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テロリストの処方



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【この小説が収録されている参考書籍】
テロリストの処方
テロリストの処方 (集英社文庫)

テロリストの処方の評価: 2.91/5点 レビュー 11件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.91pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

ミステリー✖医療問題

経済的に成功している医師が連続して殺害されるテロが発生。一方医療費が高騰した社会では、医師や患者までもが勝ち組と負け組に格差が広がり、医療改革を断行すべく若き指導者が立ち上がった。しかし、その指導者の学生時代の仲間にテロリストの疑いがかかる。

現役の医者だけあって医療問題をシンプルに取り上げ、やや過激な施策を強引に展開していくのは妙に説得力があります。そこに誰が何のために連続して医師を殺害していくのか、というミステリーが味付けされています。ただ若干、最後はドタバタ感があり、折角の設定や題材が纏めきれていない印象でした。方や将来の医療問題への処方箋の一つとして非常に勉強になりました。
テロリストの処方Amazon書評・レビュー:テロリストの処方より
4087710254
No.5:
(3pt)

現代医療問題点をテーマにして面白い設定だが、ドラマとしては空回り!!

医療格差の問題を患者側だけでなく、近未来の設定として「勝ち組医師」「負け組医師」を置き
対立させる構成は面白いが、これを殺人事件のミステリーに仕上げるには、少し無理がある感じ
がする。医療問題のテーマは、「医師免許更新制度」「専門医制度」「人間ドック検診の問題点」
「保険点数制度」「医療費増加の問題」などは、正論として、医療関係者以外の人が読んでも分か
る本として、新書で是非、出版してほしい。
テロリストの処方Amazon書評・レビュー:テロリストの処方より
4087710254
No.4:
(3pt)

2時間ドラマのよう

流石、久坂部羊。テーマは医療格差とトレンディ。

いつものようにグイグイ読ませるのだけど、あまりひねりもなく、リアリティもなく2時間ドラマのような感じで終わります。
テロリストの処方 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:テロリストの処方 (集英社文庫)より
4087440338
No.3:
(3pt)

医療格差社会の現実とテロを描いたミステリ小説

勝ち組と負け組に分類されることになった医師と患者。富裕層の患者はよりよい医療を受けられ、貧困層の患者は医療さえも受けられないという格差社会での医療の現実とテロを描いたミステリ。

医療の悪循環の流れを変えるべく、医師免許の更新や、医師の年棒制、無駄な医療の撤廃、医師の再教育プログラムなどの医道八策というネオ医療構想や、勝ち組医師を狙った連続テロ事件など、序盤から中盤は読み応えがあった。

ただ、中盤以降、塙の消息を追いかけるあたりから失速していったのが残念だった。医療改革は尻すぼみになるし、ミステリとしてのテロリストを追いかける部分も中途半端だった。

医療ミスや隠蔽などの医療不信。医師の偏在による地域医療の崩壊、病院の乱立。国民皆保険制度の崩壊や無駄な医療による医療費増大。

本書を読んで、医療が抱える矛盾、不合理、いい加減さが浮き彫りになったのはよかったが、著者にはいつもの皮肉たっぷりでブラックユーモア満載の話を期待したい。
テロリストの処方Amazon書評・レビュー:テロリストの処方より
4087710254
No.2:
(3pt)

サクッと読める

サスペンスものに分類されると思うが、無駄な描写がなく、複雑でひねった展開も少ないので、サクッと読めるごく普通の小説。ラストだけが暗示的でちょっと面白かった。
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4087710254
No.1:
(3pt)

楽しく読んだ

医療の問題点と、その問題点を正そうとすると、どんな問題が発生するのか、の部分は充分に楽しんだ。
問題あるのは分かっていても、そこ何とかしようとすると実用上の支障が大きいんだよねえ。みたいな。
テロと黒幕は…自分的にはその部分は割とどうでも良かった。
楽しみました
テロリストの処方Amazon書評・レビュー:テロリストの処方より
4087710254

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