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(短編集)

海の見える理髪店



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【この小説が収録されている参考書籍】
海の見える理髪店

海の見える理髪店の評価: 3.79/5点 レビュー 139件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.79pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全93件 41~60 3/5ページ
No.53:
(5pt)

期待通りの作品

文庫本になるのが待ちきれずに、単行本を購入。荻原作品は期待を裏切らないだけでなく、読後感がとても爽やかです。
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No.52:
(5pt)

過去と未来

理髪店亭主の過去とお客の未来への期待が 海のように開ける思いがしました。
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No.51:
(4pt)

お父さんからのメッセージがよかった!

短い時間のストーリーだが、今でも心の中に残る話だった。
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No.50:
(4pt)

短編ばかりとは?

海の見える理髪店は、昔の理髪店体験者として理解できるシーンが多く共感できました。本題の息子との再会は、感慨深いものがありました。
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No.49:
(4pt)

心動かされました

最後の成人式は無理がありますがその他の作品、それぞれに感じ入るものがありました。
 2つ目の「いつか来た道」は老いた母を持つ私は身につまされる思いでした。
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No.48:
(4pt)

感動で泣ける話も

直木賞受賞作。短編集ですが。

タイトルにもなっている、冒頭の「海の見える理髪店」が一番好きですね。ほんわかした始まりから、途中で流れが変わり、ラストも秀逸でした。こんなに短い話なのに、ジェットコースター的な展開。よく工夫されてます。

人の親としては最後の話「成人式」も泣けます。途中までは、そうそう、こういう普通の話が意外にないよな~と思って涙しながら読めたのですが、途中からがちょっと奇抜かな。
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No.47:
(4pt)

次の話を読むのが億劫になる、秀作

秀作である。
名人の落語を聞いているような、淀みがなくテンポのよい流れで話が進む。
ただ、落語は向こうが勝手に話を語ってくれるが、小説は、こちらがいちいち読まなければならない。
テンポが良すぎて、紆余曲折というか、「で、何が起こったんだろう」という期待を持たせるところがない。
したがって、端折ったり、結末を読んで後戻りするような読み方になる。
短編なのに、次を読むのが億劫になり、読み終えるのに時間がかかる。
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No.46:
(5pt)

読みやすい

さらさらと読める一冊。直木賞作品をチャレンジしてみたい読書初心者にはいいかも
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No.45:
(4pt)

生きる上での区切りについて

人生には何時までも後ろ髪惹かれるような出来事があるものだ。それらに一区切りをつける物語が本作品群ではないか?
表題の「海の見える理髪店」、サスペンス調の展開に惹かれるが早くして生き別れとなった父と息子、店主と客としてそうと気付きながら名乗りあうことの出来ない哀切が夕景の海辺の中にいとおしい。しかしこのような形の再会によって今迄の重荷を一つ下ろせたことに違いはない。
「いつか来た道」、これは別作「明日の記憶」と共に高齢者の小生には身につまされるものがある。アルツハイマーや認知症の世界をこうも描ける作家の想像力に驚嘆を禁じ得ない。
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No.44:
(4pt)

佳作である

短編である。タイトルである一作が特によかった。過去に起こした罪と向合う理髪店の店主。
そこに訪れる若い客。ゆったりとした時間の中でも、最後にほんのりとした感動にさらされた。
あとで知ったのだが、この一作で直木賞受賞とのこと。うーん、悪くはないけど突出しているわけでもない短編集。
「明日の記憶」がまちがいなく著者の最高傑作だけに、タイミングを延ばし延ばしにしてここらへんで…という感がいなめない。
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No.43:
(4pt)

各々がそれぞれの色

直木賞受賞されなかったら読まなかった作家さんです。予想通り、どの話もうまい。
読んでも損しないと思います。
タイトルの短編はもちろんよかったですが、最後の「成人式」も意外に心に残りました。
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No.42:
(4pt)

完璧なストーリーばかり。だからこそもっと「余白」が欲しかった。

感動的な6つの短編が収録されています。
泣けると思います。
どれも読みやすい文体で、意外なオチがあります。
完璧な感動ストーリーばかりです。
だからこそ、もっと「余白」のようなものが欲しかった。
こうきたら絶対、感動しなくてはいけない、と「全米が泣いた超大作」のような、
王道のお話ばかりで後味も良いからこそ、もう読み返すことはないと思います。
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No.41:
(4pt)

家族関係に的を絞った作者の熟練の技が堪能出来る心温まる秀作

表題作の他、「いつか来た道」、「遠くから来た手紙」、「空は今日もスカイ」、「時のない時計」及び「成人式」の全6つの短編から構成される短編集。私はユーモア小説、ホラー、人生の応援歌、人情もの等の幅広い作風を持つ作者のファンなのだが、本作は家族関係に的を絞った作者の熟練の技が堪能出来る心温まる秀作である。

表題作は、文字通り「海の見える理髪店」を営む老店主とそこを訪れる青年との会話だけで成り立つ郷愁漂う秀作。老店主が青年に語りかける長広舌が老店主の人生そのものを浮き彫りにしていると共に、その語りと青年との関係が次第に収斂して行く構成が、やや予定調和的とは言え、巧み。美容院ではなく床屋という舞台設定も活きている。「いつか来た道」は、老婆となったかつての"毒親"との母娘間の愛憎(宿業)を描いた短編で、本作の趣旨には沿っていて一応読ませるが、構成が直截的過ぎる上に、「***」に逃げるのは如何なものか(「明日の記憶」じゃあるまいし)。「遠くから来た手紙」は、一転して軽妙な短編で、元同級生の夫と喧嘩して実家に戻ったヒロインの数日間の体験をSF的技巧を織り交ぜて描き、人生の機微を浮かび上がらせた作者の本領発揮の佳作。「空は今日もスカイ」は、変った題名だが、"言葉遊び"を多用しながら、家庭問題のために家出した少女のメルヘンティックながらも哀しい心情を描いた、これまた作者らしい佳作。「時のない時計」は、亡父の形見の"動かなくなった時計"を主人公が修理に出すという、題名から直ぐ分かる構想の凡作かと思いきや、良い意味で裏切られた。職人気質の修理屋の回想と主人公の回想とが交錯し、人間の人生には各自に固有の様々な「時計の針」が刻まれている事を描き上げた秀作。「成人式」は、前編とは逆に、「止まった時間」を動かす事を決意した夫婦の姿を描いた短編だが、流石に内容に無理があるだろう。

全編に懐かしい香りが漂っている点が好ましく、ファンにとっては嬉しい限り。手に採って良かったと思わせる昨今の作品が少ない中、読後の満足感を十二分に味わえる秀作である。
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No.40:
(4pt)

心に傷を抱える人達が描かれた短編集だが、重すぎず読みやすい

感情移入しやすい文章で、読んでいると自然と泣きそうになったり、表情が綻ぶ。

前科者や被虐待者といった心に傷を持つ人達について描かれている。けれど重くなりすぎないのは、読みやすい文章のおかげだ。
「罪を犯した人」「虐待した親」との関係が、ストーリーの中で少しだけ変化する。物語の最後になると、主人公が「許す」可能性を感じる。
エンディングが曖昧になっているので、読み人の想像力を掻き立てられる。

悩みを抱える主人公達に共感できると思うので、中高生が読むのにお勧めだ。
もちろん大人が読むにも十分な手ごたえある話である。
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No.39:
(4pt)

鏡に映る海の色

どの作品も少し重い様な感じでしたが海の見える理髪店はやはり一番良かったです。店内の鏡から見える海の青と夕陽の赤色そして理髪店の白色等、読んでいてその情景が浮かび特に夕陽の金色がかった赤を想像したり、店主と客の青年との思いがけない結末に為るほどと納得したりであっという間に全部読んでしまいました。
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No.38:
(4pt)

始めた読んだ小説家です。

先日読んだ鎌倉物語のような本かなと思って購入しました。
違いましたがこの場所、この店にかかわる一人の人の生き様でした。
自分以外の生き方に触れたようでした。
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No.37:
(5pt)

人生の極限状況を振り返る

どの平凡な家族にも起こりうるような、いわゆる極限状況を共通のテーマとした短編連作集。
極限状況としては、認知症や分娩障害、子の事故死といった医学的原因が多いが、児童虐待といった医療社会的なものや親子の生き別れ、夫婦間の危機、といったものもある。
いずれの作品も、極限状況に際して、あるいは極限状況だった過去の人生を振り返るという共通のスタイルで、滋味あふれる人生の陰影を紡ぎだしている。語り口も、手練れのストーリーテラーらしくうまさが際立つ。

それにしても、短編でより強く感じられるのだが、小説とは普遍的に叙述トリックで成り立っているのだなあと感じる。叙述トリックというのは、推理小説の専売特許ではない。
恐らくこの作品に対して低い評価を付けているレビューアーは、意識するしないにかかわらず、叙述トリックに対して自分なりのイメージを持っていて、それに外れた叙述トリックのだまし方が許せないのであろう。自分も結構あざとい叙述トリックが許せない性質(たち)なのだが、結局そういう読み手というのは、小説を読む楽しみのかなりの部分を自ら失っているのだろうと思う。
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No.36:
(4pt)

読み応えのある表題作

父と息子、母と娘、妻と夫など家族内のトラブル、行き違い、絆・・・などいろいろなパターンがある。個人的には表題作の「海の見える理髪店」が最も好き。店主の延々と続く身の上話は懺悔なのか?最後の1頁での客の反応、別れ際の店主の何気ない問いかけは全て分かったうえでの
永遠のさよならだったのだろうか?
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No.35:
(5pt)

とても良い

両親が理髪店を営み、58年になります。これを読んでいる時間が至福の時だと。
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No.34:
(4pt)

タイトルのものが良い

全編なかなかの読み応えのあるものでしたが、やはりタイトルのものが圧倒的に良かったと思います。
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