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(短編集)
海の見える理髪店
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海の見える理髪店の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全93件 21~40 2/5ページ
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素晴らしい、疲れた心身に、ふとした清涼感を付与してくれる、そんな著書が『海の見える理髪店』である。コロナ渦の今般、ちょっと疲労を感じてやまない人々にぜひ手にとってほしい佳作です | ||||
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本作は、多少毛色の違う六篇から成る短編小説集である。各作品にほぼ通底するものは、家族とは何かという、人間の本源的課題であろう。著者の心地良い人物描写には圧倒されるが、特に、老理髪師の繊細な鋏使いには人生の重みを感じてしまう。 | ||||
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展開がシンプルで素敵だった 家族それぞれの問題が多面的に描かれていて、その問題の根深さ、深刻さが感じられます。 仕事に没頭するあまり家庭が崩壊した店主 自分の価値観に固執する母親 実家に帰ってしまった妻 家庭内暴力に怯える子供 子供を失った家庭内 どれも簡単には解決できる問題ではなく、重いテーマですが、作者の作風なのでしょう、違和感なくすっと心に響く文体で、話の最後には問題に区切りをつけて明日へ皆が進んでいきます。 なんだか励まされた様な気になる心温まる作品でした。 | ||||
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懸命に生きていく人々をその家族にフォーカスし描いた短編6集です。ぞれぞれ後悔や苦悩を持ちながらも前向きに進んでく、読了感も独特なものがあります。 | ||||
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冒頭に収録された海の見える理髪店は素晴らしかったです。 短編とはいえそこに込められた店主の物語の深さに脱帽しました。 その他いくつかの短編が収録されていましたが、そちらも楽しめました。 | ||||
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これといって汚れもシミもなく配送から配達まで2、3日程度すぐに届いたので良かったです! 本好きとしては購入して良かったです。 | ||||
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キンブル版で楽しく読むことができました | ||||
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とても楽しかった本です‼️ 展開が素敵に感じました 短編がどれも楽しかったです | ||||
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昭和的視点の心にしみる本。若い人には不向きかもしれないが、中年で人生について考えるとき、とても心に響く。 | ||||
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昔、どこかで読んだことがあるような懐かしい雰囲気を醸し出しています。ラストになって、海の見える理髪店を訪れた意味がすーと分かり、視界がくっきりと開けました。最後のギリになって分かるところまで、まるで読者も理容店の椅子に座って店主の話を聞かされているような気分になります。登場人物の設定、無駄のないテンポよい進行、クライマックスへの持っていきかた等、短編小説のお手本のような味わい深いお話です。 | ||||
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実はこの本を友達に貸して、次々に回覧しているので今手元にないのが残念です。最初の『海の見える理髪店』が 一番心に残っています。どの短編も何気ない語り口でしぜんに引き込まれますが、皆ひねりがきいていて飽きさせません。 昭和の頃を思い出させる物語でした。それぞれの家族が辿る道が時々想定外にそれてしまう。でも何となく最後には納得してしまうのが面白かったです。 | ||||
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「明日の記憶」は別にして、一定の評価を受けた「神様からの一言」を以前に読んだが、軽薄なストーリー展開、 奥行のない人物描写に、この作家が評価される事に釈然とせず、他の作品もあらすじを眺めただけで およその展開が思い浮かび、同様の若い世代を対象とした、人の心にも、文芸の歴史にも残らない 、ただマーケットだけを意識した職業作家と自分勝手に評価していたが、本作は違った。 表題作がこれまでとは趣が異なり、直木賞受賞の時から気になっていて、文庫版を待ちわびていた。 本作の表題作をはじめ、全編に流れる世界観は(最後の「成人式」は駄作だが)、 人間の悲しみと、生きていくうえで背負わざるをえない陰がテーマとなっている。 人間に陰と陽があれば、その人の多くを形作るのは陰であろう。人間とはそういうもの。 陰を描き切るには、相応の技量が必要である。人間の陽も陰も自在に描く、この作家の今後に期待したい。 | ||||
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面白かったです。最初は期待したほどではないかもと思いましたが、ラストは少しジーンとしました。スーっとした後味が残りました❗️ | ||||
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頭の中に美しく、時に悲しい情景を描きながら読み進められる素敵なお話ぞろいでした。 親子、兄弟姉妹(共に義理も含む)どれもが自分に当てはまり、演じている役割だと実感しました。もう演じ終わったものあり、これから演じるものあり。いい事ばかりじゃないけど、だからこそ、こうして本を読んで感情を揺すぶられる幸せを持てたと思わせてくれた本でした。 ただしカフェで読むのは厳禁。泣き顔見られてしまうかもしれません。 | ||||
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久々に直木賞らしい作品を読んだ。 喪失と再生の物語である。 独特の比喩や暗喩が、ともすれば暗く重い物語の芯を、軽やかにしかし心に染みこむように伝えてくれる。 「空は今日もスカイブルー」のように、森絵都あたりに任せたほうが良いと思う作品もあったが、それも作家としての手をさらに伸ばすための試みであろう。 いずれ、浅田次郎を超える存在になる。そんな印象も受けた。 | ||||
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著者のs区品は、明日の記憶から2作品目、それぞれの作品、面白くなくはないが、」成人式」が、面白い。 | ||||
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家族には 色々な問題や事情がある。父親と息子、母と娘、夫と妻…喪失感を抱えながらも 懸命に生きていく様子が細かく描写されています。読みやすくて一気に読みました。「海の見える理髪店」では、最初読んだときに 父親と息子だと気づかず、「あれ?なんで客のブランコの傷のことを店主が話しているんだ?」と思った箇所があったのですが レビューを見て 「あぁ、なるほど」と思いました。 | ||||
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「海の見える理髪店」が直木賞受賞作ということだけど、最後に掲載されている「成人式」がすばらしくて表題作は霞んでしまった。 「海の見える理髪店」は作者にしては比較的ありきたりな題材、予定調和のオチまでもを加味して細部にギミックが仕込まれた大変手の込んだ作品。でも、「成人式」は作者のらしさ全開!といった感じで、作者の初期の作品が特に好きだった人は絶対に読んで損はない。 交通事故で無くなった娘宛てに成人式の振袖のカタログが届き、時間とともに少しずつ癒えかけていた心の生傷がまた開き…、ここまではよくある話。絶望や癒しの旅にでも話が進んでいくのかと思いきや、まさかの「娘のフリをして成人式に出よう」という大喜劇に転じるのが作者本来の持ち味であり、最大の魅力。 最愛の子供を亡くした親が傷の癒しを求めてさまよう姿をここまでバカバカしく、痛々しく、だけど楽しげに、そして悲しく書ける人は他にいない。 | ||||
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当然ですが、人はそれぞれ、喪失感を抱きながら生きています。 今の私の環境は、激務により精神を病んだ私自身の、妻への申し訳なさでいっぱいです・ 妻は私に見切りをつけて娘を連れ、海外に赴任してしまいました。 心を病んでからの妻、それから娘達への言動、悔恨と反省の日々を送り、仕事もろくに手につきません。 そんなときに手に取ったのがこの本です。 少し前に直木賞を獲り、話題にはなっていましたが、天邪鬼なので受賞当時には手に取りませんでした。 今回、近著「それでも空は青い」と併せて購入しました。 全六篇の短編集それぞれが、胸に迫ります。 登場人物それぞれが、喪失感を抱きながらも、懸命に生きている姿。 それに比べたら、私なんぞは生きづらさや喪失感を主張する立場ですらありません。 日々は大切なものを失うことの連続。 絶望しつつも、それでも生きていかなければならない。 私にはできるでしょうか。 | ||||
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様々な家族のつながりをショートエッセイでまとめた小説。最後の話で泣けた | ||||
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