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ロマンシエ
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ロマンシエの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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面白くもあり退屈でもあり 自分とはあまりにも 接点がなさすぎた | ||||
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ひとりごと、 と、彼女を含め 懸命に生きる人たちが生き生きと描かれていた。 | ||||
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パリへ留学した美大生 美智之輔の、愛と友情と冒険(?)とアートな物語。 政治家の跡取りとして期待されながら、美智之輔は心が乙女な男子。愛しの高瀬君に思いを告げられぬまま、パリではうだつの上がらない日々を送っている。 そんな中、美智之輔は、熱烈に敬愛してやまない小説”暴れ鮫”(!)シリーズの著者 羽生光晴と偶然出会うことになる。エキセントリックな女子 羽生は、断筆を決めて有名なリトグラフ工房に引きこもっていたのだった…。 純粋無垢な美智之輔は、トランスジェンダーなのだが、ステレオタイプでコメディ作品の主人公としては少々、物足りないかもしれない。女子じゃないからこそ、ドタバタ感があるのは確かだけれど…。 横暴なエージェント ジンジンから羽生を守るため、リトグラフの制作をしながらお世話をする美智之輔。しかし、美智之輔のビザの期限切れが迫っている。帰国すれば、嫁をとり政治家としての道を歩まなければならない。と、突然、パリに恋する高瀬君がやってきて..。 コメディとしては気恥ずかしくなるようなくだりがあるものの、くすりとなるシーンが散見されるし、著書の振れ幅の大きさを堪能できる。アートの面では、リトグラフとは何ぞや、を知れるのが良い。ただし、美智之輔の恋の顛末は微妙である。 後書きで本作品が、著者の企画した実際のアートイベントと連動していたことか分かった。こういう仕掛けを知ると、著者の構想力の高さに脱帽せざるを得ない。 | ||||
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文体は全く好みではなかったのですが、途中から小説としての存在感というか、背後に漂う圧倒的なエネルギーを感じつつ読み終えた後、寄稿や解説を読んで納得しました。 筆者のアートに対する愛情ですね。 けれど主人公のセクシュアリティに関わる描写は好きになれません。 現実的に生きるためにつくり上げた自分の像と心の中の本当の自分とを意識的に操るのはもっともっと心が擦り切れる行為だと思うのです。 ベースボール型の顔の女とキラキラ美男子っていう設定も、、いろいろあざとさを感じてしまいましたね。 | ||||
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●若い女性の頭の中は、こんなにも次から次へと妄想が飛び回っているんだろうか?とビックリする ような筆致です。主人公が10~20代の女の子かと思ったら、途中で乙女チックな男の子だと分かり 二度ビックリ。 著者のフランス愛が爆発していて、特に女性に支持される作品だと思いました。私個人としては美 術系の小説が好みです。 | ||||
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原田マハ作品のファンです。 多種多様な作風をこなされるマハさん、本当に凄い作家さんです。 しかしながら、のっけから強烈な “オラオラテンション” の本作には 少々ちがう意味で圧倒されましたね。 主人公・美智之輔のつぶやきや妄想が、 「スゴい。こ、これって、マハさんの欲求と願望がそのまんま盛りではないのか?」などと思えて 序盤はそれなりに笑って読み進められましたが、 どこまでも続くハイテンションと小ネタの連発に少々打たれ疲れてしまい、 正直「このまま読み続けられるかしら…」と 途中めげそうになる瞬間が幾度かありました。 でも、そこは原田マハ作品。 最後まで読んで損をしたことは一度たりとも無し。 そんなこんなで、結局終いまで読み切りました。 そして、やっぱり諦めなくて良かったです。 何しろ途中で読むのを諦めていたら、 ラストの東京ステーションギャラリーの〈君が叫んだその場所〜〉展の真実に たどり着けなかったのですから! 私は、2019年夏の〈20 CONTACTS〉のあとにこの〈ロマンシェ 〉を読みましたので、 「小説の出来事と現実のアートイベントが実際にリンクして現出するという 斬新な企画の先鞭が、既にここにあったのか!」という事実に驚かされました。 (何せマハ歴が未だ浅いもので… こんな事例、他にもあるんですかね?) あくまで私見ですが、この作品は 現実に開催されるアート展に帰結する “ サブコンテンツ ”としての役割がそもそも根底にあって、 〈フランスの風景や恋愛、憧れ、その他ドタバタ〉等は、その外殻的な肉付け機能だったのかな?と感じました。 マハさんの他の作品と比べると、純粋な小説作品としての “焼き締まり感” がやや弱かったかも… そんな感想を持ちました次第です。 いづれにしても、〈君が叫んだその場所〜〉展には ぜひとも行ってみたかったです! | ||||
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原田マハさんの作品が大好きなのですが、こちらの本は主人公のハイテンションについていけず、途中で読むのをやめようかと思いました。 いつもは感動せずにはいられず、涙なしでは読めませんが、今回は涙が出ませんでした。主人公と私の相性がイマイチだったのかもしれません。 『ランウェイ・ビート』も主人公は若かったけれど、こちらはグイグイ引き込まれて楽しかったし、感動した記憶があります。 美智之輔くんは、男にも女にもなれないとか普通の人にもアーティストにもなれない、という何者にもなれない自分に迷いの中で生きていました。 アイデンディティを確立するまでは、誰しもが、人生でつまづいたり、迷ったりしながら生きていますよね。 最後には、自分に素直になれたり、居場所を見つけられて、良かったなと思いました。 それから、本書と並行して、東京ステーションギャラリーでの展覧会の企画をマハさんが働きかけていたことを知りました。本の中の世界だと思っていたことが、現実世界で見ることができたら、ファンにはたまらないですよね。 一生懸命な人、夢がある人は大好きだし、応援したくなるので、本書をリアルタイムで読んでいたら、展覧会に足を運んでいたかもしれません。今見れないと思うと、見てみたくなりますね。 | ||||
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芸術に詳しい作者の、リトグラフを扱った作品、 そして、小説の続きのような美術展がひらかれるとあって、 とにかく読んでから、東京ステーションギャラリーに行こうと、急いで読んだ。 もっと真摯に、リトグラフを描く物語だと思っていたので、 最初から、違う! パリの素敵なリトグラフを作成する場所、 そんなふうに舞台が設定されているのに、残念だなぁと思う。 でも、ロマンシェ という題名に示されるように、 小説家がメインの物語で、もうひとつの大きな流れがリトグラフ、ということなのか・・・ 純粋に小説に、芸術に向き合う人々の物語だとしたら、 それは成功なのかな。 このような世界を教えてくれるのは、 芸術を描く原田マハだけなのだろう。 | ||||
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面白い事は面白いんだが、…このはしゃいだ文体が、どうにもがちゃがちゃと、上っ滑りに無理にテンション上げてる様に感じてしまった。 狙いは分かるんだが、こなれてない無理くり感が残った。 キャラの歳と、比喩が一致してないのにも違和感あり。どう考えても1~2世代前の表現でしょう。つまり、ハルさんの世代。 基本は面白く読みました | ||||
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同級生の男子に恋する美男性のストーリー・・・。 基本的にこの感覚は私(男性)としては理解できない状況でしたが、読み進めていく中で、物語としてのエンターテイメント性も含め、完成された作品だと思います。 「ラスト277ページから、切なさの魔法が炸裂する!」と帯にあったので楽しみに溶け込んでいきました。 作品としては決まった!ように思います。個人的にはやはり、許容できませんでした。 しかしながら、今までの作品とまるっきりタイプが違っていたので、とても新鮮でうれしい喜びでした。 これからも「原田マハ」作品を楽しみたいです。 | ||||
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