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草原の椅子
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草原の椅子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 41~44 3/3ページ
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何故か内なる衝動が癒しを求め、この本を手にしました。 主人公憲太郎は、パキスタンのフンザで老人から貴方にはまだ使命が残っていると理解できる言葉を告げられます。 使命を考えるにしても、自分の現実をみてその落差に戸惑う人が多いのではないでしょうか。 しかし更に進んで、作者は「今の貴方は魔が差しているだけなんだよ!魔は人間としての生命力が落ちている時につけいるんだよ!」と読者に語りかけます。 ここで私は、はっとした気持ちになりました。 そして作者の人間洞察力に脱帽しました。 いま悩みを持つお父さん達には、是非お勧めしたい本だと思います。 読後には、フンザにも行ってみたくなりました。 | ||||
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『中年おじさんに親友が出来た!』 とてもださいテーマだと思う。なのにどうしてこんなに深い作品になっているのだろう?宮本輝が描く人間はいつも四方から描かれている。優しい人がいるのではなく人には優しいところがある…そうでないところもある。それがひとりの人間という姿をとっているということを考えさせられる。本当に価値あるものとはなんであるのか?ということをこの本を読んだ自分自身が問いかけてきた。主人公遠間と冨樫が幼い圭輔に注ぐ視線は涙ぐみそうなほどやさしい。 | ||||
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行きずりのように知り合っていく大人たちと傷ついた子供。心に「魔」を抱きながらも優しく生きていく人たち。遥かタクラマカン砂漠への憧憬を胸に描いて... 「生きた分だけ、心のゴムホースにゴミが溜まる。きれいな水を流しつづければ、いつかきっとゴムホースはきれいになる。いつかきっと...」 | ||||
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この本の一筋がとても印象的でした。わたしたちは、いつでも草原の中にいる、という言葉。駅の雑踏の中にいても、人混みを歩いていても、ビルに囲まれていても、いつでも自分の草原の中にいて、そこで自分だけの椅子に腰を掛けて休むことができる・・・。本当に、そう思いました。しして、自分の大切な人達のことを思い浮かべ、わたしはいつでもここに居る、と改めて思いました。ここで皆のことを思い、祈っている、と。 | ||||
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