■スポンサードリンク
(短編集)
恋しぐれ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
恋しぐれの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
丁寧にお送り頂きました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
蕪村の師である宋阿が地元出身なので興味しんしんで読み始めたしだい。 さすがに当時の画俳のサークルの様相がよく書かれている。 生きるのが下手な大魯、炭太祇のパトロンであった妓楼主人呑獅など、俳諧史の世界では魅力的な人物が数多く登場している。それらの人物描写は過不足なく、安心して読める。資料を駆使しているが、それにとらわれず、自由にストーリーを展開してる。さすがの小説巧者ぶりである。 いつかは読み直したい傑作の連作短編集である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
彼の魅力を堪能できる短編集。わたしのお気に入りはゲッケイさんの恋。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても良い状態で送って頂きました。 また利用させて頂きたいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
蕪村を取り巻く人たちの人間模様をしっとりと時に激しく描き出している。史実に基づきながら、書かれているのはもちろんのこと歴史上の人物像を彷彿とさせる。名作である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
葉室麟の本はこの本で14冊目ですがこれまで読んだ本にはない内容(表現)でした。 7編の短編小説。しっくり読ませます。 お気に入りは「月渓の恋」。 蕪村の弟子月渓のやさしい心根に心打たれます。 月渓は他の章にも登場し、最後の章「梅の影」で描き上げた六曲一双の<白梅図屏風>は この単行本の表紙を飾っています。 月渓は摂津池田に移り住んでから”呉春”と名を変えたそうですが、現在その池田にある酒造会社が 銘酒・呉春の名でお酒を販売しています。こちらもお勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
与謝野蕪村自身とブレーンの恋愛物語、仲でも椿散るが、私はおもしろかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
友人に勧められて、読んでみたら実に味わいの深い作品だった。蕪村の実際がどんな生涯であったのかはわからないが、色好みで、良い歌詠みで、とりわけ優れた文人画家であった蕪村の姿が偲ばれる小説だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
京に暮らし、二世夜半亭として世間に認められている与謝蕪村 友人の円山応挙や上田秋成、弟子たちに囲まれ平穏に過ごす晩年にも様々な波風は起こる 天明の京を舞台に繰り広げられる人間模様を描いた連作短篇集 蕪村の老いらくの恋をたしなめる友人たち 蕪村や、現代に名を残す大家たちの人間臭い一面が垣間見え、とても身近に感じられます 蕪村、応挙などの恋話もそれぞれ読ませますが、自分は、蕪村の弟子・月渓(後の松村呉春)の話が一番心に残りました 女性側からの想いの描き方は少々弱かったかと思います 男性作家なので仕方のないところでしょうか 時代小説を読むといつも感じるのは 登場人物が自らの運命を受容れる強さを持っている堪え性のある大人だということです なかには例外もいますが、何歳になっても子供で意志薄弱な人間も出てこなければ物語は面白くなりませんからネ ポイントとなる場面場面で詠まれる俳句を繰り返し声に出してみれば、この物語世界により深く浸れるかと… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すでに俳人、画人としてその地位を確立した晩年の与謝蕪村と、彼を取り巻く家族、友人、弟子たち の関わりが見事に描かれた連続短編集。筆者の穏やかな筆致が静かに人の心に住む我執を浮き彫りに する。なかでも弟子の大魯についての「隠れ鬼」は良かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
歴史を彩る 私の好きな人物が次々に登場し、かつ史実に矛盾を抱かせない著者に惚れ込んでしまう。80歳直前の自分にも、こんな時代にもう一度生きてみたい思いを 甦らせてくれる。一カ月の間に三度も再読させられた 魅力ある作品である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読みやすく時代劇とはいえわかりやすい!葉室さんの人柄でしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書の宣伝文句から、与謝蕪村の老いらくの恋を描いた長編小説かと思いましたが、少し違っていました。 蕪村が50歳年下の芸妓・いとに抱く恋心についても描かれているのですが、蕪村の娘・くのの恋心、蕪村の弟子・月渓(後の松村呉春)の恋心、蕪村の友人・円山応挙の恋心等、蕪村と蕪村に関わる人々の多彩な恋心が、作者独特の静謐な文章で描かれています。7編の短編からなりますが、蕪村の恋の話で始まり、他の人の恋の話になり、最後にまた蕪村の恋の話で終わるという構成で、最後の最後に蕪村が心の奥底に大切に秘めていた気持ちがチラと伺えるという、心憎いまでの構成が素晴らしい。 本書のもうひとつの魅力は、円山応挙、上田秋成、松村呉春等、江戸中期の芸術家の素顔が人間くさく描かれているところ。遠い世界の芸術家たちがとても身近に感じられます。 淡々とした清雅な文章は素晴らしく(私はこの文体が大好きです)、どの恋物語も味があるのですが、女性の立場から読むと、人間の奥底に潜む煩悩や微妙な女心の表現にちょっと物足りなさを感じてしまったのが残念。なので星4つにしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は、『銀漢の賦』や『秋月記』などの 歴史小説で知られる著者による連作短編集。 江戸時代の俳人・与謝蕪村と、 上田秋成、長沢蘆雪など彼の周りに集う人々の諸相を、 重厚ながらも繊細な筆致で描きます。 芸妓と恋に落ちたがゆえに藩を追われ、 俳人として生きる男を描く『隠れ鬼』 江戸期を代表する画家・円山応挙と、 彼のもとに弟子入りした若夫婦を主人公にした『牡丹散る』 ―など、どの収録作も味わい深いのですが、とりわけ印象的だったのは 蕪村がはるか年下の妓女に恋をしたことから起こる騒動と、 その後を記した『夜半亭有情』『梅の影』です。 天明期の文化人たちの不思議な縁を大胆に描くとともに、 彼らの繊細な心情をその作品と鮮やかに対比させる本書。 蕪村や歴史小説に興味がある方に限らず、 多くの方にオススメしたい著作です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
葉室麟の短編小説集を初めて読みました。この作家の 長編小説はモチーフが横に拡がり、しかもどこも内容が 濃いので息がつけずわたしは苦手でした。それに対しこ の短編集は起承転結がはっきりし、適度にアクセントの 強弱がついてなじみやすくとてもよかったです。 内容は、与謝野蕪村の遺した俳句をヒントに彼と友人 の円山応挙、そして蕪村の家族や弟子達の出来事を創 作したものです。著者の想像力と洞察力が短編という形 式にまとまり、読み応えがあります。蕪村と応挙の老いら くの恋の行方や弟子の大魯の粗暴の顛末、どれもひとす じ縄でいかぬ我執のあり様を、さりげない筆で書き切り深 い味わい(見返しに和紙を使った装丁も見事です。)があ りました。 ここでは、応挙に弟子入りした夫婦の意外な結末を綴 った「牡丹散る」の悼尾を飾った句を掲げておきましょう。 牡丹散てうちかさなりぬ二三片 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!