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カシオペアの丘で
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カシオペアの丘での評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全89件 81~89 5/5ページ
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重松氏の本はこれが初めてである。 小学生の教科書に著者の作品が載せられており、普段本を読まない子どもが、珍しく何度も音読していた。 子どもをこんなに惹きつける重松氏の他の作品を読んでみたいと思っていたところ、最新刊として本書が出ていたので手にとって読んだ。 末期ガンに冒された主人公が、死を目前にして、故郷に帰る。 死を目前にしたからこそ、帰る気になった故郷。 それは、どういうものなのか、読者を惹きつけて止まない。 そして、その家族のあり方、友人など、色んな人の思いが入り交じる。 その描写が実に上手い。 下巻に続くのがもどかしいぐらい、一気に読みたい本である。 | ||||
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「許す」ということがこの作品の大きなテーマになっている。 どんなことがあったにせよ、相手を許すことができるのか? 許されたい人、許したい人、それぞれの心の葛藤は続く。 自分の運命を知った俊介、多くの人たちの運命を変えて しまった俊介の祖父、思いがけない事件で家族を失って しまった川原・・・。それぞれの人たちの切ない胸の うちは、読んでいてつらい。 この作品の描き方は、「細やか」というよりくどく感じる。 読んでいてうんざりしてくることが何度かあった。それに、 いろんなことを詰め込みすぎているのではないだろうか。 そのため、感情移入がしづらい作品になっている。 「感動的に、最後はきれいにまとめよう」という作者の 意図を露骨に感じるようで、抵抗もあった。 | ||||
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最初の数ページで「涙」してしまった… ところが、、、「エェッ!?」そりゃないよ、重松さん… 一体、あなたは何を伝えようとしているの? という、ちょっと裏切られた気分で読み進む。 そして、 「胸」に沁みる言葉はたくさんあったけど、すべてがストレートじゃなくて、読み手一人一人の感性にゆだねられた「想い」を大切にしている本ではないだろうか。 一読です… | ||||
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いくつかのテーマがわかり易く配置されています。 愛する人の過去をどう考えるのかとか、人は人を許せるのかとか いったことで、それぞれ考えさせられます。 しかも、ある程度人生経験を積んだ上で考え直すことが 相応しいものが多いので、小中学生の夏休みの宿題には向きませんが 大人の読書感想文コンテストがあれば、よい課題図書になるのでは。 | ||||
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子供の頃仲のよかった男の子と女の子がやがて大人になり故郷を離れて今はそれぞれの人生を生きている。そして何かのきっかけで何十年ぶりに出会い、物語は過去と現在を行き来しながら主人公たちの新たなドラマが動き始める…。 確かにこのパターンで最初から最後まで淡々と綴られるのですが、この物語は冒頭でいきなり主人公の一人に死が宣告されます。読み進むうちに病状はどんどん進行していきます。登場人物のいろんな過去の贖罪が明るみにでてくるのですが、私は40歳のシュンが妻と小学生の子供と再会した友達とともに必死で生きながら人生を終えていく姿に胸をうたれました。これは間違いなく映像化されるでしょうね。 オーソドックスな物語ですが、特に同世代の人達には読んでみる価値があると思います。 | ||||
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仲良し4人組がこっそり登る夜の丘からみた星空に始まる物語。 キーワードは「メリーゴーラウンド」ですが、 700ページに及ぶ長編は読み始めるとジェットコースターのように 一気に読めてしまいます、というか読まずにいられません。 特に下巻で様々なひとの思いが集約されていくに連れ、 もう星が出ようが雪になろうが、目を離すことはできないでしょう。 そして読後……必ず身近にいる大切なひとのことを、 もっともっと、いとおしく思うようになることでしょう。 章ごとに語り手がバトンタッチして進んでいく手法も見事です。 まるで星の点つなぎをしながら、最後に一枚の絵ができあがるような… まあとにかく読んでみてください。悪いことはいわないから。 | ||||
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余命わずかとなった父親が、子供と、妻と、かつての恋人と、兄と、祖父と、どう対峙していくか、読む者の涙を誘いながら、描いている。相手を許せるか、自分を許せるか、その過程の葛藤は、共感を呼ぶ。これは、スパイダーマンシリーズのテーマと共通するものがある。 | ||||
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あっという間に読んでしまいます。そして、いつの間にか自分も幼い頃カシオペアの丘で星を見つめていた幼馴染の一人になってしまいます。それぞれのもう帰れない場所とこれからの人生とそして一番きらめいていた時間を取り戻しながら、号泣します。 | ||||
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あなたは、「流星ワゴン」で泣き、「その日の前で」でまたまた泣き崩れ、そして、「小学五年生」でやられたと思いませんでしたか?でも、本題は、これからです。今年度文句のつけようのないNo.1小説。40半ばになった「泣かせの名手」が本気で魂をかけて、書いた本物の小説です。 | ||||
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