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(短編集)
人質カノン
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人質カノンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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宮部作品は好きですが、長編が読み応えがあっていいです。 短編集のこの作品は中途半端でいまいちでした。 お勧めしません。 | ||||
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まだ著者がプロの作家になってまもない頃に書かれたものだからなのか、一つ一つの話が弱い。 これで終わり?というものばかりで、読了後の消化不良感は否めない。 8月の雪という話だけが少し面白かったくらい。残念。 | ||||
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宮部みゆき作品は長編ばかりを読んでいましたが、短編もなかなかの面白さが凝縮されていました。どれも現実にはおこりえないが話に吸い込まれていく。女性っぽいストーリーではないところがまた良い。 | ||||
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商品説明に、ミステリー七編とありますが、 ミステリーっぽいのは最初の一つ目だけで、 あとはヒューマンドラマ寄りですので、 ミステリー成分を期待しすぎると物足りないかもしれません 中身について、ちょっとネタバレしますが、 七編のうち三編は学校のいじめが物語の起因になっているので(しかもその三編は連続している) ワンパターンに感じてしまいます また、短編だからあんまり取材はしていないのか、 リアリティーの追及が甘かったり、物語のちょっとした粗が気になりました 例えば、夜の学校に侵入する話がありますが、 2、30年くらい前から、学校は鍵が開けば警備会社に自動で通報が行くシステムを導入してるはずなので、 侵入したら警備会社の警備員が駆けつけるはず・・・とか 重箱の隅をつつくようですが、個人的には世界観に入り込めない要素になってしまいました 読みやすいので、時間潰しには良いと思います | ||||
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想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。 | ||||
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宮部みゆきの本領が発揮されるのは、長編だ。 短編集が下手というわけでもないが、長編の方がより引き込まれ、感情移入して読んでしまうからだ。 短編集では感情移入する前に終わってしまうのだが、それはそれで、別の楽しみがある。 それは! 宮部みゆきの構成力を堪能することだ。もちろん、この構成力あってこそ、長編小説が書けるのだが、話が複雑で、「すごいことをしている」とは思うが、自分で分析するには、登場人物とエピソードが多すぎて、ややこしい。 『人質カノン』くらいの短編集だと、登場人物とエピソードを頭の中で再構築できる。 すると! なんとまあ、よく練り込まれてあること。素人にも良く理解できる。 そういうわけで、宮部みゆきの技量を理解するには短編小説がうってつけということになるのだ。 ちなみに、この短編集の中でいちばん良いと思うのは、生者の特権。クロスファイヤみたいに、これをもとに長編小説を書いてほしいくらいだ。 | ||||
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様々な事件や事故、あるいは何気なく過ごしている日常の中に潜む「何か」を題材とした作品。 「人質カノン」 コンビに強盗が落としていった「赤ちゃんのおもちゃ」。 たまたま居合わせ人質となってしまった主人公が落し物に興味を持つ。 事件そのものは、ごく有り触れたミステリーともいえない真相。 ですが、他人とのつながりが薄い今の世の中において、僅かな善意を利用され、殺されてしまった青年の悲劇を描いた、と言える作品。 「十年計画」 人を殺す―――。 その目的のために、運転免許を取得したある女性の「過去の」話。 「復讐」というものが生み出すエネルギーの強さと、この「十年計画」を実行する為に人生そのものをかけた女性の、「実行しなかったからこそ得られた今」の対比が、生きていればこそ人生は面白く変わると思わせてくれます。 ラストの、この女性の「今現在」が面白い。 「過去のない手帳」 電車の中で拾った、アドレスが一件しか記入されていない手帳を拾った大学生。 アドレスに書かれた女性が「行方不明」だと偶然知り、女性の事を調べ始めた事でストーリーが展開していく。 自分を変える為の決意を形に表した女性と、自分を変えたくても変えられなかった大学生のひと時の出会いの物語。 他、計7作品を収録した短編集です。 いずれも、非常に身近であり、今の日本社会の「孤立化」の恐怖を孕んで、それでいてちょっと切なくなるようなストーリーです。 1つ1つは短く纏まっていますので、手持ち無沙汰な時にどうぞ。 | ||||
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タイトル作を含む、7編の短編が収められた短編集。 深夜のコンビニ、タクシーの中、夜の学校、通勤列車の中、などなど舞台となっている場所の設定が、現代人の実に身近な場所となっているのがうまい。 ちなみにタイトル作は、深夜のコンビニでコンビニ強盗に遭遇してしまうOLと小学生のお話。 どれもミステリーというよりは普通の小説という雰囲気。 「いじめ」がテーマになっている作品が多いのは、作者の関心の先が大人よりは子供、そして子供と大人の関係、大人になりきれない子供、たちへ向いているからなのだろうか。 「八月の雪」という作品が非常に好きだ。 どんな話なのかは、読んで知ってもらいたい。 | ||||
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全部で7篇収録されているのですが、どれも読みやすく、さらりと読んでしまいました。ただ、思ったことはオチが軽すぎるかな・・・と。読んでいくうちにどんどん引き込まれていくのですが、意外にも最後があっさりしすぎて「あれ、これで終わり?」と拍子抜けしてしまった話がいくつかありました。ミステリーといっても殺人事件などは起こらず、コンビニ強盗や真夜中の学校などが舞台になっています。暇つぶしに読むには丁度いいのではないでしょうか。 | ||||
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あまり短編集というものを読まないからかあっさりとしすぎて若干物足りなさを感じました。人物描写は相変わらず細かくていかにも宮部ワールドといった感じですがかえって人物にこだわりすぎた分、全体的なストーリーをぼんやりとしたものにしてしまっている気がしました。 | ||||
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ミステリ(っぽい話し)7編をおさめた短編集です。これを読んで、宮部みゆきは子供を描くのがホントにうまいなあ、と改めて感じました。7編中5編に、幼児から中学生くらいまでの子供が登場するのですが、これがとてもイキイキとしている。いじめられている子供が多いので、イキイキというのもヘンかもしれませんが・・・。とにかく、いじめられている子供の、そのオドオドした感じと恐怖と苦しみが、いじめている子供の、そのイヤらしさと横柄さが、事故で片足を失った子供の、そのやるせなさと絶望感が、何かに立ち向かっていこうとしている子供の、その不安と希望とが、手に取るように伝わってきます。これが全てではないでしょうが、この「子供」が宮部作品の魅力の一つになっているように思い!!!ます。収録作のなかで私のお気に入りは、子供はでてきませんが何気ない会話と雰囲気が抜群の『十年計画』と、いじめられっ子と自殺志願の女性がいじめっ子の仕掛けた壮大な罠(?)に挑戦する『生者の特権』です。 | ||||
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