失踪者

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評判

失踪者の評価:

3.69/5点 レビュー 16件。 C ランク

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平均点3.69pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1〜6 1/1ページ
No.6
(3pt)

興味が湧く設定と優れたストーリーテリング。でも期待はずれ(ネタバレなし)

最初に書いておきますが、ミステリとしてはかなりしょうもないと展開と結末が
待っています。失踪者は一体どうなってしまったのか?同時に起きている殺人事
件との関連や真相は?みたいところを期待して読むと、高確率でガッカリします。

突如失踪したエレインの行方を追うジャーナリスト、ロザンナの視点が主となり
物語は進んでいき、そこへ様々な登場人物が絡み合うという流れですが、事件の
真相を解き明かしていく過程よりも、各人の心理描写がメインの小説と言えます。

途中(上巻が終わる頃)までは期待感も込みで割と楽しめていたのですが、登場
人物へのうんざり感がどんどん強まるのと並行して心理描写もしつこく感じるよ
うになり、なんじゃそれの展開も相まっていつしか読むのが辛くなっていました。

なにせ読めば読むほど、満たされない人達のお気持ち表明合戦に見えてきてしま
うのです。私はそういう登場人物たちの心情の吐露や行動にほとんど共感するこ
とが出来なかったので、終盤はずっとイライラさせられているような気分でした。

文章や構成がとても上手な作家なのだとは思いますが、肝心の内容が好みとかけ
離れていたのが残念です。ミステリ仕立ての文芸作品が狙いだとしても、そこま
での深みや滋養がある小説とも思えませんでした。リーダビリティに星3つです。
失踪者〈上〉 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 失踪者〈上〉 (創元推理文庫)より
4488211089
No.5
(3pt)

ねちっこさが個性

ミステリーとは関係なく人間関係のきびやうつろいを粘着質にねちねちこまごまと描写してくれるリンクさんです。今回は最初から謎解きに期待せず人間ドラマと思って読んだので面白かったと思いました。
しかし、めそめそ泣く美人でもない暗い女に声をかけて自宅に泊める男、いやいやいや、おかしいだろっ!
ころりとだまされる美人で賢いデキル編集者、仕事ができるのよと自分では思っている無能。旦那はえらそうでしつこい。早く別れろと思う。
弁護士とは万国共通で最強カードなのですなと思わずにいられない。つまらなかった。つまらないところがおもしろかったかもしれません。月並みで。
失踪者〈上〉 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 失踪者〈上〉 (創元推理文庫)より
4488211089
No.4
(1pt)

推理小説ではないです

ミステリ好きには、トリックのある推理小説が好きな人と、探偵役が謎を探っていくうちに明らかになっていく人間ドラマが好きな人がいると思います。この小説は、後者を好きな人向けですね。

私は、この小説はミステリ(推理小説)ではないと思います。解説を読んだ感じでは、著者の目指しているのは「文学」なんだろうと思います。ミステリとして読むと、全く意外な部分もなくつまらない話だと思いますが、エンタメ文学だと思って読めば、まあ、こんな感じだろうなと思います。
個人的には、主人公ロザンナと周囲の人々の行動がありきたりすぎて、がっかりしました。失踪した女性の置かれた境遇が、外見も性格も魅力的ではなく誰からも愛されず、障害を持つひねくれた性格の兄を介護するだけの日々という過剰に悲劇的な設定の割りに、その女性の内面が深く描かれることはなく、他の登場人物にしても、話を悲劇的に見せるだけの小道具として扱われていて、設定も含めて浅い話だと思いました。作者の書き方が上手なので、読ませることができるんでしょうね。全の設定がストーリーを面白く読ませるためのご都合主義なのだろうと思います。
登場人物の設定とその行動は、全部がベタすぎて、2時間ドラマかよ、と思うほど、意外性がありません。結末は、主人公からしたら笑いごとではないのかもしれませんが、予想を全く裏切らなずベタなので笑ってしまいました。私は、最後まで、主人公の性格と行動が好きになれませんでした。

日本人から見れば男女平等の考え方が(日本よりは)進んでいると考えられているヨーロッパでも、良い母親・妻の役割に疲れて以前の仕事に復帰したくなった主人公、後妻を自分の妻というより息子の母親としか考えず家庭にとじこめておきたがる夫、理想的な家庭(親)像に固執する10代の息子、…という、伝統的な性別役割分業の家庭が出てくるベタな物語が支持されるということは、そういう話は今でも世界的に共通しているのだろうと思います。登場人物と地名を日本に置き換えて、日本を舞台とした話にしたとしても、そのまま通る話だと思います。
失踪者〈上〉 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 失踪者〈上〉 (創元推理文庫)より
4488211089
No.3
(3pt)

まあまあ妥当なラスト

ジャーナリストのロザンナは、5年前に失踪した幼馴染のエレインを当時犯人とも疑われた弁護士と一緒に探し始める。しかし、一瞬生きている希望が出て来たものの本人をなかなか発見できないでいた。一方、若い女性を狙った連続殺人事件の犯人はなんとか判明したのだが・・・。
と、ここまでが下巻の半分くらいだったので「まだ暴かれていない隠れた真実はあるんだな」と思いつつ読み進めると、うーん、そういうことだったのかあ。
納得できなくはない、まあまあ妥当なラスト。でも、良くも悪くも話の運びの上手さだけでここまで引っ張って来られた感じ(決して読んで後悔とかはないですが)。
作者が女性ということもあるせいか、残酷な殺人とかが描かれていてもトーンも暗すぎず読みやすい。ロザンナの仕事の悩みなど、ちょっと感情移入できる部分もあったり。但し、恋愛面はいただけないかな。ロザンナの行動が軽率に感じられて不快感も。だけど、重めのミステリーは抵抗があるときに読むには最適。
それから、エドワード・ホッパーのような、ポップだけど虚無感が漂う上・下巻の表紙イラストが個人的に好きでした。
失踪者〈下〉 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 失踪者〈下〉 (創元推理文庫)より
4488211097
No.2
(1pt)

ちぐはぐ

設定は悪くないけど、登場人物の行動がすべてちぐはぐ。
主人公は、ジャーナリストといいながら情におぼれ、貧困のどん底にあえぐ、モデル並みの容姿の持ち主の重要登場人物はなぜかプロ並みの射撃の腕前。そんな貧乏なに射撃場行くお金あるんだ…。サイコパスの連続殺人も?他にも多数突っ込み所満載です。
最後、超消化不良なかんじ。ほんと設定はおもしろいだけに残念。時間の無駄だったわー
失踪者〈上〉 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 失踪者〈上〉 (創元推理文庫)より
4488211089
No.1
(2pt)

ミステリではないから

評価が高くて期待していたが、ただのダメ人間たちの物語にすぎない。つまり、普通の人の言い訳がましいダメなところがいろいろと積み重なって事件のようになっていくお話。そこに共感できればいいのだろうが、ダメですが何か?みたいなスタンスだとやっぱり読んで気持ちのいいものではない。失踪した人がどうなったか知りたくて読んでしまうのだが、ほんと読まなくてもよかったわこれ、という感想しか残らない。上質のミステリを期待している方々にはお金の無駄。
失踪者〈上〉 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 失踪者〈上〉 (創元推理文庫)より
4488211089