるのも、しかたない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ちょっと、駄作かな。展開に雑なところや、無理やりなところが目立つ。なんというか、説明しすぎのニュースとかね、ちょっとシラける。 安っぽい、テレビのサスペンスドラマみたいな感じ。 宮部みゆきは、大好きだが、まあ、これだけ書いていれば、こういう、やっつけ仕事があるのも、しかたない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は宮部さんの作品は、いわゆる骨太の大作(「火車」「理由」「模倣犯」等々…)や話題になったものなど、ほとんど読んできました。 それらはもちろん読み応えがあって、読む喜びのようなものを感じてきましたが、「スナーク狩り」は読むぞっ、という意気込みを感じる以前に、ページをめくるたびに文字が映像に変わっていくような、読むと言うよりは観ているような感覚に陥りながら読んでいた気がします。 それはただの映像ではなく、宮部さん独特の表現であったり人物像により、切なくもあり悲しくもあり、夜の闇の中なのに、人物達が抱えるそれぞれの思いや行動が鮮明に浮かび上がっていて、実に立体的と言うか…、まるで自分もストーリーと一体化して、人物達の呼吸や心音を聞いているような、映像では表現しきれない繊細な部分をリアルに感じることができました。 何より、とても読みやすく、本好きとして、宮部ファンとして十分に楽しめます。宮部作品に、有名かそうでないかは関係ないのだと、この作品で感じることができました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は宮部さんの作品は、いわゆる骨太の大作(「火車」「理由」「模倣犯」等々…)や話題になったものなど、ほとんど読んできました。 それらはもちろん読み応えがあって、読む喜びのようなものを感じてきましたが、「スナーク狩り」は読むぞっ、という意気込みを感じる以前に、ページをめくるたびに文字が映像に変わっていくような、読むと言うよりは観ているような感覚に陥りながら読んでいた気がします。 それはただの映像ではなく、宮部さん独特の表現であったり人物像により、切なくもあり悲しくもあり、夜の闇の中なのに、人物達が抱えるそれぞれの思いや行動が鮮明に浮かび上がっていて、実に立体的と言うか…、まるで自分もストーリーと一体化して、人物達の呼吸や心音を聞いているような、映像では表現しきれない繊細な部分をリアルに感じることができました。 何より、とても読みやすく、本好きとして、宮部ファンとして十分に楽しめます。宮部作品に、有名かそうでないかは関係ないのだと、この作品で感じることができました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画と本が好きな人におすすめします。 宮部みゆき特有の表現により目の前に描かれる風景。 話の続きが気になる読ませ方。 ぐいぐいと本に引き込まれていく感じ。 まさに「読める映画」だと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画と本が好きな人におすすめします。 宮部みゆき特有の表現により目の前に描かれる風景。 話の続きが気になる読ませ方。 ぐいぐいと本に引き込まれていく感じ。 まさに「読める映画」だと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部作品の中でNO1は?誰もが思う難問です。「火車」は当然、「龍は眠る」は大好き、宮部の特徴が良く出ている「魔術はささやく」も最高、「ステップファーザーステップ」なんて、書ける人が他にいる?と思うくらいの出来栄えだし、「鳩笛草」は涙がかれちゃうし・・・時代物を省いても、困ってしまいます。でも、宮部通の人で、隠れNO1として、本作品を上げる人は多い気がします。読めば分かります。この一冊は、宮部の良さが全て入っているような作品です。未読の人がいたら、うらやましい。読んで、あの興奮を味わえるのですから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部作品の中でNO1は?誰もが思う難問です。「火車」は当然、「龍は眠る」は大好き、宮部の特徴が良く出ている「魔術はささやく」も最高、「ステップファーザーステップ」なんて、書ける人が他にいる?と思うくらいの出来栄えだし、「鳩笛草」は涙がかれちゃうし・・・時代物を省いても、困ってしまいます。でも、宮部通の人で、隠れNO1として、本作品を上げる人は多い気がします。読めば分かります。この一冊は、宮部の良さが全て入っているような作品です。未読の人がいたら、うらやましい。読んで、あの興奮を味わえるのですから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は一晩のできごとを書いていますが 同じく一晩かけて一気に読むと、臨場感と緊張感 をたっぷり感じることができると思います。 私は慶子さんや織口さんの心情が描かれている 前半がとってもいいと思いました。 宮部さんの作品は全部読みたいなあと思っています。 この作品も期待していた通りよかったです!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は一晩のできごとを書いていますが 同じく一晩かけて一気に読むと、臨場感と緊張感 をたっぷり感じることができると思います。 私は慶子さんや織口さんの心情が描かれている 前半がとってもいいと思いました。 宮部さんの作品は全部読みたいなあと思っています。 この作品も期待していた通りよかったです!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
失恋し自分の始末をつけようとしていた若い女性。別れた妻子を殺した犯人にただ一つの事を尋ねるために行動を起こした初老の男。彼の哀しい決意を翻すために追いかける、見ず知らず同士の若者と娘。姑との確執に疲れた善良な父親。最初は大都会の片隅に散らばっていた点どうしが、一晩の間に、金沢のある建物の前に引き寄せられていく。平凡な人間達の織りなす息詰まる心のリレーと、日本の法では本当の意味で裁かれることのない加害者達への憤りと悲しみ。「クロスファイア」や「火車」などこの作者の他のメジャーな作品と通ずるものがありますが、長さはこれらの半分にも満たず、しかもこれらに劣らない重みがあります。余談ですが、個人的には、一番の名台詞は「おじさん!」だと思います。宮部みゆきの描く少年は、ほんとに可愛い・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
失恋し自分の始末をつけようとしていた若い女性。別れた妻子を殺した犯人にただ一つの事を尋ねるために行動を起こした初老の男。彼の哀しい決意を翻すために追いかける、見ず知らず同士の若者と娘。姑との確執に疲れた善良な父親。最初は大都会の片隅に散らばっていた点どうしが、一晩の間に、金沢のある建物の前に引き寄せられていく。平凡な人間達の織りなす息詰まる心のリレーと、日本の法では本当の意味で裁かれることのない加害者達への憤りと悲しみ。「クロスファイア」や「火車」などこの作者の他のメジャーな作品と通ずるものがありますが、長さはこれらの半分にも満たず、しかもこれらに劣らない重みがあります。余談ですが、個人的には、一番の名台詞は「おじさん!」だと思います。宮部みゆきの描く少年は、ほんとに可愛い・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スピード感のある小説。宮部さんの小説はほとんど一気に1日で読むことが多いですが、これはまた違う「一気感」そっちでハラハラ、こっちでハラハラ。色んな人の視点でハラハラ出来ます。宮部さんの小説の中で1番ハラハラしました。憎き人に復讐をーその復讐の手段として用いられる銃、それを使う人は?小説の面白さとは関係ありませんが、おいてけぼりを食ってる登場人物が幾名かいて、気になりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スピード感のある小説。 宮部さんの小説はほとんど一気に1日で読むことが多いですが、これはまた違う「一気感」 そっちでハラハラ、こっちでハラハラ。色んな人の視点でハラハラ出来ます。宮部さんの小説の中で1番ハラハラしました。 憎き人に復讐をーその復讐の手段として用いられる銃、それを使う人は?小説の面白さとは関係ありませんが、おいてけぼりを食ってる登場人物が幾名かいて、気になりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部さんの作品が「宮部ブランド」と言われる理由がわかりましたね。まず表現の緻密さです!!読んでいてまるで映画が進行していくような印象を受けました。場景が目に浮かぶようですし、なんというかスリルがあります!!それに数多くのストーリを同時に進めているのにその全てを完全に統制して、ラストには一点にうまく集約させる技術には脱帽です!!内容は少々重たいものですが、その分メッセージ的にもなっていて、なんというか社会派とでも言うのでしょうか?とにかく素晴らしいです!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部さんの作品が「宮部ブランド」と言われる理由がわかりましたね。 まず表現の緻密さです!! 読んでいてまるで映画が進行していくような印象を受けました。 場景が目に浮かぶようですし、 なんというかスリルがあります!! それに数多くのストーリを同時に進めているのにその全てを完全に統制して、 ラストには一点にうまく集約させる技術には脱帽です!!内容は少々重たいものですが、その分メッセージ的にもなっていて、 なんというか社会派とでも言うのでしょうか? とにかく素晴らしいです!! | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!