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カシオペアの丘で
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カシオペアの丘での評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全89件 21~40 2/5ページ
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上下巻にするため筆者が登場人物を延命措置をかけて、ダラダラと生きさせた印象を持ちました。その間のできるかぎり家族のために生きる姿、自分の悔いを償う?ための行動はこれが実話であれば感動しますが、創作話であることが逆に白けて読んでしまいました。 | ||||
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下巻は特に少しダレるような、クドく感じるところもあったけど、私はこの小説が好き。所々で涙が出て、他の小説よりも読むのに時間がかかりました。 登場人物はみんな思いやりがあるんだけど、それぞれの信念の基、その関係性において間合いを持って生きている。ミッチョがミウさんと話す場面では距離感を感じたり、川原さんが酔いながらシュンへ話すシーンでは「自分の感覚を押し付け過ぎてやしないか?決して綺麗事ではなく、自分を納得させたり諦めようとする努力こそが、死を宣告された人間が持ちうる感情のプロセスなのではないか?そういうシュンの感情も認めて良いのでは?」と思ったり、人間とはそれぞれ感情や信念を持ち、それらをベースに生きていて、ユニークで同一ではないのだと改めて感じました。だから人間の感情って交われるところと交われない両側面があるのでしょう。 今回はシュンやトシに感じるものがありましたが、読む時期やその時の感情で、きっと感じるものは変わりそうです。 | ||||
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かつての同級生の一人が不治の病を発病したのを契機に 小学校以来の再開を果たし、命の大切さを噛みしめながら 絆を深めあっていく・・・と言う、あらすじだけだと非の 打ちようのない作品、まさに重松清が得意とする世界。 ただ、テーマが良いからと言って感動する作品にはならない んだな、と言うのが正直な感想です。 まず、多くの方が語っていますが余りにも長い。正直この テーマを書くのにここまでの紙数が必要なのかと思うくらい。 筆者の思い入れが深いテーマ故かも知れませんが、忙しい身で この分量を読むのはかなりきつい。 それと、後半のシュンと祖父が許しあう場面などは、はっきり いってくどい。嫌な言い方かも知れませんが、感動の押し売りと 言う気がします。 少なくとも重松清の初心者にはお勧めしません。と言うか私も ファンではありますがこのテーマ関連は今度遠慮したいかも。 | ||||
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上巻のみのレビューです。 知人にすすめられ、重松清さんの作品を初めて読みましたが、 登場人物の人間性がなんとも浅く、きれいごとをしつこく羅列しているばかりで あまりの芸のなさに呆れてしまいます。 他のレビューにありましたが、ケータイ小説という表現がぴったりだと思います。 大人の男性が描いたとは到底思えない、感情的でまるで女性の、しかもおばさんっぽい野暮ったいフレーズの連続に辟易。 とくに文章表現の稚拙さは目に余るものがあり、テーマの壮大さが余計に陳腐さを強調して、 痛々しさのまま上巻を読み終えてしまいました。 涙が出るどころか、すすめてくれた知人に感想をどう述べようか悩んでいるところです。 | ||||
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同窓会で再会した友達がこの本を送ってきてくれました。 重松作品を読むのは初めてです。 突然訪れた限りある命の終わりに人は何を考えるのか。 家族や夫婦、友情間のゆるしを友情を軸に書かれた作品です。 私たちは許し、許され(少なくとも私たちからは)永遠の命にみえる 星の下で限りある命を生きているのだなぁと実感しました。 家族、友達、夫婦、兄弟など地味だけど大切な絆を再び思い出させてくれます。 軽く読める量じゃないけど、疲れた時にお勧めかも。 心の疲れを取ってくれます。 | ||||
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確かに少々くどい内容ですね。 泣かそう泣かそうとしている感じもまあプンプンです。 不要じゃないかと思えるキャラクターや挿話もあります。 特に、川原さんは導入部では必要だったかもしれないけれど、最後まで出てくるほどの キーパーソンではないので、途中からは不要だったと思います。 とは思いつつも、「星に願いを」の章では不覚にも泣いてしまいました。 主人公の年齢に近いこと、まだ幼い子供を持っていることなどの共通点があるので、 感情移入してしまいました。 いくつものテーマが散りばめられた作品ですが、自分は何気ない家族との日常生活の 大切さや幸せというものを、この作品を通じて噛み締めました。永遠ではない家族との 時間を大切にしなければと思いました。 30代後半から50代の父親向けの作品でしょう。 女子高生が読むような作品というレビューもありましたが、女子高生が読んでも 面白くは無いでしょう。 | ||||
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重松作品はほとんどすべて読んでいるが、アマゾンでの評価が珍しく低い本作品は長編ということもあり、なかなか手を出せずにいた。期待しないで読んだところ、いい意味で裏切られた。人は許し、許され生きていくものだと思う。許しをテーマにここまで書ける作者は重松清以外にいないと断言できる。いつものごとく随所で涙が流れた。 | ||||
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これぞ重松ワールドの集大成ではないでしょうか。 くどいという意見もありましたが、それこそ重松さんの味だと思いますので。 きれいなこころで読めば楽しめます。 | ||||
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重松さんの本を読む時、私は涙を流したくて読む。 「さあ、泣くぞ」みたいな・・・ 無作為に選んだ。 何も考えずに読んだ。 母が浮かんだ。 シュンと同じ歳で、同じ病で亡くなった母を。 シュンが母になった。 哲生が私になった。 千太郎は、まるで私の祖母のようだった。 泣きたかったのに、シュンが母と重なった時点で泣けなくなった。 私が泣いたら、母は病に負けてしまうかもしれない、 一気に寝たきりになってしまうかもしれない。 だから惰性の様に読み終わった時、安心して、涙が出た。 トシもミッチョもユウちゃんも、これでもかとイイ人だ。 重松さんのおはなしの登場人物達は、 皆、強くて弱くて、正しくて間違ってる。 私にとってこのお話は、望んだようなデトックス効果はなかったけれど、 何年か経って読み返した時、感じ方が変わっているといいと思う。 今度はシュン以外の人達の気持ちに、目が向けられる様に、なっているといいと思う。 | ||||
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この作品ぐらいから、質が落ちてきたように思う。 ピークを過ぎてしまい、がんばってがんばって書いたのだけれど・・・ という感じがしてならない。 「許し」がテーマなのだが、 ネルソン・マンデラの話しを知ると 何もかもがうそくさく思えてくる。 宮本輝みたいだと評した方がいたが、同感である。 | ||||
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それぞれの気持ちの動きがとてもよく描かれていて通勤の混んだ電車なのでにも関わらずあわや涙が溢れそうになり困りました。部分部分を何回も読み返してしまったほどとてもいい作品でした。 | ||||
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幼い頃に満点の星空のもとでボイジャーを探し、夢を語った幼馴染みの4人。 そこから数十年が経ち、その中の一人、シュンが肺癌に侵されてしまう。 死を前にした彼は、数十年振りに故郷に帰り、過去の思い出と現在の暮らし、そして自らの生と死に向き合った。 そんな感じの、重松さんが非常に得意としそうなタイプの物語です。 あとがきを読む限り、重松さん自身も、かなりの手応えを感じた作品のようで、 実際、力作だと思うし、精緻な心理描写には思わずぐっときてしまうことも多々ありました。 だけど、とにかく長い。 冗長としていると言うべきか。 上下巻合わせて、800ページちょっと。ページ数だけ見ても短い物語だとは言えませんが、 ページ数以上に長く感じます。 感傷的で、読み手の心を揺さぶる表現も、連続して使えば「くどく」感じられてしまいます。 テーマも重く、勢いもほとんどないので、途中だらけてしまったのが正直なところです。 このような作品を真っ向から書けるのが、この作者の良いところではあると思いますが。 「疾走」もかなり長かったですが、あちらは圧倒的な勢いと筆力であっという間に読み終えたものです・・・ 疾走のような異色作はともかく、重松さんの十八番であるこのような種類の作品は 短くはなく、長すぎずもなく、といったボリュームに全力を注ぐのが良いのかなと。 もし500ページくらいにこの内容が収まっていたら、作者を代表する作品の一つになり得たと思います。 | ||||
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いい小説だとは思うけど、下巻はあまり意味ないっていうか、上巻だけでよかったと思う。 正直言って、40歳ってこんなに子供っぽいの?っていう登場人物もいました。 パートナーの過去を知りたがりしすぎる、Tさんにはちょっと共感できませんね。 知ることにどれだけの意味があるのでしょうか?奇麗ごとばかりで優しさにかけるし、空気読めよ となんど突っ込みしたことか。それに引き換え一番大人なのはYさんですね。ムードメーカー役だけど この人程、優しくて、空気をよめる人って素晴らしい。 Tさんもそうですが、その奥さんって人もやたら、勝っただの、負けただのっていう台詞がでてきて ちょっと引きました。なんか子供っぽい夫婦だなあと。 | ||||
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地下鉄車内で必死に涙を堪え 自宅に戻ってから嗚咽をしてしまいました。 重松清さんは大好きな作家で 何冊も読んでいますが、その中でも1番です! 「その日の前に」に続いて 是非”死”をテーマにした作品を 撮るのが上手い大林監督に映画化してもらいたいほど。 幼馴染4人。 そして周囲の人々。 ”死””ゆるし”を軸にし、 ゆるす姿勢、感謝する姿勢、 自分で自分をゆるせない苦しみ、そして解放。 特に、おじいさんが北都観音内で 叫び声をあげる場面は脳裏にその光景が アリアリと浮かんでしまい、涙とティッシュなしには読めませんでした。 幼き頃の故郷に行ってみようかな・・・ 懐かしいふるさとの景色が頭をよぎりました(笑顔) | ||||
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登場人物の心の動き・変化が、違和感無くすんなり感じることが出来ます。 しかしそのせいなのでしょうか? やたら文章がくどく感じる場面もあるのは確かです。 淡々と、のんびり読むと良いかなと思います。 友情、愛情、家族、病、罪、殺人、死・・・ 許しという大きなテーマへ向かって、 少しずつ、反発し苦しみながら・・それでも大きな愛情に支えられ 登場人物それぞれの結論が出されていきます。 | ||||
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登場人物の心の動き・変化が、違和感無くすんなり感じることが出来ます。 しかしそのせいなのでしょうか? やたら文章がくどく感じる場面もあるのは確かです。 淡々と、のんびり読むと良いかなと思います。 友情、愛情、家族、病、罪、殺人、死・・・ 許しという大きなテーマへ向かって、 少しずつ、反発し苦しみながら・・それでも大きな愛情に支えられ 登場人物それぞれの結論が出されていきます。 | ||||
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真綿で包まれるよな、やさしい空気を持った文章で淡々と語られる。 ある事件が元で故郷を離れてしまった男性。 東京で出会ってしまい、ともに人生の何分の1かを共有した女性 家族のすべてを失ってしまった男性。 自分の不注意で間接的に人の人生を奪ってしまった女性。 大きな十字架を背負ってしまった人々が丘に集まり、許しと癒し、再生と成熟の日々を共有する。 重松氏の作品を手に取るとき、私は無意識のうちに癒しを求めていると思う。 死を真正面から取り組み、人生の負の部分ともいえる背負ってしまった十字架を題材にした決して軽い作品ではないにもかかわらず、私は癒されている。 一人の男の死に向かう心の変化、死への準備ともいえる行動が登場人物の十字架を取り払ってゆき、癒しと成長を周りの人々にもたらす。 読む人がどの登場人物に感情移入するかによって、いろいろな感想が生まれると思う。 しかしながら、どんな人もなぜか読後は、なにかを背中からおろしたような開放感を感じると思う。 涙が心を浄化してくれる。そんな作品です | ||||
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重松清さんの本を読むのは三冊目です。 暗い中でちょっとずつ光が見えてくる感じが好きです。 この中であたしはミッチョとシュンに感情移入しました。 もう戻れない学生の頃。当事は気づかんかったけど、今思うとキラキラしてるあの頃。今も幸せやけど、もう戻れないあの頃に戻れるんなら戻ってみたい。 子供を産んでわかるようになった、この子が大きくなったら、小学生になったら、中学生高校生になったら、大人になったらどんな子になるんやろうって気持ち。そばでずっと見守れますように… | ||||
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涙腺崩壊 自分自身が年をとったのか、シュンたちと年齢が近いことがあるのか分からないけれども。ユウの手紙辺りから読み進めるほどに涙がにじんで……娘の合唱団の練習を待っているだけやったのに、周りの音も気にならなくなった。この年齢で読んで良かった。 | ||||
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重松作品は嫌いではありませんし、この作品も胸を打つ場面は何度もありました。 涙もしました。 ...が、登場人物がみんな出来すぎ、美しすぎ、頑張りすぎ、立派過ぎて、 へなちょこの私には読み進む程に、リアリティを感じられなくなっていきました。 フィクションですから、それ程リアリティを求めなくても、とは自分でも思うのですが。 肺ガンで死を迎える幼馴染の一人を軸に物語は進んで行くのですが、 この死に重点を置かざるをえなくなり、彼らの故郷に対する思いや、娘を殺された男性の 思い、そして幼馴染同士の過去の 恋愛感情や今の思いが、上手くまとまり過ぎのような気がしてなりません。 | ||||
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